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自分を捨てて日進月歩

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日々是新(ひびこれあらた)に。
毎日が研鑽の積み重ねです。
そして、それはとっても面白くて楽しいことです。


20190129 神話
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


日進月歩のことを、別な言葉で「日々是新(ひびこれあらた)」と言います。
Chinaの『三国志演義』には、
「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」
という言葉があり、これはいまではすっかり日本語の慣用句になっていますが、もともとは、
「士別れて三日、即ち更に刮目して相待すべし」
という記述から生まれている慣用句のようです。

要するに、日々成長だということです。
ですから自信をもって世に出した自説であっても、それを世に出した時点で、そこが新たな出発点になります。
そこから出発して、さらに奥深くに研究を重ねていくのです。
すると、もっと深い事実がわかったりします。
そうなれば、過去の自説は、捨てざるを得ない。

はじめから全部わかっている人などいないのです。
みんな誰もが、わからないことを、いま、一生懸命知ろうとし、すこしでも成長しようとしています。
およそ学問に、これで完成、などというものはないのです。

クルマのデザインと同じです。
昔、ハコスカと呼ばれたクルマがありました。
当時はもう、ため息が出るほどかっこいいと思ったものです。
けれどいま見れば、やはりかなりデザインが古い。

おそらくいま、これが完成形だろう、これ以上かっこいいクルマなんて、きっと出ないに違いないと信じているクルマでも、あと30年もしたら、もう古臭いデザインのクルマでしかなくなっているかもしれません。

学問も同じです。


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とりわけ日本文化に関わる学問は、学べば学ぶほど、どんどん深い底があらわれてきます。
金田一君の「ナゾはすべて解けた!」なんてないのです。
すべて解けたと思ったところが新たな出発点となって、そこからさらに深掘りができる。
これが日本文化の底知れない魅力です。

日本文化は、間口が広くて奥行きが深いのです。
お茶を飲むだけなら、離乳のはじまった赤ちゃんにだってできます。
けれど茶道を極めようとすれば、一生かかっても追いつかない。
剣術などの武道に至っては、剣聖の域に達することができるのは、何百年にひとり、あるかないかです。

このことは、古典文学になると、さらに一層はげしいものとなります。
とにかく奥行きが深い。

それもそのはずです。
人類が猿と違って言語を発達させてきたのは、集団の規模が大きくなったからなのだそうです。
だいたい50頭未満の集団だと、「ウッキー」とか「キーキー」で意思疎通ができてしまうのです。
ところが百人くらいの集団になると、集団を維持するために男たちが何日も狩りに出かけるようになります。
そのと村に残された女性たちにとって、一番のきがかりが旦那の浮気なのだそうで、そのために井戸端会議の情報交換が進み、結果、複雑な情報交換のための言語が生まれたのだそうです。
おかげで現代社会にあっても、女性の方が言語能力に長けていて、口喧嘩で男性は、まず女性に勝つことができません。

さらに集団の規模が150人を越えるようになると、どうして自分たちが集団をなしているかというアイデンティティの共有が必要になるのだそうです。
これがつまり、神話のはじまりです。

集団の規模がこのレベルに達すると、集団の内部で職業的分業が行われるようになる・・・ニワトリが先が卵が先かみたいな議論ですが、逆の言い方をすると、職業的分業を行うためには、食料を得る人、食事を作る人、食料を得るための道具を作る人などのような社会的分業を行うためには、集団の規模が150人以上にならないといけないのだそうです。

こうして自然石を利用するだけだった人類が、人の手によって使いやすいように加工した磨製石器を用いるようになります。
つまり、磨製石器の登場と、神話の登場は、ほぼ時期をひとつにするといわれています。

その磨製石器の登場は、西洋ではおよそ8千年前のことであったとされています。
ですから西洋の神話は、だいたい8千年の歴史があるわけです。

ところが日本における磨製石器の登場は、なんと3万年前にさかのぼります。
つまり日本神話は、3万年という途方もない歳月を生き延びてきた、様々な知恵が込められているのです。

言い換えれば、日本神話を研究する、学ぶということは、日本人3万年の歴史の知恵を学ぶことになります。
しかもその多くが、いまや断片になっている。
その断片を、まるで数万ピースのジグソーパズルを作り上げるように、調べ上げ、その知恵を学んでいく。
人の一生なんて、しょせん、7〜80年です。
その短い一生の中で、どこまで神話を深掘りしていくことができるか。

そのように考えれば、一度示した自説にこだわり、それ以外に目をそむけることは、実にもったいないことです。

日々是新(ひびこれあらた)に。

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はじめに
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01-02 古事記と日本書紀の違いとは
第一章
02-01 隠身と別天神
02-02 創生の神々と十七条憲法のただならぬ関係とは
03-01 諸命以と修理固成という重要語
03-02 見立てると成り成りて
03-03 ヒルコをめぐる三つの意味とは
03-04 神議(かむはか)り
03-05 国生みと神生み
03-06 イザナミの神避りと古代の葬祭


動画《大人のための修身入門》
01 修身教育とは
02 誠実
03 孝行
04 礼儀
05 博愛
06 公益
07 よい日本人
08 自立自営
09 我が郷土
10 人の名誉を重んじる
11 勇気
12 進取の気象
13 信義
14 国旗
15 慈善 






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コメント
日々成長
小名木先生、おはようございます。

日々成長…良いことばと意味を教えて下さってありがとうございます。
私は12才の子のママ業をしています。
親業も日々成長です。娘が小さな頃は手が掛かり、こんなので良いのかしら?と感じて私の親からも「たかが子供に…」と言われてしまいました。が!子供ほど可能性と日々成長が潜在してるいきものはいませんねえ。
私は娘のおかげで日々成長しています。

これからは自分の力で成長し続けたいです。
2019/01/31(木) 10:32 | URL | はらさり #JiIFT9tA[ 編集]
読むと元気が出てきます。
松下幸之助さんも書いていました。
↓↓↓
『日々是新たなれば、すなわち日々是好日』
きのうはきのう、きょうはきょう。
きのうの苦労は、今日まで持ち越すことはない。
きのうはきのうで、今日はまた新たな運命が待っている。
毎日が新しい門出である。
年が変われば、心もあらたまる。
年の始めは元日で、1日の始めは朝起きたとき。
年の初めがおめでたいのならば、朝起きた時も同じ。
心があらたまれば、毎日が元日。
あらたまった心には、すべてが新しい。
さあ、みんな元気で、新しい日々を迎えよう。
↑↑↑
松下さんもねずさんも流石です。
今朝は雲が厚く朝陽を拝めませんでしたが、東の空に向かって合掌です。
日々是新!
今日も一日ご安全に。
2019/01/31(木) 10:15 | URL | takechiyo1949 #VCU7f5e.[ 編集]
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
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『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』

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