アクセスランキング

先人たちが目指した日本の姿。それは私達の国が常に「よろこびあふれる楽しい国(=豈国)」であり続けることです。


我が国の建国の原点とは

◆ニュース◆
第10期日本史検定講座が新規受講者募集中です。
○ねずブロの音声版《ねずラジ》が始まりました。
○百人一首の本がオンデマンド版で発売になりました。



人気ブログランキング
応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

稲作を普及させたのが迩々芸命(ににぎのみこと)。
いざというとき(災害発生時)に、稲作によってまかなわれた備蓄米を、地域を越えて融通し合うことができるようにすることによって、日本中が、独立した村や国の集合体として、相互に助け合う村落や国同士が互いに共生する国家にしたのが神武天皇。
ここに我が国の建国の原点があります。


20191118 斎庭の稲穂の神勅
画像出所=https://ameblo.jp/goodluckadviser-misato/entry-12420980143.html
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


世界を構成した中心的思想や行動は、強者が弱者を支配することでした。
弱者は強者の支配下に入ることによって庇護され、庇護のもとに入らない者は敵として征圧・粛清されることが世界の歴史というより、人類史そのものと言ってよいものであったかと思います。

勝てば官軍どころか、上に立てば下の者に対して何をしても許される。
違法などという言葉は、弱者のためにある言葉であって、勝者や強者は、下の者や敵対する者に対して、いかなる違法行為を働いても罪にならないとされてきたのが歴史です。

ところが日本では、歴史を通じて、強者は常に身を律して、民が豊かに安全に安心して暮らすことができるようにしていくことが大切とされてきたし、それができない、ないしはそういうことを理解しないで、ただの馬鹿な強者として傲慢や慢心、我侭があれば、それがたとえお殿様であったとしても、座敷牢に閉じ込めて改心するまで説教が続けられたという歴史を持ちます。

そのようなことがなぜ行われたかといえば、それは日本が「天皇の知らす国」だからです。



20191006 ねずラジ
《新作続々》ご登録は↑のバナーをクリック↑


『ねずさんのひとりごとメールマガジン』
登録会員募集中 ¥864(税込)/月  初月無料!

日本において天下万民は、すべて天皇の「おほみたから」であり、その天皇に仕える政治家や閣僚、司法官等々は、すべてその「おほみたから」が、豊かに安心して安全に暮らすことができるようにしていくことが仕事と規程されてきたのです。

では天皇のそうした権威が、なぜ生まれたかといえば、まさに民衆を「おほみたから」とする統治の基本が示されたのが、初代天皇の神武天皇であり、その神武天皇によって日本という国が建国されたことに由来します。

神武天皇がご出現になられた時代は、実はたいへんな時代で、天然の災害などのために、それまでの人口(全国26万人)が、突然8万人にまで減ってしまった時代です。

以前、小麦のお話のところで、奇跡の小麦がインドで億単位の餓死者を救ったというお話を書きましたが、神武天皇は、稲作を指導し普及され、さらにそうして生産され備蓄されたお米を、地域を越えて互いに融通し合う制度を開始されることによって、なんと短期間のうちに、人口を67万人にまで増加させています。

稲作そのものは、「斎庭の稲穂の神勅」にあるように、迩々芸命(ににぎのみこと)が天孫降臨の際に、天照大御神から天上界の稲を授かって、地上に降臨されて稲作を普及されたというお話が神語の中にあります。
このことが示していることは、神武天皇以前に、稲作が開発され、ある程度の普及はしていたという事実です。

人は食べなければ生きていくことができません。
逆に言えば、食べることができる環境があれば、それ以上に苦労したくないのが人間です。
狩猟採集生活は、旦那が1日3時間働くだけで、一家全員が養えるし、村の食生活も困らないし、常に新鮮な魚介類を使った料理を楽しむことができるわけです。

塩分やタンパク質は、海からいくらでも採れるし、食物繊維だって海藻から採ることができます。
少し山に入れば、山菜もあるし、木ノ実も採れる。
日本列島全体で、人口26万人ですから、土地の所有権に縛られる必要もなく、寒くなったら暖かな地方へ、暑くなったら北の方へと、船があるのです。
いくらでも移動できるし、移動してもどこからも苦情はこないし、お金もガソリン代もかからない。

そういう暮らしができるのであれば、なるほど稲は長期の常温保管ができるし、いざというときのための備蓄食料として有用だし、それはとってもおいしい食べ物ではあるけれど、これを生活の中心に据えるということは、起こり得ないのです。
このことは、稲がもともと熱帯性植物であり、熱帯地方には自生するけれど、南の島の住民たちがいまでもあまり稲作を用いないことを考えれば、普通に理解できることであろうと思います。

いまの日本も同じです。
このたびの災害発生時に、スーパーから食品が消えるという事態が起こりましたが、では日本人が日頃から災害に備えて、マンションのベランダや、家やマンションの周囲の庭、あるいは駐車場や車庫や、ビルやマンションの屋根の上で、いざというときに備えて簡易農園を営んでいる人がどれだけいるか。

苦労して稲作をしなくても、平時なら飢えることなく、楽に暮らしていけるのなら、誰も苦労などしたくないのです。
けれど、そうは言っても、中には稲作をしている人たちもいた。
そしてそういう人たちの中のひとりが、神武天皇であったわけです。

その神武天皇は、日本中に不幸が相次いで、国内の人口が3分の1に極端に減少したとき、西日本一帯で稲作の指導をし、生き残った人々を救いました。
そして畿内に入ったとき、飢えに苦しむ人達とともに戦い、勝利するのですが、このときに、先の稲作指導によって、十分な備蓄米を持つ瀬戸内沿岸の人々から、畿内にお米を持ち込んでいます。
このことは神武天皇の歌に述べられています。

そして神武天皇は、日本国中の人々が、ひとつ屋根の下に暮らす家族のように、いざというときに互いに食料を融通しあえる国つくりを、国家建国の要諦とされたわけです。
そしてそのことによって、日本の人口は、またたく間に8倍の67万人に増加し、これが日本建国の基礎となりました。

稲作は、8千年も前までさかのぼることができますが、2千年余り前の神武天皇が「初代天皇」とされた理由が、まさにここにあります。
稲作を普及させたのが迩々芸命(ににぎのみこと)であっても、いざというとき(災害発生時)に、稲作によってまかなわれた備蓄米を、地域を越えて融通し合うことができるようにすることによって、日本中が、独立した村や国の集合体として、相互に助け合う村落や国同士が互いに共生する国家となっていったのです。

ここに我が国の建国の原点があります。

世界中、どの国のどの民族にも、村落から国家が形成された「国家の黎明期」があります。
その「国家の黎明期」に、日本はすべての村々が、ひとつ屋根の下で暮らす家族となるという選択をしたのです。
これによって日本は、世界に類例のない、「和」の精神を基礎にした相互信頼国家を建設しました。

世界中、どこの国においても、どの民族においても、力を持つ者が他を支配し、収奪することで自己の権力を増す。
そのために支配地域を広げるということが国家形成の黎明です。
その意味において、日本は建国の段階から、まさに「奇跡の国」となる道を選択しました。
それが神々の御意思であったとするならば、日本には何か特別な使命が課せられているのかもしれません。

お読みいただき、ありがとうございました。


人気ブログランキング
↑ ↑
応援クリックありがとうございます。


講演や動画、記事などで有償で活用される場合は、
メールでお申し出ください。

nezu3344@gmail.com



《塾の日程》
どなたでもご参加いただけます。
2019/11/24(日)第66回 倭塾 江東区文化センター 第三研修室 18:30〜20:30
https://www.facebook.com/events/1200935093439011/
2019/12/14(土)第67回 倭塾 江東区文化センター 第1研修室 18:30〜20:30
https://www.facebook.com/events/544111256338411/
2019/12/22(日) 第43回 百人一首塾 江東区文化センター 第三研修室 18:30〜20:30
https://www.facebook.com/events/887694471605173/
2020/1/5(日)第68回 倭塾 江東区文化センター 第1・2研修室 13:00〜16:30
https://www.facebook.com/events/701032520386379/
2020/1/26(日)第44回 百人一首塾 江東区文化センター 第3研修室 13:30〜16:30
https://www.facebook.com/events/801123523660268/
2020/2/22(土)第69回 倭塾 富岡八幡宮 婚儀殿二階大広間 13:30~16:30
https://www.facebook.com/events/2179999205630540/


◆ニュース◆ 百人一首の本がオンデマンド版で購入できるようになりました。




関連記事

コメント
神道と神教
神棚は伊勢参りに通行許可証もらえて旅行出来た平民の地元有志へのお礼の品の一つ。昔は大変簡素なものだったらしく、日本独特の旅行したら土産物の配布というのはこの頃発生したとか。
そもそも、おかげ参りというのは平民が自由に全国津々浦々旅行できなかった時代を起源としていて、みな伊勢にお参りに行くというより、旅行の意味合いのほうが強かった、と色々な本に記述がある。

それを知らずにお参りをしている現代人は。。
幸せ(って)なんだろうねぇ。

2019/11/20(水) 15:55 | URL | #-[ 編集]
私達の使命
神武天皇の日本建國の詔?
学校で習った?
ねず先生に教わった以外、全く記憶にございません。

米国エール大学のビース博士は仰いました。
『人類は五千年の歴史と、2度の世界大戦の惨禍を経験した結果「一つの世界」を理想とする国連憲章を結んだが、日本の建国者は、二千年も前の建国当初に、世界一家の思想を述べている。これは人類史上注目すべき発言であろう』
絶賛されてますね。

豊葦原之千秋長五百秋之水穂國

我国は、実に希有な国です。
そんな国に生まれた訳です。
人様を悪者にして自分は責任から逃げる?
絶対にしてはなりませんね。
「和と結い」の心で国の形を護り抜く…それが私達日本人の使命だと思っています。
2019/11/20(水) 10:21 | URL | takechiyo1949 #VCU7f5e.[ 編集]
日本史を神名で再編
自然災害や考古学的事実と、日本の神々を結びつけて、1万2千年の日本史を4つの時代に区分してみました。宗谷海峡(水深60メートル)が水面下に没して日本列島4島が生まれたのが1万2千年前ですから、その時からイザナギイザナミ時代が始まったとする。7千年前のアカホヤの大爆発でイザナミが引退、真っ暗になった日本を明るくしたアマテラスの時代が始まる(日本文明草創)。5千年前の新富士火山中期の大爆発に伴い、国内の大規模移住があり、ニニギノミコトが農業を普及させたのがニニギノ時代の始まり。2千5百年前、(たぶん大津波で)人口が減少して飢饉にくるしむ日本を統一し、食料を流通し助け合う国を作ったのが神武天皇で、カムヤマト時代(現代)の始まり。イザナギイザナミ時代、アマテラス時代、ニニギノ時代、カムヤマト時代と4つに日本史を神名を使って区分してはどうでしょうか。縄文弥生というよりも、考古学的であり、かつ日本の国史である記紀を尊重した時代区分になると思うのですが。
2019/11/20(水) 10:16 | URL | Toshiro Akizuki #-[ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
*引用・転載について
ブログ、SNS、ツイッター、動画や印刷物作成など、多数に公開するに際しては、必ず、当ブログからの転載であること、および記事のURLを付してくださいますようお願いします。
ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
最新刊
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』

スポンサードリンク
カレンダー
11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

リンク
このブログをリンクに追加する
リンク2
スポンサードリンク
<
カテゴリ
月別アーカイブ
スポンサードリンク
解析
スポンサードリンク
ねずさん(小名木善行)著書
↓最新刊↓


↓好評発売中↓








ねずさんメルマガ
ご購読は↓コチラ↓から
ねずブロメルマガ
ご寄付について
ねずブロはみなさまのご支援で成り立っています。よろしかったらカンパにご協力ください。
【ゆうちょ銀行】
記号番号 00220-4-83820
【他金融機関から】
銀行名 ゆうちょ銀行
支店名 〇二九(店番029)
種目  当座預金
口座番号 0083820
口座名義 小名木善行
【問い合わせ先】
お問い合わせはメールでお願いします。
nezu3344@gmail.com

講演のご依頼について
最低3週間程度の余裕をもって、以下のアドレスからメールでお申し込みください。
テーマは、ご自由に設定いただいて結構です。
講演時間は90分が基準ですが、会場のご都合に合わせます。
E-mail nezu3344@gmail.com

講演テーマ
<ご参考>
古事記に学ぶ経営学
古事記に学ぶ日本の心
百人一首に学ぶ日本の心
女流歌人の素晴らしさ
日本人の誇り
その他ご相談に応じます。
検索フォーム
スポンサードリンク
関連サイト
祝日には国旗掲揚を!
御国旗セット
¥2,190

大型御国旗セット
[ステンレス製3mポール付き]
¥4,800

御国旗伸縮ポールセット【大サイズ】
¥3,000

御国旗セット L
[ マンション設置用 Lタイプ テトロン 国旗 ]

台灣民政府
台湾民政府
サンフランシスコ講和条約で、日本は台湾に関して処分権は連合国に提供しましたが、領土の割譲は行っていません。条約以降、連合国も日本も台湾の処分先を決めていません。つまり台湾はいまも日本であり、台湾にいる1500万人の戦前からいる台湾人は、日本国籍を有する日本人です。私は台湾民政府を支持します。
お薦め書籍1

日中戦争-戦争を望んだ中国 望まなかった日本


江戸の自治制


幻の黄金時代


ドキュメント自衛隊と東日本大震災

スポンサードリンク
コメントをくださる皆様へ
基本的にご意見は尊重し、削除も最低限にとどめますが、コメントは互いに尊敬と互譲の心をもってお願いします。汚い言葉遣いや他の人を揶揄するようなコメント、並びに他人への誹謗中傷にあたるコメントは、削除しますのであしからず。
最新トラックバック
AdSense
コメントをくださる皆様へのお願い
いつもたくさんのコメントをいただき、ありがとうございます。
ほんとうに皆様のコメントが、とっても嬉しく、かつありがたく拝読させていただいています。

議論というものは、すくなくともこのブログのコメント欄が、国政や地方自治、あるいは組織内の意思決定の場でなく、自由な意見交換の場であるという趣旨からすると、互いに互譲の精神を持ち、相手を尊敬する姿勢、ならびに互いに学びあうという姿勢が肝要であると存じます。

私は、相手に対する尊敬の念を持たず、互譲の精神も、相手から学ぼうとする姿勢も持ち合わせない議論は、単なる空論でしかなく、簡単に言ってしまえば、単なる揶揄、いいがかりに他ならないものであると断じます。

ましてや、自分で質問を発したものについて、それぞれお忙しい皆様が、時間を割いて丁寧にご回答くださった者に対し、見下したような論調で応対するならば、それは他のコメントされる皆様、あるいは、それをお読みになる皆様にとって、非常に不愉快極まりないものとなります。

従いまして、謙譲・互譲・感謝、そして学ぶという姿勢のない連続投稿、粘着投稿に類する投稿をされた方については、以後のコメント書き込みを、管理人である私の判断で投稿の禁止措置をとらせていただきますので、あしからずご了承ください。
エディタ・コミュニティ
edita.jp【エディタ】
amazon
通州事件の真実
通州事件を実際に体験された女性の手記です。
クリックするとテキストファイルが開きます。
https://docs.google.com/file/d/0B9Dh1-gISO9CZERHN2oxempSeEk/edit
ねずブロの拡散・転載について
当ブログの日本の心を伝えるための適法かつ前向きな拡散はおおいに歓迎です。 ただし適法な引用でないと、著作権侵害で処罰されることがありますのでご注意ください。
RSSリンクの表示
FC2ブックマーク

PING送信プラス by SEO対策

QRコード
QRコード
スポンサードリンク