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先人たちが目指した日本の姿。それは私達の国が常に「よろこびあふれる楽しい国(=豈国)」であり続けることです。


正気を取り戻す

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日本人が日本的文化を取り戻すためには、日本人があらためて「天皇の知らす国」であることを自覚し、個人の自由気ままよりも、集団性を重んじる社会体制を築いていかなければならないのではないかと思うのです。これこそが「日本に正気を取り戻す」ということなのではないかと思います。


20190714 ペルー訪問の眞子内親王殿下
20190714 ペルー訪問の眞子さま
画像出所=https://www.sankei.com/life/news/190711/lif1907110055-n1.html
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


世の中に正しいことを打ち立てよう、正しいことをしようと思うなら、自ら正しくなければならない。
これは、ひとむかし前までの日本人なら、誰もが持っていたあたりまえの心得であり常識です。
仮に何かの大事業をなした人であっても、
「あの人は今の地位を築くために、それまでさんざん悪事を重ねてきたのだ」
と後世の人に言われてしまっては、恥の上塗りです。

勝てば官軍という言葉も明治にはいってからの造語です。
こと道徳面においては、明治新政府は徳川幕府の足元にも及ばない。
だからそのように新聞に書き立てられたわけです。
それは恥というものです。

こうした文化は、シラス統治と集団主義によって形成されたものです。
個人主義のもとで形成されることはありません。

シラス統治というのは、天皇という権力者よりも上位にある国家最高権威によって、国民が「おほみたから」とされる統治のことをいいます。
その「おほみたから」を預かる人たちは、常に人々の模範となることが求められます。
つまり集団を保持するためには、集団の長、とりわけ人々の上に立つ人々は、それぞれがまっすぐに正道を歩むものでなければならないとされたのです。

シラス統治がなければ、権力者は社会の頂点ですから、何をやっても許されるという考え方になります。
大統領府がむしろ積極的に裏工作を行うなんていうことさえも、現実化するわけです。
要するに勝てば官軍です。
どんなに悪事を重ねようが、勝てば良いということになる。



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20190317 MARTH



要するに、シラス統治という、世界的に見るときわめて特殊な統治が日本にあり、その日本社会が農本主義の集団であったことが、正しく生きる、正しいことをつらぬくという日本的思想を生んだのです。
このことは逆に言うと、シラス統治と集団主義のないところでは、「正しく生きる、正しいことをつらぬく」という思想は育たないということを意味します。

たとえば個人主義のもとでは、どんなに悪事を働こうが、勝てば官軍です。
その瞬間にいい思いをした者が勝ち組であり、上であると考えられます。
日本でも商家ではこの気風が強く、商売をしていれば儲けた者が勝ちです。
損をして店が潰れれば身代を失うのです。
それは仕方がないことといえます。

昔は「箱根の山には魔物が住む」と言われたものです。
これは箱根以西の文化が関東には入れないことを指して言った言葉で、利潤のためには少々のえげつない手口もやむを得ないとする商業文化が、関東ではたとえ商業であっても、正道が重視される。
ですから建前よりも実利を重んじる関西文化は関東では通用しないことを言った言葉です。

もっとも近年では、関東も関西もなくて、要するに儲けた者勝ち、正義よりも実利という考え方が主流になりつつありますし、そうした思想と個人主義は親和性が高いものであることから、個人主義=実利主義といった組み合わせになってきているわけです。

ところがシラス統治下の集団主義のもとでは、どんなに個人に利益があったとしても、どんなに実利があったとしても、どこまでも正道をつらぬくものでなければ、それは悪とされ、悪であれば、世間の信頼を失うとされます。

実は戦後、日本人の持つこの常識が、日本人のような顔をして日本語を話す日本人でない人たちによって悪用され、正しいことをしようとする人が、「じつはあの人は○○で・・・」などという陰口によって破壊されるということが頻繁に起こりました。
結果、日本的文化性をまったく持たず、恥ずかしいほどに個人の実利を追う日本人のような顔をして日本語を話す日本人でない人たちによって、まともな会社が乗っ取られたり、メディアの放送が歪められたりしてきました。

いま、さかんに道徳や修身教育を取り戻すことが言われていますが、道徳にしても修身にしても、もちろんそれらを教育に採り入れることには賛成ですけれど、日本的文化性をまったく持たず、恥ずかしいほどに個人の実利を追う日本人のような顔をして日本語を話す日本人でない人たちにとっては、そうした道徳性や責任性こそが、彼らの利益のために利用されるものとなってしまうということもまた事実であるように思います。

要するに、日本人が日本的文化を取り戻すためには、日本人があらためて「天皇の知らす国」であることを自覚し、個人の自由気ままよりも、集団性を重んじる社会体制を築いていかなければならないのではないかと思うのです。
これこそが「日本に正気を取り戻す」ということなのではないかと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。


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コメント
日本人のような顔で日本人でない人々、これが最近のことでなく、何千年も前からいたのだなと愕然としています。
ねずさんは日本には古くから固有の言語があったと仰っていた。その一つである豊国文字で書かれたうえつふみと言われる文章をご存知でしょうか。
私は、今もはや、古事記でさえ、日本人のような顔で日本人でないものの作り上げたものではないかと思っています。
記紀で言われる神武天皇による東征が、ニニギによる国譲りが、どうしても腑に落ちなかった。
それってどう言い飾っても侵略で強奪でないかとずっと思っていたのです。
そのもやもやとしたものを晴らしてくれたのが、うえつふみを研究、勉強する方のサイトに載っていた現代語訳とその考察でした。
神武天皇は、真正の国の英雄で、熊野古道(神武東征のルートと同じ)における熊野信仰とは古代、外国勢(新羅)と結託したながすねひこから命がけで日本を守った英霊である皇族たちを祀るものである、というのがその内容です。
(そういえば、熊野古道には王子と名のつく塚が多く、後世の僧が弔いのために作ったのだとか)
うえつふみの神代の巻は記紀と同様のようです。記紀はいろんな古い文書を参考に書かれてるのですから当然といえば当然なのでしょう。
私はねずさんにもうえつふみを読んでもらって、ねずさんの洞察力、明察力でもって、また、記紀との違いなどを鮮やかに知ら示して欲しい、そう勝手に熱望しています笑
最後に、
うえつふみには、「おおみたからである青人草を撫でるように可愛がれ」というセリフがでてきます。高天原の神々が、日本国内の人民の為に出かけようとするニニギに言った言葉です。
本当に、おおみたからと言ってたんだなあとしみじみ嬉しいです笑
ねずさんの言ってたことは本当だった。
うえつふみは、偽書とされてますが、このような理路整然とした、また愛と真心と礼儀にあふれた文書がニセのデタラメであるはずがないと思っています。
撫でるように可愛がれとのもったいないお言葉、日本に生まれて本当に良かったです。

2019/07/18(木) 13:55 | URL | しみず #-[ 編集]
呼称
いつも楽しく拝読させていただいております。
ところで皇室の皆様への呼称はねずさんも「さま」なのでしょうか。
眞子内親王殿下が正しい呼称だと思いますが、どこもかしこも「さま」なので興味を持っている私でさえ正しい呼称がわからなくなっています。
ねずさんには正しい呼称を使っていただきたいと思いますが、やはり親しみを込めた(?)「さま」を使う事を推奨されるのでしょうか?
2019/07/18(木) 07:04 | URL | じょあ #-[ 編集]
No title
 天皇のシラス国、

 国体、

 ゆえに、

 国家は常に絶対精神の発現である。
 
 ゆえに、、、

 という論法には、ムリがあります。

 先生のいうことにはおおむね賛同しますが。

 個人主義=自己中、すなはち、利己主義である、

 集団主義的思考が、個々の事例にまで、絶対精神を、
 体現し具現化したものである、とは
 現実、言えません。

 個々の主体性を云々というのは、
 まさに、この点にあります。
  (ちゅせ思想の廻しものではありません、念のため)

 少々、定義づけ、言葉にこだわりすぎたものと理解します。

 *
 日々、拝見しています。        拝。
2019/07/17(水) 12:44 | URL | 愛読者 #-[ 編集]
No title
おっしゃる通りです。WGIPで一番の洗脳は「日本人が日本人としての当たり前に持っていた心」を無くしたことではないでしょうか?
今大騒ぎのお隣のあの国からの移民によって、あらゆる業界がおかしな価値観に汚染されてしまいました。
天候の不順も偶然とは思えません。このまま汚染が留まらないのであれば、日本の神々は、日本列島を災害によって、リセットしようとするのではないか、とすら思います。
2019/07/17(水) 10:06 | URL | miku #CyfpA5gE[ 編集]
注意されても返しは悪口三昧
勤め人は辞めましたが、偶には電車にも乗ります。
公共の場所…駅や車内や街中での「公序良俗」は、少しずつでも良くなっていますかね。
いくら言われても歩きスマホは止めませんし、減りましたがエスカレーターを昇る方々も大勢います。
構内放送?優先席?専用車?
こんなの、運行会社の偽善としか思えません。
身の安全は自分で気を付けてるかも知れませんが、人様への迷惑?設備が壊れる?知ったこっちゃ無い。
注意されても返しは悪口三昧。
出会す場面はこんなばかり。
街に出るのも嫌になります。

…個人の自由気ままより集団性を重んじる社会体制を築く…

ねずさんの仰る通りですし、今までもそのようにしてきたと思います。
でも道は遥かに遠い?
でも何処に行かねば?
誰も少々お疲れの様子です。
2019/07/17(水) 09:11 | URL | takechiyo1949 #-[ 編集]
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
最新刊
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』

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