• 世界の進運に 後(おく)れさらむことを期すべし


    明日13時半から東京江東区・富岡八幡宮婚儀殿で倭塾開催です。4ヶ月ぶりの開催になります。万障お繰り合わせの上、ご来訪をお待ちします。https://nezu3344.com/blog-entry-4524.html

    過去を四の五のということは誰にだってできます。
    現在の欠点をあげつらうことも、誰にだってできます。
    けれど、不平や不満、あるいは評論評価だけでは、決して新しい未来を開くことはできません。
    過去に学び、未来を創造する。
    そこにこそ、大切な本義があるし、そのことを昭和天皇は「世界の進運に 後(おく)れさらむことを期すべし」と述べられたのだと思います。

    奈良天平祭り
    20200619 奈良天平祭り
    画像出所=https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/03history/01historic_sites/01north_area/heijokyuseki/event/8dutwep3wp/
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    みなさんが(仮に男性であっても)女性であったとします。
    祖父は偉大な人物で、民衆が豊かに安全に安心して暮らせる国こそが、我が国の本来の姿であると堂々と主張した人でした。
    父は、そんな祖父の御心を実現するためにと、時の権力者を斬り、国内において大改革を施しました。
    結婚した夫は、そんな父の理想を実現するためにと、大きな戦いを行ない、政治の実権を握りました。

    けれど、そんな夫は、若くして急逝してしまいます。

    あなたは、夫の志を継ぐことにしました。
    そのときみなさんなら、どのような国づくりを目指しますでしょうか。
    次の3つから、これと思うものを選んでみてください。

    A)悪者を片端から逮捕投獄殺害して、平和な国を目指す。
    B)すべての政治権力を独占して、反対派を許さない体制を目指す。
    C)教育と文化の普及促進によって、争いのない平和な社会の実現を目指す。



    20200401 日本書紀
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    20191006 ねずラジ
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  • 古典に学んだ織田信長の誇り


    いまの日本人に不足していること。
    それが国民精神です。
    その国民精神の復活には、現状の時事問題に右往左往するのではなく、我々自身が古典を学び、古典に書かれた歴史伝統文化の精神の再確認が必要です。

    20200611 桶狭間の戦い
    画像出所=https://spicelab.mampuku.com/notices/61509
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    織田信長(1534〜1582年)といえば、桶狭間の戦いのあと、次々と近隣の大名を抑えて国内の再統一を行い、長く続いた戦国時代を終わらせた人物として有名です。
    信長といえば「天下布武」の言葉を標榜(ひょうぼう)し、比叡山攻めや本願寺との戦いを通して仏教界から武装勢力の排除を図って仏敵、あるいは第六天の魔王などと呼ばれ、また豊臣秀吉が信長を怖ろしい武人として描いたことから、近年では強烈な個性を持った冷酷な武将と描かれます。
    しかしその信長の足跡を見ると、実はあるひとつの理念につらぬかれたものであったことがわかります。それが信長の所属する氏族が勝旗織田氏、別名「織田弾正(おだだんじょう)」であったことです。

    弾正(だんじょう)というのは、もともと8世紀における律令体制の元にあった天皇直下の機構です。
    律令体制は、天皇直下に太政官、神祇官、弾正台の3つの役所が設けられましたが、この中で太政官は、政治上の様々な意思決定や国政の管理を行う役所です。
    そこで決められた新たな政策等は、たとえば新元号の制定なども、おおむね3日もあれば、全国津々浦々にまで浸透したといわれています。

    ではどうして3日で全国に政策を示達できたのかというと、この役を担ったのが神祇官です。
    神祇官は、天皇の祭祀を司るとともに、全国の神社の総元締め的な役割を果たしていました。
    そしてこの神祇官のもとに、全国の神社は天社(あまつやしろ)と呼ばれる後の官幣大社のような神社、その下に国単位に置かれた国社(くにつやしろ)、その下にいまでいう市町村ごとの神社である神地(かむどころ)、そして末端に、ご近所の氏神様である神戸(かむべ)が系列化されていました。


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  • 直指人心・見性成仏


    「直指人心・見性成仏」で、その膨大な知恵を得ることで、私達は私達自身を成長させてもらえるだけでなく、同時に自らの霊(ひ)もまた成長していくことができるといえるのだと思います。
    前頭葉の知識におぼれて天狗になるのではなく、白隠禅師のように、大いなる知とつながるべく、生涯をかけて学習し、成長していくことにこそ人生の意義があります。
    コロナなどに構っているヒマはないのです。
    歩兵の歌ではありませんが、前進前進、また前進です。

    20160603 達磨図 白隠筆
    画像出所=http://rupe.exblog.jp/tags/%E9%81%94%E7%A3%A8/
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    絵は「達磨図」で、江戸時代中期における臨済宗中興の祖と言われる白隠慧鶴(はくいんえかく)禅師が描いたものです。
    実に見事なこの図は、縦が2メートル以上もあります。
    絵には「見性成仏」と書かれています。

    これは臨済宗の本義とされる「直指人心、見性成仏」という言葉からとったものです。
    「直指人心」とは、文字や言葉によらず、自分の心の奥底にある仏性を把握することを言います。
    「見性成仏」は、自身の心底にある仏性と自分を一体化させることです。
    二つは禅の教えの根幹にある言葉なのだそうです。

    もっともこの言葉の持つ意味は深く、このようにあっさりまとめてしまうと本格的に禅の修行をされている方から叱られてしまいそうです。
    言葉の意味を理解することと、言葉の奥底を解することはまるで違います。
    ですので上に書いた言葉の意味は、単に言葉の持つ意味を書いたにすぎません。

    この絵は達磨大師がまるで図を見る人に、
    「お主はそれで直指人心、
     見性成仏を理解したつもりかの?」
    と問いかけているかのようです。

    あるいは達磨大師自身が、
    「ワシは生涯をかけて
     直指人心見性成仏を求めているが
     まだ修行中じゃ」
    と述べているかのようにも見えます。
    とても凄味のある絵です。

    さて、今日のお話は、この絵を描いた白隠慧鶴が、まだ修行中の若い頃のことです。


    20200401 日本書紀
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  • 日本的精神を学ぶとは


     コロナ・ショックで、つらいこともたくさんありますが、でも、そんな混沌としたところに、明日へのきざしがあります。何があっても、人は死ぬまで生きているし、たとえ自分が死んでも、自分の血族は今後も生き続けるのです。つまり命は続いていくのです。何があっても、たとえ重たく落ち込んだとしても、その重濁から、明日への作物が生るのです。
     ならば、何があっても、倦まず弛まず前進していくこと。
     人が生きるということは、きっとそういうことなのだと、日本書紀は書いているのだと思います。

    20200530 新緑
    画像出所=https://nishinomiya-style.jp/blog/2018/04/15/4741
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    よく「日本を取り戻せ」と言いますが、その取り戻すべき日本というのは、東海道を歩いて旅をしなければならない日本ではないと思います。
    鉄道も高速道路も、インターネットも、昔はなかったもので、いまさらそれらを失うことなど、誰も賛成しないと思います。
    ということは、あたりまえのことですが、取り戻すべき日本とは、日本的精神性にあるといえます。
    別な言葉で言うなら、一昨日の記事に書きました「国民精神」です。

    では日本における国民精神とはいかなるものか。
    その答えは『日本書紀』にあります。
    『日本書紀』は、720年に元正天皇に献上されたあと、その翌年から貴族の子女の教育用の教科書として使われるようになり、さらにその教育が全国に広がって行きました。
    そして昭和の終戦まで、なんと1200年以上に渡り、我が国の教育の中心をなしてきました。
    つまり『日本書紀』こそ、我が国の国民精神の原点といえます。

    戦後は『日本書紀』よりも、むしろ『古事記』がもてはやされるようになりました。
    これはGHQが日本人への歴史教育を禁じたためで、これによって『日本書紀』による教育が否定されたことから、日本が主権回復後、特に神話を大切にしたいと思う人達によって《禁じられた『日本書紀』に代わって》古事記の普及促進が行われたわけです。

    物理的にも『古事記』3巻にたいし、『日本書紀』は全30巻です。
    その分、『日本書紀』の内容が詳しいのはあたりまえです。
    しかし『古事記』の方が、量が少ない分、とっつきやすい。
    いずれにしても現代日本人にとって必要なことは、「国民精神」をあらためて学ぶことであり、その答えは『古事記』にも『日本書紀』にありますが、やや『日本書紀』の方が詳しい。

    ところが、では「いざ、記紀を学ぼう」と思っても、たとえばその冒頭を現代語訳した多くの書は、できるだけやさしく、わかりやすくそこに書かれた物語を知っていただこうとするあまり、記紀において大切な、まさに「国民精神」の形成そのものにあたる記述が失われてしまっています。

    たとえば『古事記』の冒頭です。


    20200401 日本書紀
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  • 「上を見るか下を見るか」という文化の違い


    国家の根幹となる思想は、別の言い方をするならば「国民精神」ということになります。
    その「国民精神」を英訳するなら、おそらくそれが「アイデンティティ(Identity)」です。
    教育と文化によって、民衆こそが「おほみたから」であるとする日本の精神を取り戻すこと。
    そこに日本の再生の鍵があります。

    源義家像
    20200527 源義家像
    画像出所=http://www.takenakadouki.com/cms/w_all/cate_area/tohoku/fukushima/post_1007.html
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
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    国民学校時代の小学5年生の国語教科書からの問題です。

    (問題)以下の文を読んで問いに答えなさい。

    義家がある日、安倍宗任(あべのむねとう)らをつれて、広い野原を通り過ぎようとしていたとき、一匹のキツネが走り出てきました。
    義家は、背中に負った箙(えびら)から、かりまたの矢を抜いて弓につがえてキツネを追いかけました。
    けれど殺してしまうのも不憫(ふびん)と思い、左右の耳の間を狙って、ひょうと矢を射ました。

    矢はあやまたずにキツネの頭上をすれすれにかすめました。
    けれどキツネは、前の土に刺さったその矢に突き当って倒れてしまいました。

    宗任(むねとう)は馬から降りてそのキツネを引きあげながら、
    「矢は当らなかったけれど、
     キツネは死んでしまいましたな」
    と言いました。義家は、
    「きっと驚いて死んだのであろう。
     捨ておかば、ほどなく生き返るであろう」と言いました。
    宗任が矢を取ってさし出すと、義家は背を向けて箙(えびら)にその矢を差しました。

    宗任はもと賊軍の頭だった人ですが、近ごろ義家に降った人です。
    他の家来たちはこのさまを見て、
    「危いことだ。
     鋭い矢を差すときに
     もし宗任に悪しき心があったならば・・・」
    と、手に汗をにぎっていました。


     ****

    さて問題です。
    「宗任から矢を受け取った義家は、どうして宗任に背中を向けたのでしょうか。」


    20200401 日本書紀
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  • 文武両道


    責任をとる覚悟があり、実際にそれができる膂力(りょりょく)を身につけた者にしか、政治も軍も任せられないのです。これは当然のことです。国会の非常識な審議会のやり取りやヤジを見ていると、現代日本もまた文武両道を復活させていくことを、今後の課題としていく必要を感じます。

    20200527 八幡太郎義家
    画像出所=https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%90%E7%BE%A9%E5%AE%B6
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    八幡太郎義家(はちまんたろうよしいえ)といえば、源氏の棟梁であり、弓の名手、数々の戦で武功を挙げて源氏の名を世にとどろかせた猛将です。
    その義家が、関白の藤原頼道(よりみち)の館(やかた)で軍(いくさ)の物語などをしていたとき、その場に居合わせた大江匡房(おおえのまさふさ)が、
    「義家殿は、器量はあるが、
     軍(いくさ)の道をお知りませんな」
    と独り言をつぶやきました。

    これを聞いた義家の家来は、
    「ずいぶんとけしからんことを言う人だ」と思いました。

    やがて時間も遅くなり、大江匡房は関白の館を出、義家も出ました。
    家来が「あの人が、かくかくとのたまっていました」と言いました。

    さて、ここからが義家の偉いところです。
    義家は(きっと理由があるに違いない)と思って、匡房が車に乗ろうとするところに進み寄って会釈(えしゃく)をすると、このときから匡房のもとに弟子入りし、匡房を師として学ぶようになったのです。

    平安末期の1083年(永保3年)に出羽の清原氏が朝廷に反乱を起こしました。
    このとき朝廷は、義家をその鎮圧に向かわせました。
    世にいう『後三年の役』です。

    この戦いで義家が金沢の城を攻めようとしたとき、たまたま一行の雁(がん)が刈りとられた田んぼに降りようとして、にはかに列を乱して飛び去って行きました。
    それを見た義家は、
    「かつて師が教えてくれたことに、
     野に伏兵があるとき、
     雁(がん)の列を乱すという。
     この野には必ず伏兵がいるであろう」


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  • 国民精神とにんじん畑


    アイデンティティとは、国民精神のことです。
    いまの日本に元気がないのは、日本人が国民精神を失っているからです。
    政治も同じです。
    コロナで国の経済がたいへんなときに、やれ検察庁の役人の定年がどうのこうのと、愚にもつかない議論で国会が空転するのも、持続化給付金の支給事務の一切が、なぜか畑違いの電通に全部委託されるのも、日本人が「国民精神」を失っているからです。

    頭山満とインド詩人タゴール
    20200612 頭山満とインド詩人タゴール
    画像出所=http://www.toyamamitsuru.jp/syashin/
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    ときは明治の初め頃です。
    福岡のいまの博多駅のあたりに、「興志塾」という漢学の私塾がありました。
    このあたりに、昔、福岡藩の「薬用にんじん畑」があったことから、塾は、通称「にんじん畑塾」と呼ばれていました。

    この「にんじん畑塾」は、全国の寺子屋を追い出されたような、ひとことでいえばできの悪い子供たちを預かって全寮制で教育を施していた塾なのですが、ところがこの塾は次々とものすごい人材を輩出しました。
    並べてみれば、頭山満に平岡浩太郎、進藤喜平太、箱田六輔、武部小四郎など、まさに明治の「男塾」ともいえる塾だったのです。

    塾が開設されたのは明治6(1873)年のことです。
    開設者であり塾長であったのは、高場乱子(たかばらんこ)という女性です。
    この女性が実におもしろい。
    中身が「男」なのです。

    高場乱子は、もともとは福岡藩お抱えの眼科医の娘で、天保2(1831)年の生まれ、つまりれっきとしたお武家さんの家の娘です。
    ご存知のように、武家は家督を相続しなければなりません。
    けれど、女の子しか生まれなかった高場家では、お乱ちゃんを、幼いころから男として育てたのです。
    まるで『ベルサイユのばら』のオスカルのような話ですが、こちらは事実です。


    20200401 日本書紀
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    20191006 ねずラジ
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小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
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最新刊
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