我々現代日本人にとっての共通のご祖先のことを、日本語で「カミ」といいます。 そしておよそ650年経過しますと、ほぼすべての日本人が血のつながった親戚になります。 1300年前といえば、その倍の年数です。 つまり、持統天皇の時代を生きた人々のすべてのDNAが、いまを生きる私達の体のなかにはいっています。 |

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歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに 小名木善行です。
つまらない話かもしれないけれど、先日、不思議な体験をしたので、それを書いてみようと思います。
クルマで、天武天皇・持統天皇の御陵にお参りに行ったのです。
その近くまでやって来たとき、見通しの良い交差点を、側道から直進しようとして、危うく左からやってきた軽自動車と衝突しそうになりました。
それが・・・不思議なことに・・・その軽は、突然、ウチのクルマの直前に現れたのです。
あわや衝突という状況で、その軽自動車に、ビーとクラクションを鳴らされ、慌ててブレーキを踏んで、間一髪、衝突は免れました。
交差点に侵入しようとしたとき、ちゃんと左右の確認はしたし、交通量の少ない交差点で、見通しも良く、まったく左右ともにクルマがいなかったから、交差点に侵入したのです。
ボケていると言われてしまえばそれまでですが、一緒に乗っていて、いつも左右の確認を怠りなくする妻も、その軽はまったく目に入っていなかったと言っていました。
つまり(実際にはどうだったのかわかりませんが)、我々にとってその軽は、本当に突然、目の前に現れたのです。(軽の運転手さん、もし間違っていたらごめんなさい)。
衝突はしなかったので、そのままクルマで直進したのですが、その先は狭隘路になっていて、とても道が狭く、まさかこっちにはないだろう、ということで、グルリとまわって、もとの場所(さっきぶつかりそうになった場所)に戻ると、軽が向かおうとしていた方向のすぐそこに御陵はありました。
だれもいない御陵の、青い空の静謐。
その中で、音を立てない参拝をさせていただきました。
そして、あらためて、あのときの衝突しそうになった出来事は、何だったのだろうかと考えました。
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あのとき、御陵は我々が進もうとしていた方向にはなく、衝突しそうになった軽の進行方向にありました。
思うに、あの瞬間、
「そっちは違いますよ!
進行方向はこっちです!」
と、あの軽は教えてくれていたのかも、とそんな気がしました。
あるいは、いまなお、御陵をお守りされている、なんらかの霊的存在が、一瞬の危険から、救ってくださったのかもしれません。
勘違いかもしれませんし、注意力散漫と言われてしまえばそれまでです。
しかし、自分としては、ちゃんと左右の安全確認をしたうえで、交差点に侵入した(つもり)でした。
それにそのとき、たしかに、見通しのよい交差点で、左から来るクルマはなかったのです。(つまり軽が目に入らなかったのです。)
青い軽は、運転していた私には、本当に突然、目の前に忽然と現れたように感じました。
カミさんは、その直前に、「違う空間に入った」と感じたそうです。
多元宇宙の異なる空間、そんな感じだったようです。
おそらく実際には、ただの注意力不足で、事故るところだったのでしょう。
けれど、ひとつ気になるのです。
それは、
「人生において起こる出来事は、すべてつながっていて、すべて起こるべくして起こる」という、昔からある話です。
そして危険な目に遭うときは、かならず何が意味があるものだといいます。
青は、清陽(すみてあきらか)を意味する色です。
そして我々が進もうとしていた方角ではなく、その軽が進もうとしていたすぐ先に、天武天皇・持統天皇の御陵はありました。
御陵は、青く澄み渡った空のもと、静謐のなかにありました。
お参りのあと、
「何かが変わった」
という感じが、ものすごくしました。
偶然かもしれませんが、拙著の
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』も、この事件後しばらく、ずっとAmazonのランキングで1位になっていました。
思い込みかもしれませんが、
「何かの力が、
いつもはたらいているのです」
と教えてくださったのかもしれない、そんな気がしています。
世の中には、不思議なことや、わからないことがあります。
我々は、常に大いなるなにかによって「生かされている」のであって、自分の意思で生きているのではない、人生に起きる出来事は、すべて意味があって、つながっているといいます。
先日のあの事件も、もしかしたら、何かとってもありがたいことであったのかもしれない。
そんなふうに(ポジティブ)に思っています(笑)
天武天皇、持統天皇は、ご夫婦で、混迷を極めた7世紀の飛鳥の時代において、我が国を「教育と文化によって、完全な統一国家に育て上げた」、たいへんな大事業を成された偉大な天皇です。
このお二方が我が国の歴史に存在しなければ、我が国はおそらく、権力争奪戦による悲惨な歴史をその後の時代に刻んだのではないかと思います。
その意味で、いまを生きている我々日本人は、すべて、天武天皇、持統天皇のご夫妻によって、いまの命をいただいているといえます。
御陵参拝のあと、お二方が、愛された吉野に行ってみました。
行きは山越えの難所を通りました。
行きの道中、このような山中の難所を、どうやって持統天皇は、生涯31回も大行列となる行幸をされたのだろう。そんな疑問が浮かびました。
そして吉野川の渓流にたどりついたとき、突然、明るい声が聞こえてきた感じがしました。
「おほほ。
行列での山越えは無理ですわ。
川旅だったのですよ。
それはとても楽しい旅でした。」
なるほど、と納得しました。
いまも吉野川は、往時を偲ぶように、きれいな水が流れています。
帰りのくずきりと、お豆腐料理がとても美味しかった。
我々現代日本人にとっての共通のご祖先のことを、日本語で「カミ」といいます。
そしておよそ650年経過しますと、ほぼすべての日本人が血のつながった親戚になります。
1300年前といえば、その倍の年数です。
つまり、持統天皇の時代を生きた人々のすべてのDNAが、いまを生きる私達の体のなかにはいっています。
生かされていることに感謝です。
御神恩感謝。お読みいただき、ありがとうございました。
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コメント
昆布
私は今から10年ほど前に中国に滞在していました。その時の感想と全く同じ思いをこの本から読みました。「あの人たちは変わらないなぁ」とおもいました。私は青島(ちんたお)に滞在していた間、本屋さんを週に一度は回っていました。面白い本がないか確認していました。中国語が読めるわけではありません。しかし、漢字で書いてあることはわかります。ほとんど金儲けの本ばかりです。共産主義の国なのでマルクスの本くらいはあるだろうと思っていましたが、そんな本は全くありませんでした、いや1冊だけありました。それ以外は金儲けの本です。あの人達の関心は金儲け、人の物をいかに自分の物にするか?それしか関心がないことがよくわかりました。良い本を薦めていただきありがとうございました。
2021/06/28 URL 編集