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先人たちが目指した日本の姿。それは私達の国が常に「よろこびあふれる楽しい国(=豈国)」であり続けることです。


万葉集のまえがきの一部を抜粋してご紹介

20191123 万葉集表紙1200
◆ニュース◆

『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』予約受付中。
第10期日本史検定講座が新規受講者募集中です。
○ ねずブロの音声版《ねずラジ》が始まりました。
○ 百人一首の本がオンデマンド版で発売になりました。


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人を動かし、世の中を変える力は「感動」から生まれます。人も世の中も、何かを「感じ」て動くのです。だから「感動」といいます。理屈では、人も世も動かないのです。ですから「感動」という言葉はありますが、理屈で動く「理動」という言葉はありません。
そして万葉集にある和歌の数々は、まさに「感動」があります。素晴らしいです。
そして、その感動の矛先が、これまでの解釈よりもいちだんと進んだのが、今回の新著です。


20191201 万葉集
画像出所=https://www.sankei.com/life/news/190430/lif1904300027-n1.html
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


新著『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』は、発売は12月6日ですが、すでにご予約いただいていて、待ちきれない思いの方も多いと聞きます。
そこで、「まえがき」に書いたことの、ほんの一部ですがご紹介してみようと思います。
実際には、もっと多くのふりかながふられ、活字ももっと読みやすいものですし、行間や文字の位置なども細かく調整されていて、ネットの記事よりもはるかに読みやすいものになっています。

本書は、もとよりの万葉集のコアな研究者の方々であっても、はじめて万葉集に触れる方であっても、どちらにも十分に満足とご納得をいただける本になっています。
また、和歌に興味がないという方であっても、本書はただ単に和歌を解読したり解説したりするだけでなく、歌が詠まれた時代の歴史的背景や、その時代のシンボルとなっていた挿話などをたくさん盛り込んでいます。
ですから本書を「日本文化論」としてお読みいただくことも可能です。
これがまたおもしろい感動的な記述になっています。

以前にも書いたことがありますが、人を動かし、世の中を変える力は「感動」から生まれます。
人も世の中も、何かを「感じ」て動くのです。だから「感動」といいます。
理屈では、人も世も動かないのです。
ですから「感動」という言葉はありますが、理屈で動く「理動」という言葉はありません。
そして万葉集にある和歌の数々は、まさに「感動」があります。素晴らしいです。
そして、その感動の矛先が、これまでの解釈よりもいちだんと進んだのが、今回の新著です。

自分としては、これまでの様々な研究の、集大成となる本です。
言いたいこと、たいせつに思うことのすべてをこの一冊に込めました。
是非、お楽しみいただければと思います。



20191006 ねずラジ
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ちなみにAmazonでご予約いただいた方には、12月5日から出版社の「特設サイト」から、発売記念の特別音声ファイルのプレゼントがあります。
↓コチラ↓がその「特設サイト」です。
http://tokuma-sp.moo.jp/nezu_san_manyoshu/top/
ページを開いていただくとわかりますが、現在はまだ「予告ページ」となっていて、注文番号やメールアドレスなどを記入する欄はありません。
これが12月5日になりますと、このページにAmazonの注文番号を入れる欄ができ、そこに必要事項を入れて申し込むとすぐにプレゼントの音声ファイルが届くようになります。
ですので、本をご注文された皆様には、是非、Amazonから送られてくる注文確認メールの「注文番号」をそれまで大切に取っておいていただければと思います。

 ***
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
《まえがき》の一部


万葉集の成立は奈良時代、759年から780年頃といわれています。
収録された歌は長歌、短歌など様々で、皇族や貴族たちだけでなく、一般の庶民の歌までが実に4500首以上収蔵された現存するわが国最古の和歌集です。

歌は全部漢字で書かれています。
「世の中は」を「余能奈可波」と書くように、漢字をいわゆる万葉仮名として記述した歌もあれば、「神代より」を「神代従」とするように、漢字の持つ意味を大切にしながら記述された歌もあります。
「美味し国ぞ、大和の国は」と詠んだ舒明天皇や、「熟田津に船乗りせむと月待てば」と詠んだ額田王など、なんとなく歌を聞いたことがあるという方は多いことでしょう。
「令和」の元号も万葉集から採られました。

ところが歌の解釈となると、なんだかよくわからない。
たとえば持統天皇の「燃ゆる火も取りて包みて袋には、入ると言はずや面智男雲」という歌があります。
この歌は、夫の天武天皇が崩御されたときの弔(とむら)いの歌なのですが、一般的な歌の意味は
「燃えている炎であっても
 袋に包み入れることが
 できるというではないか。
 それなら人の魂だって
 取り返すことができるはずだ」
というのです。

この時代、袋といえば布か紙です。
燃え盛る炎を紙や布の袋に入れたら袋が燃えてしまいます。
つまりこれは無理な要求です。そんな無理な要求を持統天皇は「できる」と決めつけ、さらに夫の魂を呼び戻して来い!というわけですから、これでは聞いた人は「持統天皇って恐ろしい女帝だなあ」と思うに違いありません。
それにこの歌は短歌ですから、五七五七七で読まなければならないはずなのに、末尾の「面智男雲」が意味不明で読めないから、この歌を「五七五七」で読めというのです。
これでは短歌にさえなりません。

では本当のところはどのような歌なのでしょうか。

歌の原文は「燃火物取而裹而福路庭入澄不言八面智男雲」です。
そこで使われている漢字を一字ごとにちゃんと読み解いていくと、巷間いわれてきたこととまったく別な読みと意味が浮かび上がってきます。
読み解きの詳細は本文でご覧いただければ良いのですが、結論だけ簡単に申し上げますと次のようになります。

 燃火物   もゆるひも
 取而裹而  とりてつつみて
 福路庭   ふくろには
 入澄不言  いれるといはぬ
 八面智男雲 やもちのをくも

 神々に捧げるための炎を宝物をつつむように大切に神殿に置きました。
 貴方の御魂が通るであろう庭先の路にも清らかな水を捧げましょう。
 いまはもう何も申し上げることはありません
 貴方はどの方向から見ても智者であられた
 まるで空に浮かんで地上のすべてを見下ろす男雲のような素晴らしい天皇でした......。

(中略)

なぜこのような本当の意味と昨今の一般の意味とされるものとの間にに乖離が生まれたのかというと、実は原因が江戸時代にまでさかのぼります。
江戸時代は和歌は、万葉集や古今集などの古典和歌を学び、そこにある歌をモチーフにして《これを「本歌取り」といいます》自分の歌を詠むということがならわしでした。

ですから古典和歌を様々に自己流に解釈して自分の歌を詠むということも多々行われていたわけで、その過程で長い歳月の間に、ひとつの歌に様々な解釈が生まれ、その中には客観的に見て、やや「けしからん」解釈のものまで数多く生まれたのです。

しかも明治に入ると古典和歌に縛られないで、もっと自由に和歌を楽しもうという運動が起こり、古典和歌について、古い時代のややつまらない解釈を持ち出しては「この歌はこんなくだらない歌でしかなかったのだ」という意見が大勢を占めるようになり、気がつけば万葉集も「よくわからない歌集」にされてしまったというわけです。

本書は、あらためて万葉集を原文に立ち返って読み直すことで、歌が詠まれた当時の真意を取り戻そうとして書いた本です。
ご紹介する歌の数々も、右の流れで誤解されてきた歌や、万葉の時代のおおらかな気分や時代を象徴するような歌です。

これらの歌は、本当の意味がわかると、私たちの祖先がどのような国を目指したのか、そして日本という国、あるいは日本人の心とはどのようなものなのかを学ぶ、大きなきっかけとなり、また私たちがあらためて日本を知る機会になる歌だと思います。
どの歌も、とても素敵で感動的な歌ばかりです。
ぜひ、お楽しみいただけたらと思います。


 ****

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コメント
無教養な私でも読める
新著のご出版。
誠におめでとうございます。
先日は未公開の原稿の一部を読ませていただき感動しました。

さて、教養って何でしょう?
知識や常識?それを語る事?
そうじゃ無いと思います。
どんなに立派なことを唾を飛ばして語っても、やってることが出鱈目では話になりません。
行動が伴ってこその品格や人格、そして感動だと思います。
万葉集。
まともに通読したことは一度もありません。
ねず先生の講演で、身分は貧しくとも教養に満ち溢れる幾つかの歌に出会いました。
遠い昔…先人の想いと行動に思いっきり心打たれています。
新著を早く読みたい。
楽しみで仕方ありません。
2019/12/01(日) 07:01 | URL | takechiyo1949 #VCU7f5e.[ 編集]
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
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『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』

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