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書かれたものには、必ず「書いた目的」があります。
まして『古事記』は、その序文で上記の目的をあきらかにしています。
つまり古事記は、天皇の成り立ちをあきらかにし、国家統治の基本となる「知らす」を具体的に記述することを目的として書かれたということです。
そうであれば、古事記をただの荒唐無稽な作り話や童話としてしか読まないことは、間違ってはいないかもしれないけれど、大人の読み方として不足であるということができます。◆
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『古事記』の序文に、「邦家の経緯、王化の鴻基」という一文があります。
「邦家の経緯」は天皇の成り立ち、「王化の鴻基」は天皇統治の基本です。
「天皇の成り立ち」というのは、神々の創生から始まって、高天原における天照大御神による「知らす」の実現、そして天照大御神のご意思に基づく葦原の中つ国の平定、そしてその後万世一系と続く歴代天皇へと続く我が国の根幹のことをいいます。
「天皇統治の基本」が「知らす」です。
それは神々と直接つながる天皇が国家最高の権威であること、その権威と権力の分離、国家最高権威によって民が「おほみたから」とされる皇臣民という日本社会の基本構造です。
書かれたものには、必ず「書いた目的」があります。
まして『古事記』は、その序文で上記の目的をあきらかにしています。
つまり古事記は、天皇の成り立ちをあきらかにし、国家統治の基本となる「知らす」を具体的に記述することを目的として書かれたということです。
そうであれば、古事記をただの荒唐無稽な作り話や童話としてしか読まないことは、間違ってはいないかもしれないけれど、大人の読み方として不足であるということができます。
日本の文化は、いずれも「子供にもやさしいけれど奥が深い」のです。
お茶を飲むだけなら、離乳を始めたばかりの赤ちゃんにもできますが、茶の道を極めることができるのは、一生をかけても、ごくわずかな人しか深淵に到達できないものです。
華道も同じで、花を活けるだけなら、子供にもできますが、華道を極めるには幾年にも及ぶ血の滲むような努力が必要です。
それをやっても果たして師匠の域に到達できるのは万人にひとりあるかないかです。
剣道も、棒振りだけなら三歳児にもできます。
しかし剣の道を極めることができるのは、幾世代にひとりあるかないかです。
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