いつもたくさんのコメントをいただき、ありがとうございます。
ほんとうに皆様のコメントが、とっても嬉しく、かつありがたく拝読させていただいています。
議論というものは、すくなくともこのブログのコメント欄が、国政や地方自治、あるいは組織内の意思決定の場でなく、自由な意見交換の場であるという趣旨からすると、互いに互譲の精神を持ち、相手を尊敬する姿勢、ならびに互いに学びあうという姿勢が肝要であると存じます。
私は、相手に対する尊敬の念を持たず、互譲の精神も、相手から学ぼうとする姿勢も持ち合わせない議論は、単なる空論でしかなく、簡単に言ってしまえば、単なる揶揄、いいがかりに他ならないものであると断じます。
ましてや、自分で質問を発したものについて、それぞれお忙しい皆様が、時間を割いて丁寧にご回答くださった者に対し、見下したような論調で応対するならば、それは他のコメントされる皆様、あるいは、それをお読みになる皆様にとって、非常に不愉快極まりないものとなります。
従いまして、謙譲・互譲・感謝、そして学ぶという姿勢のない連続投稿、粘着投稿に類する投稿をされた方については、以後のコメント書き込みを、管理人である私の判断で投稿の禁止措置をとらせていただきますので、あしからずご了承ください。
「縄文人ゲノム解読 私たちのルーツは」(時論公論)
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/254405.html
縄文人の核ゲノムから歴史を読み解く神澤秀明(国立科学博物館)
http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/087/research/1.html
福島県の三貫地貝塚の人骨調査をはじめ、その後も各地の縄文人の遺伝情報が調べられています。
その結果は、縄文人のルーツは多様かつ複雑で、個体差があるものの、いずれにせよ、中国・韓国・ベトナム・モンゴル・ヤクート・ウイグル等々の「大陸集団」とは遺伝的に大きな距離があるというものです。
また、縄文人は彫りの深い独特の風貌をしてはいますが、ヨーロッパ人ほど彫りが深いわけでもなく、別にネアンデルタール人やデニソワ人とがっつり混血しているわけでもありません。
(アフリカ以外の人々は、僅かではありますが、ネアンデルタール人の遺伝的影響を受けていると言われています。)
私もそうですが、専門家以外の人々にとって遺伝子の研究は極めて専門的で分かり難いので、「妄想」が蔓延し易いとは言えます。
それから、「弥生人は目が糸のように細く小さい」というステレオタイプですが、あれも「妄想」なんじゃないかと思っています。
実際に弥生人の頭蓋骨を見てみると、「眼窩」という眼球の入る穴がかなり大きく、中には、顔からはみ出さんばかりのものもあります。
浅田真央さんや、坂東玉三郎さんや、高橋一生さんも「細長くのっぺりした」弥生顔ですが、別に目は小さくありません。
細長い目ではあるけれども、若干垂れ気味で、サイズは大きめです。
顔の扁平度と目の大きさは必ずしも関係が無いというのは、誰もが知る所です。