アクセスランキング

先人たちが目指した日本の姿。それは私達の国が常に「よろこびあふれる楽しい国(=豈国)」であり続けることです。


神功皇后とその御功績

新作動画『ポーランドへの架け橋』

◆ニュース◆ 百人一首の本がオンデマンド版で購入できるようになりました。


◆◆◆音声配信の「ねずラジ」は《いまだけの特典》があります。神谷さんと収録した『目からウロコの古事記の世界』の特別編(非公開)を5話分セットでプレゼント。10月末までにお申し込みいただいた皆さんに《全員プレゼント》です。是非スタートキャンペーン期間に視聴してみてください。◆◆◆
↓↓↓↓

https://www.ishikikaikaku.jp/nezuraji/

20191006 ねずラジ
ご登録は↑のバナーをクリック↑



人気ブログランキング
応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

戦後はまったく教えられることがなくなった神功皇后の御功績。
そこには日本の武を学ぶとても重要な要素がありました。


20191023 神功皇后
画像出所=https://nihon-omokage.com/?p=6583
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


第14代仲哀天皇は、ヤマトタケルの子です。
和名は古事記では「帯中日子天皇(たらしなかつひこのすめらみこと)」、日本書紀ですと読みは同じで「足仲彦天皇」です。
仲哀天皇の皇后が神功皇后(じんぐうこうごう)です。
その神功皇后について、戦前の尋常小学読本でご一緒に学んでみたいと思います。
原文は漢字とカタカナによる文語体ですので、いつものようにねず式で現代語訳します。

****
尋常小学読本(国定読本第1期)
第18 神功皇后


神武天皇よりすこしあとの仲哀天皇の時代、わが国のうちの西の方に悪者どもがいて、たいそう我がままをしていました。
天皇はその皇后の神功皇后と申す御方と、それを攻めにおいでになりました。

ところが戦いのさなかに、敵の矢を受けておかくれになりました。
神功皇后は、
「この悪者どもが
 わがままをしておるのは
 外国の者が扶(たす)けているからだ。
 だからその外国を攻めたら
 この悪者どもは
 わがままをやめるであろう」
とお思いになりました。



『ねずさんのひとりごとメールマガジン』
登録会員募集中 ¥864(税込)/月  初月無料!

20190317 MARTH



そこで神功皇后は、男装して海を渡り、その外国を攻めにおいでになりました。

すると向かう国では、たいそう畏(おそ)れて、戦(いくさ)もせずに、降参してしまいました。
そして毎年、宝物をさしあげますと約束しました。
皇后は、それを許して、お帰りになりました。

それから西の方の悪者どもは、わがままをしないようになりました。
またわが国の強いことが、前よりもよく外国に知れるようになりました。


****

文中の「西の方の悪者ども」というのは、仲哀天皇による熊襲征伐のことで、仲哀天皇8年、おそらく西暦200年頃の出来事であるとされています。
そしてこの仲哀天皇の熊襲征伐によって、大和朝廷の全国制覇が完了したともいわれています。

仲哀天皇が崩御されたとき、神功皇后のお腹には赤ちゃんがいました。
その赤ちゃんが、後の応神天皇となられるのは、また後の話。
神功皇后は、妊娠したまま、男装し、筑紫から玄界灘を渡って朝鮮半島に出兵して、新羅を攻めました。
その勢いは「船が山に登らんばかりであった」といいます。

新羅王の波沙寐錦(はさ むきん)は、
「吾聞く、
 東に日本という神国有り。
 また天皇という聖王あり」
と言って戦わずして降参し、朝貢を誓って金・銀・絹を献上しました。
そして王族の微叱己知(みしこち)を人質に差し出します。

実はこのことが、我が国における公式記録にある朝貢と人質の習慣のはじまりです。
朝貢は毎年行われて恭順を誓い、また王子を人質として都に送り、都で王子を育てる。
万一、国王が裏切れば、王子が殺されるので、国王には跡継ぎがいなくなって、国が滅びる、という仕組みです。
この神功皇后のときにはじめられた仕組が、後に、源氏の制度に採り入れられ、そのままこれがモンゴルの元の大帝国による世界の支配の基幹システムになっています。

また、このとき高句麗と百済も、倭国への朝貢を約束しています。
これにより、高句麗、新羅、百済の三国が、倭国の属国となったことから、これを
「神功皇后の三韓征伐」
といいます。

皇后の出征が10月、そして同じ年の12月には皇后は筑紫に凱旋され、そこで応神天皇を出産されています。
出産した場所のことを「生み」から転じて「宇美」といい、これがいまの福岡市宇美町(うみまち)の名の由来です。

また、
1 いざというときに敵の準備が整う前に破竹の勢いで進撃(疾風迅雷)すること、
2 これにより戦わずして勝つこと、
3 目の前の敵ではなく、その背後にある根っこを即時叩くこと、
4 日頃から十分な戦力を養い、強いことを内外に知らしめることによって、戦いそのものをなくすこと、
といった、国家としての重要な武の大原則を建てられたのも、神功皇后の功績です。

そしてなにより重要なことは、この武の発動の功績が、わが国において皇后という女性のパワーによって成し遂げられたということであろうと思います。
基本的に女性の力は、パワーではなく、慈愛に基づくというのが、世界の常識です。
けれどもその「慈愛こそがパワーの最重要要素」であることを、神功皇后は見事に証明しているからです。

ちなみに戦前の小学5年生では、この神功皇后の故事を元に、テストや自習問題として、次の問題が出題されました。

(1) 神功皇后が新羅を討ち給ひし次第を語れ。
 (神功皇后はどうして新羅を討ったのか、その理由を述べよ)
(2) 三韓が皇威に服せしことにつき言へ。
 (三韓はどうして日本の属国となる道を選んだのですか。その理由を述べよ)
(3) 神功皇后の御功績を數(数)へあげよ。
 (神功皇后のご功績は、何だったと思いますか。主なものを3つ挙げよ)

みなさんなら、どのようにお答えになられますか?
お読みいただき、ありがとうございました。


人気ブログランキング
↑ ↑
応援クリックありがとうございます。


講演や動画、記事などで有償で活用される場合は、
メールでお申し出ください。

nezu3344@gmail.com



 https://www.facebook.com/events/1345677085590621/
2019/11/2(土)第42回 百人一首塾 江東区文化センター 第三研修室 18:30〜20:30
 https://www.facebook.com/events/602655457328350/
2019/11/24(日)第66回 倭塾 江東区文化センター 第三研修室 18:30〜20:30
 https://www.facebook.com/events/1200935093439011/
2019/12/14(土)第67回 倭塾 江東区文化センター 第1研修室 18:30〜20:30
 https://www.facebook.com/events/544111256338411/
2019/12/22(日) 第43回 百人一首塾 江東区文化センター 第三研修室 18:30〜20:30
 https://www.facebook.com/events/887694471605173/
2020/2/22(土)第69回 倭塾 富岡八幡宮 婚儀殿二階大広間 13:30~16:30
 https://www.facebook.com/events/2179999205630540/

◆ニュース◆ 百人一首の本がオンデマンド版で購入できるようになりました。




関連記事

コメント
歴史的な思考力
国防の仕方、歴史教育で思考力を養うこと、女系天皇のことなど、重要な論点について考えさせられました。私は祖父が宇佐でなくなり、父が香椎でなくなったので、宇佐神宮や香椎宮にはよくお参りしました。そのため、神功皇后や応神天皇、八幡神には親しみがあります。全国に八幡神をまつる神社は何万もあり、神功皇后は八幡神(応神天皇の生まれ変わり)の母神であるにもかかわらず、教科書で教えられないのはどういうわけでしょう。何の証拠もなく、遺物もなく、神社もなく、神話さえないひみこさんの方はやたら有名で、戦後1000冊を超える本が書かれてきたそうです。歴史の真実が一つ一つねずブロであきらかにされていくのを楽しみにして毎日読んでいます。
2019/10/29(火) 15:10 | URL | Toshiro Akizuki #-[ 編集]
後方を叩く
いつもありがとう御座います。
神功皇后は女性でありながら、
武(国防)の大切な事を御身を持って示されたと想います。武を忘れた国は滅びます。沖縄、北海道を我が物にしようと左翼を扇動しているのは中国です。日本にミサイルを向けている中国、北朝鮮などの国の敵基地先制攻撃を可能にするのが国防の要です。安倍首相もやるやる詐欺と言われないように自衛隊を国防軍にする憲法改正の発議を行って頂きたいと想います。
2019/10/29(火) 07:57 | URL | 大阪市民(ケイシ) #O/Fb.Thg[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
*引用・転載について
ブログ、SNS、ツイッター、動画や印刷物作成など、多数に公開するに際しては、必ず、当ブログからの転載であること、および記事のURLを付してくださいますようお願いします。
ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
最新刊
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』

スポンサードリンク
カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
最新コメント
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

リンク
このブログをリンクに追加する
リンク2
スポンサードリンク
<
カテゴリ
月別アーカイブ
スポンサードリンク
解析
スポンサードリンク
ねずさん(小名木善行)著書
↓最新刊↓


↓好評発売中↓








ねずさんメルマガ
ご購読は↓コチラ↓から
ねずブロメルマガ
ご寄付について
ねずブロはみなさまのご支援で成り立っています。よろしかったらカンパにご協力ください。
【ゆうちょ銀行】
記号番号 00220-4-83820
【他金融機関から】
銀行名 ゆうちょ銀行
支店名 〇二九(店番029)
種目  当座預金
口座番号 0083820
口座名義 小名木善行
【問い合わせ先】
お問い合わせはメールでお願いします。
nezu3344@gmail.com

講演のご依頼について
最低3週間程度の余裕をもって、以下のアドレスからメールでお申し込みください。
テーマは、ご自由に設定いただいて結構です。
講演時間は90分が基準ですが、会場のご都合に合わせます。
E-mail nezu3344@gmail.com

講演テーマ
<ご参考>
古事記に学ぶ経営学
古事記に学ぶ日本の心
百人一首に学ぶ日本の心
女流歌人の素晴らしさ
日本人の誇り
その他ご相談に応じます。
検索フォーム
スポンサードリンク
関連サイト
祝日には国旗掲揚を!
御国旗セット
¥2,190

大型御国旗セット
[ステンレス製3mポール付き]
¥4,800

御国旗伸縮ポールセット【大サイズ】
¥3,000

御国旗セット L
[ マンション設置用 Lタイプ テトロン 国旗 ]

台灣民政府
台湾民政府
サンフランシスコ講和条約で、日本は台湾に関して処分権は連合国に提供しましたが、領土の割譲は行っていません。条約以降、連合国も日本も台湾の処分先を決めていません。つまり台湾はいまも日本であり、台湾にいる1500万人の戦前からいる台湾人は、日本国籍を有する日本人です。私は台湾民政府を支持します。
お薦め書籍1

日中戦争-戦争を望んだ中国 望まなかった日本


江戸の自治制


幻の黄金時代


ドキュメント自衛隊と東日本大震災

スポンサードリンク
コメントをくださる皆様へ
基本的にご意見は尊重し、削除も最低限にとどめますが、コメントは互いに尊敬と互譲の心をもってお願いします。汚い言葉遣いや他の人を揶揄するようなコメント、並びに他人への誹謗中傷にあたるコメントは、削除しますのであしからず。
最新トラックバック
AdSense
コメントをくださる皆様へのお願い
いつもたくさんのコメントをいただき、ありがとうございます。
ほんとうに皆様のコメントが、とっても嬉しく、かつありがたく拝読させていただいています。

議論というものは、すくなくともこのブログのコメント欄が、国政や地方自治、あるいは組織内の意思決定の場でなく、自由な意見交換の場であるという趣旨からすると、互いに互譲の精神を持ち、相手を尊敬する姿勢、ならびに互いに学びあうという姿勢が肝要であると存じます。

私は、相手に対する尊敬の念を持たず、互譲の精神も、相手から学ぼうとする姿勢も持ち合わせない議論は、単なる空論でしかなく、簡単に言ってしまえば、単なる揶揄、いいがかりに他ならないものであると断じます。

ましてや、自分で質問を発したものについて、それぞれお忙しい皆様が、時間を割いて丁寧にご回答くださった者に対し、見下したような論調で応対するならば、それは他のコメントされる皆様、あるいは、それをお読みになる皆様にとって、非常に不愉快極まりないものとなります。

従いまして、謙譲・互譲・感謝、そして学ぶという姿勢のない連続投稿、粘着投稿に類する投稿をされた方については、以後のコメント書き込みを、管理人である私の判断で投稿の禁止措置をとらせていただきますので、あしからずご了承ください。
エディタ・コミュニティ
edita.jp【エディタ】
amazon
通州事件の真実
通州事件を実際に体験された女性の手記です。
クリックするとテキストファイルが開きます。
https://docs.google.com/file/d/0B9Dh1-gISO9CZERHN2oxempSeEk/edit
ねずブロの拡散・転載について
当ブログの日本の心を伝えるための適法かつ前向きな拡散はおおいに歓迎です。 ただし適法な引用でないと、著作権侵害で処罰されることがありますのでご注意ください。
RSSリンクの表示
FC2ブックマーク

PING送信プラス by SEO対策

QRコード
QRコード
スポンサードリンク