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先人たちが目指した日本の姿。それは私達の国が常に「よろこびあふれる楽しい国(=豈国)」であり続けることです。


鎌倉幕府の崩壊と児嶋高徳

20191123 万葉集表紙1200
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日本は、建国以来の危機にあると言われています。
その日本を守り救うのは、我が国の歴史伝統文化の中に根付いてきた本来の日本の形を常識化することにあります。
ただ外国批判や、国内の一部政治勢力批判だけでは、決して国は変わらない。
古いものと新しいものを融合し、よりよい日本を築いていくこと。
そのために必要なことは、正しい知見であろうと思います。


20200114 児嶋高徳
画像出所=https://ameblo.jp/horikinu/entry-12361375681.html
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


戦前までは学校の教科書で紹介され、大楠公と並び称される忠臣として誰もが知る日本の常識でありながら、戦後はまったく存在自体をかき消されてしまった人に、児島高徳(こじまこうとく)がいます。
児島高徳は、鎌倉時代後期にあたる、正和元(1312)年、備前の国(いまの岡山県東南部)の児島郡の人です。

元弘二(1332)年、鎌倉幕府は、すでに財政が破綻状態に至っていました。

幕府というのは、いまでいうなら行政府の中心のようなものですが、行政が財政破綻に陥(おちい)ると、公共事業が全面的にストップします。

いまなら、上下水道のメンテナンスが行われなくなり、上水道の貯水タンクは掃除されなくなって、水が汚れ、汚れた水の検査も行われず、下水も排水処理が行われませんから、下水道がヘドロでふさがり、道路は補修されませんからデコボコ道となり、道路の白線もすり切れて消えたまま放置されます。公営の病院も廃館となり、入院患者は放置されます。論功行賞も行われず、もちろん公務員の給料も払われません。公的サービスが停止しますから、年金や恩給も支払われず、公共工事も全面ストップ。警察も行政のうちですから、警察機能も停止します。
また、災害発生時の消防活動も停止、被災地への食料支援や、災害の復興工事も全面的に停止します。
いま日本のすぐお隣に、まさに財政破綻寸前の国がありますが、自業自得とはいえ、それはおそろしい事態です。

鎌倉幕府は、相続制度が源氏の制度そのもので、財産は子たちに均等配分するという仕組みでした。
当時の財産は「田んぼ」でしたから、田んぼを等しく分けるという意味で、これを「田分け」といいます。
「このたわけ者めがっ!」の「たわけ」です。

相続の均等配分制度は、いまの日本の民法の相続制度とほぼ同じものですが、この制度のもとでは、いかなる大金持ちであったとしても、7代経過すると、誰もが貧乏になります。
鎌倉時代でいえば、広大な田んぼを分割相続を繰り返せば、最後には相続した田んぼでは、飯を食べていくことができない耕地面積になってしまう。

財政破綻にひんした鎌倉幕府は、そこで何度か徳政令(とくせいれい)を強行し、御家人達の借金をゼロにします。
しかしこれは今風に言うなら、御家人たちを強制的に全員自己破産させるようなものですから、御家人は社会的信用を失い、いっときは借金から免れても、次にはもっと生活が苦しくなります。



20191006 ねずラジ
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小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

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