清国軍艦が日本に立ち寄った表向きの理由は、一応は「艦艇修理」です。
けれど実際には、軍事的偵察と日本に対する威圧・恫喝の任務を帯びていたと言われています。
当時、列強は、日本にも支那にも出入りしていましたが、ことある毎に日本を彼らは褒めそやす。それに対して、支那はなってないという。
その日本に対し、支那(清国)が、海軍力で圧倒し、日本をグウの音もでないくらい押さえつければ、いきおい自分たちの地位や立場が向上すると考えたのです。
実に程度の低い話ですが、これを「程度が低い」と思うのは、私たちが日本人であり現代人だからです。
そもそも支那人というのは、古来、人と人との関係、国と国との関係の一切を、上下関係でしか見る事ができません。
支那は古来、皇帝を頂点として、国の一切が政治的な支配と被支配の関係によって構築された国なのです。
すべての意思決定は、何が正しいか、何が真実かなど一切関係なく、「どっちが上か」しかありません。
西洋人が労働を神に与えられた罰だと考え、日本人が勤勉貯蓄を無条件で正しいことと考えるのと同様、支那人にとっては、この「どっちが上か」は、全てに優先する価値観ともいえるものです。
そして支那の場合(これは朝鮮も同じですが)、上に立つ者は、下の者に対していかなる蛮行をしても、殺しても、それは「上の者が持つ当然の権利であり、許容されるべき当然のこと」と考えられます。
ですからそんな支那人にとって、彼らからみた「下の者」である日本が、ことあるごとに西洋人から褒めそやされることは、「我慢ならない不届きなこと」であったわけです。
こうして、やってきた清国艦隊は、明治19年8月13日、500人の支那人水兵を無許可で長崎の街に上陸させました。
長崎には、日本三大遊郭のひとつである丸山遊郭があります。
500人の支那人水兵たちは、その丸山遊廓に殺到しました。
いくら丸山遊郭が大きな盛り場だったとはいっても、いきなり500人のならず者たちがやってくれば混乱します。
そして登楼の順番をめぐる行き違いをきっかけとして、支那人水兵たちは、遊郭の備品を壊したりして、いきなり暴動を起こしはじめたのです。
なにせ500人です。
いまでも支那人の暴動の激しさは有名です。
日本では考えられないような破壊活動をしはじめる。
そして彼らは長崎市内をのし歩き、商店に押し入って金品を強奪し、泥酔して市内で婦女子を追いかけまわし、乱暴狼藉の限りをしはじめたのです。
連絡を受けた派出所の巡査2名が現場に向かいました。
その巡査を、支那人水兵たちが取り囲みました。
暴行に及ぼうとしたのです。
ところが、当時の巡査というのは、武家上がりの武道の達人です。
通常の帯剣もせず、警棒しか持っていませんでしたが、たった2名で支那人たちを蹴散らし、中でも不逞な態度であった2名の水兵をその場で現行犯で逮捕してしまいました。
(残りは逃走しています)
逮捕した水兵2名を、巡査たちは派出所に連行しました。
普通なら、これで一件落着です。
ところがしばらくすると、支那人水兵10名が派出所前にあらわれました。
その中には、先ほど逃げた水兵もいました。
巡査がその者を逮捕しようとしたところ、支那人水兵たちは警察官に日本刀を抜いて襲いかかったのです。
日本刀を事前に長崎市内の骨董品店で購入していたのです。
巡査らは、負傷しながらも応戦しました。
そして水兵たちの刀を取り上げて押さえつけ、武器を取り上げました。
そこに応援の警察官らも到着しました。
そこで巡査らは現行犯逮捕した水兵たちを、長崎県警察部に送りました。
長崎県警察部では、犯人らを取り調べ、清国領事館に引き渡しました。
日本側のここまでの対応は、きわめてまっとうです。
非の打ち所のない処置といえます。
そして翌日には、長崎県知事の日下義雄が清国領事である蔡軒と会談し、
1 清国側は集団での水兵の上陸を禁止する
2 清国水兵の上陸を許すときは監督士官を付き添わせる
という約束を交しました。
これまた、当然過ぎるくらい当然の措置です。
ところが翌15日になると、前日の協定に反して午後1時頃から、支那人水兵約300人が長崎の街に、手に棍棒や刀剣類を持って上陸しだしたのです。
そして交番の前に終結すると、わざと交番に放尿したり、大声や奇声をあげ、交番にいる巡査らに対して、露骨な挑発と嫌がらせをはじめたのです。
巡査らは当然、注意しました。
すると、彼らのうちのひとりが巡査の警棒を奪おうとしました。
巡査はこれを防ごうとし、もみ合いになりました。
いかに巡査が猛者といっても、3対300です。
支那人水兵らは、派出所にいた3人の巡査を袋叩きにしたのです。
3名の巡査は果敢に戦ったけれど、ついにひとりが死亡、ひとりが重体という事態(翌日死亡)に至りました。
たまたまこの様子をみていた人力車の車夫が激昂して、清国水兵に殴りかかりました。
すると、これまた頭数にものを言わせた支那人水兵の一団が加勢しました。
人力車引きの仲間たちも集まってきました。
そして一般市民も加勢しました。
こうして清国水兵たちと、長崎市民との間で、路上の大乱闘が発生しました。
そこに長崎県警本部から応援に駆けつけてきた警察官もまじりました。
ついに乱闘は、斬り合いに発展しました。
結果、支那人側は士官1人が死亡3名が負傷、水兵3名が死亡50人が負傷、日本人側も警部3名負傷、(はじめの)巡査が2名死亡、16名が負傷、一般市民十数名が負傷という事態に到ったのです。
8月20日、天津にいた李鴻章(直隷総督兼北洋通商大臣)は、天津領事の波多野章五郎を呼び出しました。
そして「わが方の死者は5名」と犠牲者を1人水増しした上で、
「我が国の水兵と貴国巡査との間で喧嘩があった」
「武器を持たない我が水兵を殺傷した」と事実に全く反したデタラメを並び立てて、日本の領事を恫喝します。
実際には、死者だけをいうなら、日本側2名、支那が4名です。
しかも手に武器を持って暴れ回ったのは支那人水兵たちであり、しかも300名です。
日本側は市民の加勢があったとはいっても、人数は10分の1です。
けれど、あまりに李鴻章が言い張るものだから、日清両国で事故の調査委員会を発足することになりました。
そして調査の客観性を確保するために、欧米の法律家にも参加してもらって、正確な事態の調査を行いました。
日本と清国の交渉は、何度も行われました。
けれど、客観的証拠に基づく日本や欧米弁護士などの主張に対し、清国側の対応は、とにかく「言い張る」というものでした。
やむなく決着は、政治に委ねられることになりました。
そして明治20(1887)年2月、井上馨外務大臣と徐承祖欽差全権大臣の両名によって、日本側が一方的に悪いとする条約が締結され、さらにその条約の中で、日本の警察官は今後帯刀することを禁ずべしという要求まで突き付けられて、日本側がこれを飲まされています。
なぜそうなるのか。
悔しい事ですが、当時の海軍力は、清国の定遠、鎮遠が、共に排水量7000トン、日本側は排水量4000トン級の巡洋艦浪速(なにわ)、高千穂を擁するのみです。
「道理に合わない無理を言われても、軍事力の前には屈さざるを得ない」
それが、いまも昔も変わらぬ国際社会の冷徹な原則だからです。
実は、昨日ご紹介した廊坊事件にしても、その前にあった盧溝橋事件、あるいは上海事変等にしても、軍事力という面においては、支那の方が圧倒的に強い状態にありました。
なにせ兵力は常に10倍です。
このことは、国のレベルでも同じで、当時の日本の陸軍兵力は、総動員しても最大で25万人です。
これに対して、国民党は210万の兵力を持っていました。
彼らは日本に対しては「勝てる」と踏んだのです。
だからこそ、彼らは日本に対して、ありとあらゆる挑発を行い、日本に攻撃をさせて、自分たちは被害者を装って国際世論を味方に付けようとしました。
民族のDNAというものは、何百年経っても基本は変わりません。
つまり、いまも支那人は、日本が少しでも弱いとみるや、ありとあらゆる難題を突きつけて、日本からカネをせびり取り、また日本を貶め、利権を貪ろうとします。
日本を取り戻す。
その言葉の裏にある意味は、日本の強さを取り戻すということでもあります。
そして、明治の頃と現代では、国の強さの諸元はまったく異なります。
明治の頃は、「艦船の大きさと、陸軍兵の数」が全てでした。
けれどハイテク装備が標準化した現代では、艦船の大きさや頭数はまったく問題になりません。
むしろ「陸海空の兵器の性能と訓練」が全てです。
ということは、まともに日本が防衛を考えはじめれば、支那や朝鮮など歯牙にもかける必要のな強国に、日本はなれる、ということです。
「道理に合わない無理を言われても、軍事力の前には屈さざるを得ない」
のが昔も変わらない国際社会の冷徹な原則ならば、
「強力な軍事力と道理があれば、正義と真実を堂々と貫き通すことができる」
のも、国際社会の冷厳な原則です。
支那人にとって、武力は、古来変わらず行使するためのものです。
けれど日本人にとっての武力は、古来変わらず行使しないためのものです。
世界の平和にとって、どちらが大切なことなのか、私たちはもう目を覚ますべきときにきています。

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コメント
お猪口
一人いると思っているうちに、みるみる増殖している。
衛生観念が無い。
逃げ足が速い。
仲間同士の情報網が発達している。
あの手この手で逃げ道を探し、状況の変化にもすぐに耐性ができる逞しさ。
何でも食べ、とも食いもする。
今日の記事と動画、一人でも多くの人に見て欲しいです。
2013/07/27 URL 編集
ポッポ
日本は定遠に太刀打ちできないと分かっているから、それを擁している水兵が威張り、暴れ回っても治めることができない。
これが逆に、当時の日本海軍が大艦を持っていれば、中国は暴れなかったのでしょう。その前に、日本に来なかったと思います。
もっとも、日本海軍が北洋艦隊に勝ったのは、巨砲ではなく中小型砲が多数命中した被害によるものと言われています。
現在の戦争は訓練の質と量だと思いますが、これに経験も必要だと思います。
日本の自衛隊は、訓練の質、量、経験は十分だと思いますが、実践の量はゼロで経験はありません。自衛艦や戦闘機、戦闘車両がダメージを受けたときの対応と、意地悪のようですが血を見たときに、混乱しないかが気になります。
太陽光発電の国の買い取り政策には、疑問を持ったままです。
一国の総理が政治の失敗で、与党を含む全政党から辞めろと言われたとき、三法案を通さないと止めないとごねた。こんな馬鹿な政治なんて聞いたことがない。何のために各種の委員会はあるのか、予算委員会はあるのか、国会はあるのか・・・・結果は、三法案を通してやっと辞任。こんな政治をさせてはいけないと、思います。
そして、三法案のうちの一つである太陽光発電の買い取りが決まり、その後に高額の買い取り額が決まりました。メガソーラーの設置会社の社長と菅元首相は、手を取り合って喜んだのです。予定通り、社長は各地にメガソーラーを設置したのですが、政治家と企業の癒着としか考えられません。
太陽光発電は再生エネルギーとして有効な手段の一つだと考えられても、日本にはフェアーな政治が何事にも要求されます。
このメガソーラーですが、当初は日本の企業製のソーラーパネルを使うと聞いていたのに、パネルは韓国製で社長は日本の原発は危険だが、韓国の原発は大陸で地盤がしっかりしているから安全だと、話したとの噂もありました。やれやれです。
2013/07/27 URL 編集
-
中国よりの沖縄人よこの映像を確り観て下さい!
2013/07/27 URL 編集
サッカー小僧
2013/07/27 URL 編集
にっぽんじん
しかし、20年後には設備を撤去して更地とし、佐賀県に土地を返還するそうです。これでは詐欺ではないでしょうか。電力の買取制度によって高額で電力を売り、買取制度の期限になれば発電をやめるなど国民を馬鹿にしています。
政府はこんな詐欺とも言える行為を容認するのでしょうか。私は納得がいきません。
2013/07/27 URL 編集
一有権者
防衛、外交、経済これら国の盛衰に関わる仕事をせず、あまつさえ日本国を衰退させ日本人の安全を脅かすことを平気で行う者達を政治に関わらせたり教育に関わらせてはいけないと考えます。
私達今を生きる日本人は未来の日本人から一時を預かっているだけにすぎません。
今日本を取り戻さずして何時取り戻すというのでしょうか。?
今やるしかありません。シナ、朝鮮との付き合いは最小限度にするか止めるべき時が来つつあると思います。
2013/07/27 URL 編集
名無しさん@2ch
レンガで殴りつけて大けがをさせましたが、
ニュースではろくに流していませんね。
本当に迷惑な情緒と文化の輩です。
近隣国がああなのに、移民なんてとんでもない。
2013/07/27 URL 編集
samurai
2013/07/27 URL 編集
貼り付け
「私はサッカーを好きなのではない。心から愛している。
なぜならば、サッカーは少年を大人に育て、大人を紳士に育て上げるスポーツだからだ。」
−−デットマール・クラマー
クラマーがかつて日本代表選手たちに伝えた言葉について
(「長沼健さん、岡野俊一郎さんの証言」より)
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みなさん、こんにちは。
いやはや、東アジアカップは混迷の一途であるが、大迫選手、斎藤選手、豊田選手などやはり国内組にも「日が当たると」そこから枝葉が伸び始めたようである。着実にそして一気に成長したようである。
ところが、中国と韓国は違った。特に韓国。中国vs韓国は0−0の引き分けに終わったらしいが、もはやサッカーではなかったようだ。だからかどうか知らないが日本国内では放映がなかった。
しかし、どうやら「少林カンフーサッカー」vs「テコンドーサッカー」だったらしい。こんなものを見つけたので、格闘技サッカーを記念してここにもメモしておこう。こんなプレーを続けていれば、いずれに中国も韓国もFIFAから除名されるだろう。
韓国サッカー お得意の敵選手への飛び蹴り!今度は中国人GKの顔面にスパイク裏キックを叩き込む!!
http://quasimoto.exblog.jp/20851171/
2013/07/27 URL 編集
ラベンダー
長崎事件は、まさに今のチャイナの態度と同じで驚きます。
安倍政権を批判する人たちは、日本が右傾化して戦争をするために強制的に徴兵するという嘘を撒き散らしています。
高校生の息子は、友人にそのように教えられて怖がっています。
いまの戦争は、高度な武器でしっかりと訓練受けた優秀な人じゃなければ無理なんだから徴兵なんてありえないよ、と何度も説明しましたが理解してくれません。
チャイナが挑発して危険な今、軍事力強化に対する嘘の安倍政権叩きは何とかならないでしょうか(−_−;)
しかし、テレビで自衛隊の映像が流れると、「かっこいいわ〜、素敵〜」と娘が盛り上がっていますので自衛隊のイメージは確実に良くなっているので嬉しいです(^_^)v
2013/07/27 URL 編集