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先人たちが目指した日本の姿。それは私達の国が常に「よろこびあふれる楽しい国(=豈国)」であり続けることです。


日本が行ったこと、これからしなければならないこと

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今日は8月の最終日なので、とても大切なことを書きます。
それは「日本が行ったこと、これからしなければならないこと」です。
内容はご一読いただければと思います。
個人的には保存版です。


この笑顔は神々の笑顔なのかもしれない
20160515 この笑顔を見てほしい


【お知らせ】
<東京・倭塾、百人一首塾他>
9月15日(土)18:30 百人一首塾 第29回
9月23日(日)13:30 第54回 倭塾・東京 第54回
東京の倭塾・百人一首塾は10月から会場がタワーホール船堀に変更になります。
10月8日(月)13:30 第55回 倭塾 研修室 1330-160
10月27日(土)18:00 第30回 百人一首塾 407会議室
11月13日(火)18:00 第31回 百人一首塾 307会議室
11月25日(日)18:00 第56回 倭塾 研修室
12月6日(木)18:00 第32回 百人一首塾 301会議室
12月24日(月)13:30 第57回 倭塾 研修室
<関西・倭塾>
8月10日(金)19:00 倭塾・関西 第一回 (IK歴史勉強会 十七条憲法と創生の神々)
9月9日(日)14:00 倭塾・関西 第二回 (IK歴史勉強会 イザナギ・イザナミと古代の朝鮮半島情勢)
10月19日(金)19:00 倭塾・関西 第三回 (IK歴史勉強会 大航海時代と大国主)
11月9日(金)19:00 倭塾・関西 第四回 (IK歴史勉強会 唐の皇帝と日本の天皇)
12月8日(土)14:00 倭塾・関西 第五回 (IK歴史勉強会 稲作の歴史と古墳のお話)
<国内研修>
12月16日(日)~17日(月) 一泊二日 神話を体感する会
11月の倭塾関西の日程が11月11日(日)から、11月9日(金)19時に変更になっていますのでご注意ください。


国家間の戦争は丁半博打(ばくち)ではありません。
国家がその目的とするところを達成するために、あらゆる国力を傾注して行う国際政治問題解決のための最終手段です。
ところが先の大戦について、日米戦争時の日米の工業力等の国力の違いをあげて、
「日本は負けるべくして負けた」
などとしたり顔で言う人がいます。

ところが日米開戦時の太平洋における日米の戦力は以下の通りです。
はっきり言って日本側が完全に有利です。
実際、緒戦の日本は負け知らずの勝利の連続でした。

     日    米
戦艦    10    9
空母    10    3
重巡    18   12
軽巡    12    8
駆逐艦   90   65
潜水艦   65   30
ーーーーーーーーーーーーーーー
小計   205  127

航空機 4800 5500

このようなことを申し上げるとすぐに言われるのが「歴史にIFは禁物」という言葉です。
誰が言い出した言葉か知りませんし興味もありませんが、この言葉は戦後日本に定着した日本人をだめにする最悪の宣伝言葉であったと思っています。
歴史は、ただ年号や事件名を暗記することが目的なのではなくて、歴史の当事者となって「もし〜なら」と考えることで私達は過去の歴史を活かすことができるのです。

「過去はすでに起きた未来、未来はこれから起こる過去」とは手塚治虫の言葉ですが、過去に学ぶことで私達は未来を知ることができるのです。
それは、単に年号の丸暗記や、過去への批判や中傷からは絶対に生まれないことです。
つまり「歴史にIFは禁物」ではなくて、「歴史はIFで学ぶもの」なのです。

さて、話を戻して、日本は大東亜戦争の緒戦で大勝利の連続でした。
また開戦も、それ自体は決して無謀なものではありませんでした。
米国に対してはフィリピン戦で、またたく間に日本が勝利しています。
海軍力にしても、こと太平洋に関しては戦力は日本側が有利でしたし、戦いも日本が有利に進めていました。


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よろこびあふれる楽しいクニ

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イザナキとイザナミによる日本の原点は「よろこびあふれる楽しいクニ(=豈国)」にあります。
それは、豊かで安全で安心できるクニを意味します。
豊かさも安全も安心も、ただ批判したり対立したりしているだけでは、決して手に入れることができないものです。
批判はもういらないのです。
対立ももう結構です。
それよりもどんな災害が来ても困らない強靭な国土を建設し、治安を良くし、みんなが協力しあって、一部の人ではない、誰もが豊かに暮らせる富を生み出していく。
そんな日本の原点に還ることこそ、日本再生の道であると思うのですが、みなさんはいかがでしょうか。


20180508 豈国無歟


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「よろこびあふれる楽しいクニ」のことを古い日本語で「あにくに」といいます。
漢字で書くと「豈国」となります。

「豈」という字は、上の図にある太鼓を象形化した漢字で、この太鼓のことを「楽太鼓」といいます。
古代から太鼓には手持ち式のものから、据え置き型のものまで、大小様々なものがありますが、写真の太鼓は、よろこびのとき、たのしいときに打ち鳴らす太鼓と決まっていて、だから名前が「楽しい太鼓」で「楽太鼓」です。
つまり「豈国(あにくに)」というのは、「よろこびあふれる楽しいクニ」のことを言うわけです。

「クニ」は、漢字では「国」と書きますが、大和言葉では「クニ」で、社会的共同体のことを言います。
ですから大和言葉では、郷里のことをクニといいますし、昔の藩もクニ、日本全体もクニであり、地球全体もクニとして認識されます。
ですから「豈国」は、「よろこびあふれる楽しい共同体」のことを意味します。

そして神道では、私達の住む時空間のすべては、神々の胎内にあると認識されています。
ですから青い空も神、雲も神、山や川も神、動植物もみんな神であり、神の一部です。
ありとあらゆるものが神であり、そのなかには当然ヒトも含まれます。

ひとりひとりがみんな神であるということは、民草と呼ばれる民衆もまた神の一部なのですから、民衆に対して権力を持つ人達は、民をないがしろにしたり、権力のおもむくままに人々から収奪したりすることは、してはいけないことになります。
そしてそのために、権力は常に責任を伴うと考えられてきたのが日本の文化です。


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戦陣訓の根本精神に学ぶ責任感と実行力とは

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生死を賭けた戦いの中にあっては、個人的な勇怯の差も、勉強ができるできないも、まったくもって問題になりません。
大切なことは責任感の有無であり、実行力です。
日本における武とは、「たける」ためのものです。
「たける」は「竹る」であり、竹のようにまっすぐにすることです。
世の中の歪みや、人の歪みをまっすぐにただす。
そのために用いるのが「武」です。
従って日本の武は、単に「俺、強ええ」といたずらに虚勢をはるようなものではありません。
責任をまっとうする精神と実行力を養ない、世の歪みをただすのが日本武道です。
それがわからない者は、単なるスポーツ選手であって、日本的武人ではありません。


20180828 戦陣訓
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昨日、修身教育について「修身教育は価値観を教えるものではない」ということを書かせていただきました。
修身は、価値観を教えるのではなく、価値観の元になる感じることのできる心を養うものであったのです。

逆に価値観そのものを植え込むものの代表が「戦陣訓」です。
「戦陣訓」といえば、「生きて虜囚(りょしゅう)の辱(はずかしめ)を受けず」という一節ばかりがやたらと強調されていますが、そこで思考停止に陥ってしまうのでは、子供と同じです。
そもそも良いか悪いかといった二律相反的な発想しかできないのは、共産主義思想の典型です。

共産主義思想は、すべてのものを二律相反させて対立させ、次々と対立と排除を繰り返すことで、究極的には支配者ただひとりが、すべての権力を手に入れるという、実はきわめてご都合主義的なものにすぎません。
そしてその権力思考者ひとりのために、どれだけ多くの命が失われてきたかを考えれば、いまさら共産主義のドグマに陥ることが、どれだけ馬鹿げているかが知れようというものです。

そうではなくて、戦陣訓でも、そこから良いものは良いものとして謙虚に学ぶ。
そういうところから、互いの成長が生まれ、よろこびのある未来が拓けるのであると思います。

そこで「戦陣訓」そものをご紹介しても良いのですが、そうするとあまりに長くなるので、昭和16年3月に陸軍省が発行した『戦陣訓の根本精神』という小冊子の冒頭の一部をご紹介してみたいと思います。(原文は、下に示します。)

この小冊子は、阿南陸軍次官、田中兵務局長兩閣下、馬淵報道部長殿、陸軍報道部員中島少佐、陸軍教育総監部本部長今村中將、同部員浦邊少佐などが監修し、日華事変の前線から帰還した岡村、桑木、谷、末松、藤田、荻洲各中将、並びに航空本部西原少佐、井上哲次郎博士、菊池寛氏等によって編集された、当時としてはたいへんに権威のある小冊子です。


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修身教育とはどのようなものであったのか

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どうしてそうなるのか、なぜそうなるのか、その結果何が起きたのか、自分がその当事者ならどのように決断し行動するか、その場合どのような結果になるのか。
そうしたことを系統だてて学ぶことは、夢中になるほど楽しいものです。
しかも生徒たちは、互いの感動をクラスメイトとシェアし合うことができる。
そしてその感動する心そのものを育成することで、生徒それぞれが持つであろう価値観の源を提供したのが修身教育であったのです。


20180828 戦前の学制
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修身教育や道徳教育をするというと、よく反論として挙げられるのが、
「価値観の押しつけはよくない」
という言葉です。
本当でしょうか。
修身や道徳は価値観を「押し付ける」ものなのでしょうか。
そもそも「押し付ける価値観」とはどのようなもののことを指して言っているのでしょうか。

先に結論を申し上げると、戦前戦中までの修身教育は、生徒たちに価値観の元になる感動を教えるものでした。
つまり修身は「価値観を押し付ける」ものではなくて、「生徒ひとりひとりが自分なりの価値観を形成するための元になる感動を提供し、生徒たちがその感動をわかちあう」ものであったのです。

そもそも何に価値を求めるかは、人によって違います。
早い話、ゴルフ大好きな人もいれば、釣りが好きな人もいる。
碁や将棋が好きな人もいるし、読書が好きな人、料理が好きな人、お酒が好きな人、タバコが好きな人もいます。
まさに人それぞれです。

そして同じゴルフ好きでも、ドライバーで遠くに打つことが無上の喜びの人もいれば、パターで決めることに喜びを見出す人もいる。
なによりスコアが気になる人もいれば、広い芝でゲームをした後の風呂と一杯のビールが大好きな人もいる。
みんな少しずつ違うのです。
好きだというのは、そこに価値を見出しているということです。
どこが好きかは、千差万別。
つまり価値観は千差万別なのです。


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伊勢に学ぶ日本の形

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伊勢の歌は、権力の座にある男が、自分よりも弱い者を犠牲にして、なんでもかんでも好き放題に手に入れることを完全否定した歌といえます。
なぜなら伊勢は、一介の女官でありながら、時の権力者となった仲平を、堂々と拒否しているからです。
そして伊勢は、祈りの人、つまり神々に奉仕する人として魂を成長させていくのです。


20161210 伊勢4


 難波潟 短き蘆の ふしの間も
 逢はでこの世を 過ぐしてよとや


百人一首19番にある伊勢(いせ)の歌です。
伊勢は、平安前期の女流歌人です。
そして、その後の中期に登場する和泉式部や右近など、日本を代表する女流歌人たちに、ものすごく大きな影響を与えた女性です。

言い方を変えると、伊勢がいたからその後の平安女流歌人たちの興隆があったといっても過言ではありません。
それほどまでに伊勢は、後世に強い影響を与えたし、その意味では平安中期の「女性が輝く時代」をもたらした、第一人者となった女性です。

百人一首に掲載された冒頭のこの歌を現代語訳すると、次のようになります。

 難波潟に茂る葦の
 節と節の間くらいの
 短い時間さえも、
 あなたと逢わないで
 この世を過ごしなさいと
 おっしゃるのですか?


むつかしい表現といえば、「過ぐしてよとや」くらいなのですが、
「過ぐして」は「過ごして」、
「とや」は「〜とおっしゃるのですか?」という問いかけです。
そこまでわかれば歌の現代語訳はすぐにわかると思います。

ところが、この歌の解釈となると、いま販売されている多くの本は、
「わずかな逢瀬も許されない恋への絶望感を読んだ歌」
だと書いています。
伊勢が、
「逢えない恋に、
 絶望している」
というわけです。

そしてさらに、このように解釈を述べておきながら、この歌は、
「『ほんのわずかな間も
  逢えないと言うの?』
 と上目遣いに媚びて
 潤んだ瞳を男に向けた女性の歌」
「平安時代の貴族の女性の色気の歌」
などと書いています。
なんだか、さんざん色目を使いながら恋に敗れて絶望したのだといわんばかりの解説になっているわけです。

基本的に、歌の解釈というのは、人それぞれであって良いと思います。
ただし、解釈の深さは人によって異なります。
子供には子供の、大人には大人の解釈があるのです。


和泉式部から魂の昇華を考える

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『古事記』の大国主神話は、どんな苦労があっても、愛する者のために戦うとき、必ずそこに道が開けると教えてくれます。
しかし和泉式部は、とびきりの美人で才能あふれる女性として生まれ、愛する人に身も心も捧げながら、その愛する人を幾人も失うという悲しみの人生を歩みました。
しかしそうすることによって、彼女は魂を研(と)ぎ、千年経っても色褪せずに私達の胸を打つ歌をのこしました。
そしてその歌が、なぜ私達の心をうつのかといえば、彼女の歌が、ただ肉体の持つ「心の歌」の域を越えて、「魂の歌」にまで昇華しているからではないでしょうか。
だからこそ藤原定家は百人一首の編纂に際して、「あらざらむこの世のほかの思ひ出に」と詠んだ和泉式部の最期の歌をこそ、百人一首に収蔵したのではないでしょうか。


20170420 百人一首塾 和泉式部_th


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百人一首に登場する百人の歌人のなかで「誰か一人好きな歌人は?」と聞かれたら、迷わずいの一番にお答えするのが和泉式部(いずみしきぶ)です。
たぶん、同じ思いを持つ方は多いと思います。
そしておそらく古今の歴史上、最高の歌人といえば、和泉式部を置いて他にないと思います。

和泉式部は平安日記文学の代表『和泉式部日記』でも有名な女性です。
和漢に通じ平安時代を代表する女流文学者である和泉式部が、晩年、自らの死を前にして詠んだ歌が百人一首に収蔵されています。

 あらざらむこの世のほかの思ひ出に
 いまひとたびの 逢ふこともがな

歌の意味は、
「私はもう長くはいきていない(在らざらん)ことでしょう。
 けれどこの世の最後の思い出に、
 今一度あなたに逢いたいです」
というものです。
この時代の「逢ふ」は、男女が関係するという意味がありますから、ここでの「もう一度逢いたい」は、「あの人にもう一度逢いたい、抱かれたい」という意味が込められます。
ストレートにも思える愛情表現です。

それだけなら、「ああ、そういう思いもあるのだなあ」という程度の話にしかならないかもしれません。
なかには「だから和泉式部はエッチな女性だったのだ」などと、下品な論評をしている先生もいます。
和歌に少しでも興味を持ってもらおうという気持ちからだとお察ししますが、そこまで品を落とさなくても、和泉式部は、ちゃんと解説したら、誰もが感動する歌です。

この歌で和泉式部は「あなたに逢いたい、抱かれたい」と歌っているわけですが、ところがこの歌を詠んだときの和泉式部は出家して尼さんになっていたのです。
尼さんというのは、色恋を含めて俗世のすべてを捨てて御仏に仕える人です。
そしてこの歌を詠んだとき、和泉式部は、すでに余命幾ばくもなく、相手の男性は、もしかすると既にお亡くなりになっている男性なのです。


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赤染衛門(あかぞめえもん)と藤原道隆の成長

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この歌は、単に友人の代作をしたというだけにとどまらず、身分を越えて男女が対等な人であり、ひとりの女性の小さな思いやりの歌が、ひとりの男をたくましく成長させ、その男の未来を開いた歌です。
相手を受け入れるばかりが思いやりや、やさしさではありません。
相手をおもいやればこそ、断固として拒否することもまた、深いおもいやりであるということを、この歌は我々に教えてくれています。


20180824 朝顔
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 やすらはで
 寝なましものを
 さ夜更けて
 かたぶくまでの
 月を見しかな


小倉百人一首五十九番にある赤染衛門(あかぞめえもん)の歌です。
歌を現代語訳しますと、
「あなたが来ないとわかっていたら
 さっさとやすらいで
 寝てしいましたものを、
 夜が更けて、
 西に傾く月を見てしまいましたわ」
といった意味になります。
どの本をご覧頂いても良いのですが、同じような現代語訳が書かれていて、だからこの歌はわかりやすいとされています。

この歌には、後拾遺集に詞書(ことばがき)があり、そこに次のように書いてあります。
「中関白少将に侍りける時、
 はらからなる人に
 物言ひわたり侍りけり。
 頼めてまうで来ざりけるつとめて、
 女に代りてよめる」です。

「女に代りてよめる」ですから、赤染衛門は、誰か、他の女性に代わってこの歌を書いているわけです。
現代語に訳すと、
「後に中関白にまで
 出世することになる
 藤原道隆さまが
 まだ少将だった時代に、
 自分の『はらから』
 つまり姉妹同然の女友達のところに
 来るといって来なかったので、
 その女性に代わって
 詠んであげた歌です」
となります。


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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
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