• 入れ歯と獅子舞にみる日本の歴史


    獅子舞の獅子に頭を噛んでもらうと幸せになるという民間伝承があります。
    どうして幸せかって?
    当然です。昔は本物の金歯だったのです。純金です。そりゃあ幸せでしょう。
    もっとも昨今の獅子の歯は金メッキですが・・・。

    20210104 獅子舞
    画像出所=https://www.pinterest.jp/pin/189151253074434806/
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    人類が誕生してから、現在に至るまでに世界で算出した金(Gold)の量は、オリンピックプールに換算するとおよそ三杯分だと言われています。
    このうちまるまる一杯分が、もともと日本で産出した金です。
    まさに日本は、「黄金の国ジパング」だったのです。

    おかげで江戸時代の日本では、庶民の財布には紙でできた一万円札ではなく、黄金でできた小判が入れていました。
    江戸時代の農家の人は、土地に縛り付けられていて、貧困のどん底ぐらしだったというセンセイがおいでになりますが、そんな農家の人たちが、富士山信仰で毎年富士登山ツアーはするし、三重までお伊勢参り、四国の香川に金毘羅参り、京の都で無償の勤労奉仕など、ツアーを組んでさかんに旅行し、往来していました。

    ちなみに、ときどきテレビなどでも、神社の中に高さ7〜8メートルの溶岩でできた小さな山がしつらえてある様子が放送されます。
    これが富士塚で、ウチの近所の神社にもありますけれど、江戸時代に毎年その辺りの農家の人々が富士登山をする都度、富士山の溶岩を少しづつ持ち帰って、これを山のように積み上げ、その山裾に浅間神社、頂上に奥宮をあつらえて「ミニ富士山」にみたてていたものです。

    江戸時代のお伊勢様への参拝客は、年間500万人で、当時の人口の5分の1でしたが、つまり5人にひとりが毎年お伊勢参りをしていたわけです。
    それには日数がかかります。だいたい一回のお伊勢参りに江戸から出発すると、往復で一月半を要したといいます。
    いまでいえば、ロングステイの旅行のようなものです。
    一昔前のバブルの絶頂期には、日本中の人たちが国の内外で観光旅行を楽しんでいましたが、江戸時代の旅行は、そんなバブル期のロングステイよりも、もっとずっと長い日数の旅行であったわけです。
    ということは、江戸時代の庶民は、バブル期よりも良い生活をしていた?!

    要するに一昔前の農協主催の団体観光旅行さながらに、日本全国、農家のみなさんは、あちこち旅行を楽しんでいたわけで、こうした旅行を斡旋する、ツアー会社のようなものまでありました。
    江戸時代の、こうした農家による団体旅行は、つい半世紀前まで農協さんのツアーとして国の内外の観光旅行産業の中心だったものです。

    江戸時代には、この旅行に際して、旅をする人は全員、肌着の衿(えり)に、小判一両を縫いこんでおくのが慣習でした。
    これは旅の途中で万一倒れたときに、同行した仲間や、近隣の人に面倒をみてもらうための代金で、小判1両が、いまの貨幣価値だとおよそ6万円くらいでしたから、いってみれば、老若男女全員が6万円を襟に縫い付けていたわけです。
    4人家族での旅行ならそれだけで、ざっと24万円分です。


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  • ありがたい天皇陛下の四方拝のお話


    四方拝で今上陛下が神々に、
    「これらの厄災は、まっさきにまず我が身に振りかかるようにしてください」と祈られています。
    そして、この四方拝が、皇居において元旦の早朝に行われたあと、夜が明けると、一般の民衆(臣民)が、氏神様に初詣に行きます。
    天皇がすべての厄災をお引き受けくださったあとですから、人々に残るのは「良いこと」だけです。
    ですから新年の参拝のことを「初詣(はつもうで)」と言います。

    20210102 四方拝
    画像出所=https://mainomichi.com/mblog/four-way-worship/
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    小名木善行です。

    新年明けましておめでとうございます。
    天皇の四方拝は、天皇が元旦の夜明け前に行われる天皇の祭祀です。
    毎年繰り返している大切なお話です。

    四方拝(しほうはい、よほうはい)は元旦に天皇が行われる祭祀です。
    戦前戦中までは、四方節(よほうせつ)とも呼ばれていました。
    元旦の、まだ夜が明けないうちに、天皇陛下が特別の祭殿に入られて神々をお招きし、祈りを捧げられる神事です。

    その祈りは、ちょっとショッキングな祈りです。
    天皇が神々に、
    「国家国民の
     ありとあらゆる厄災は、
     すべて私に先に
     お与えください」

    と祈られるからです。

    どういうことなのか、少し詳しく述べます。
    知らす国において、天皇は臣民を代表して神々と繋がる御役目です。
    その天皇が、年のはじめに神々を皇居にお招きします。
    お招きされる神々は次の通りです。


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  • 神話への素朴な疑問に答える


    神話に関する6つの疑問
    1 神話ってそもそも何ですか?
    2 神話は事実ではない作り話。教える必要がありますか?
    3 他の国では自国の神話や建国の経緯を教えているのですか?
    4 神様の名前は長くて覚えられない。神話ってむつかしくないですか?
    5 神話教育って学校、家庭、どこで教えるのですか?
    6 神話って宗教?学校で宗教を教えるのですか?

    20201230 神社
    画像出所=https://illust8.com/contents/6571
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    東京・江東区議の岩田まさかず先生は、古事記を通じて神話教育を強力に推進されている先生です。
    その岩田先生が、実際に神話教育を推進しようとするときによく出る質問として、支援者の方々と協議して、6つの質問を上げてくださいました。
    このことについての動画を撮影したのですが、こちらのブログでも、その要約を述べておこうと思います。

    *****
    神話に関する6つの疑問
    1 神話ってそもそも何ですか?
    2 神話は事実ではない作り話。教える必要がありますか?
    3 他の国では自国の神話や建国の経緯を教えているのですか?
    4 神様の名前は長くて覚えられない。神話ってむつかしくないですか?
    5 神話教育って学校、家庭、どこで教えるのですか?
    6 神話って宗教?学校で宗教を教えるのですか?
    *****

    ──────────
     結論
    ──────────
     はじめに結論だけを箇条書きにしてまとめたいと思います。
    1 神話ってそもそも何ですか?
     (答え)神話は共同体の価値観の源

    2 神話は事実ではない作り話。教える必要がありますか?
     (答え)神話 作り話
      神語 私達の共通のご先祖の物語

    3 他の国では自国の神話や建国の経緯を教えているのですか?
     (答え)世界では教えることが標準。
      アメリカでは日本の神話まで教えている。

    4 神様の名前は長くて覚えられない。神話ってむつかしくないですか?
     (答え)神様のお名前には理由がある。意味を知れば神様が身近になる。

    5 神話教育って学校、家庭、どこで教えるのですか?
     (答え)いくつから学んでも大丈夫。神話には深さがある。

    6 神話って宗教?学校で宗教を教えるのですか?
     (答え)宗教は生きるための「教え」。神道は生きるための「道」。


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  • 人の器(うつわ)


    「ねずラジ」は、筆者が12年にわたって書き綴ってきたブログの記事4000本の中から、選りすぐりの記事をベースに対談形式でお届けするラジオ番組です。もちろん、ただ過去記事を読み上げるだけでなく、その都度補足しながら、より理解が深まるように話しています。意外と人気で、リスナーが多いのでびっくりしています。
    詳細はこちら→https://www.ishikikaikaku.jp/nezuraji/

    個人の資質のことを、昔は器(うつわ)と言いました。
    そして器の大きさが、その人の度量の大きさであり、実力とされました。
    果たして現代日本ではどうでしょう。
    早い話、政治家に器が求められているのでしょうか。
    いまの世は、器の大きさよりも、工業生産品風の画一性、マニュアル的適合性しか求められていないような気がします。
    しかし時代が大きく変化しようとしているときに、画一性もマニュアル適合性も、実は時代をひらくリーダーにはほとんど役に立たないのではないでしょうか。

    20201222 ポインセチア
    画像出所=https://kinarino.jp/cat6-%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB/28223-%E7%9F%A5%E3%82%8C%E3%81%B0%E3%82%82%E3%81%A3%E3%81%A8%E5%A5%BD%E3%81%8D%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%80%82%E5%AD%A3%E7%AF%80%E3%81%AB%E5%92%B2%E3%81%8F%E8%8A%B1%E3%81%A8%E3%80%81%E7%B4%A0%E6%95%B5%E3%81%AA%E8%8A%B1%E8%A8%80%E8%91%89%E3%80%90%E5%86%AC%E7%AF%87%E3%80%91
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    堀秀政(ほりひでまさ)は、豊臣秀吉にたいへん可愛がられた武将です。
    堀秀政が福井県の北の庄の城主だったとき、城の門前に一本の札が立てられました。
    内容は、堀秀政への批判でした。

    秀政の部下たちは怒りました。
    「犯人を捜し出し厳重に処分すべし!」
    という議論もありました。
    秀政は言いました。
    「やめろ。その札を持って来い」

    そして大広間に家臣を集めると、
    「お前たちに聞く。
     ここに書かれたことは
     偽りや虚言か、それとも真実か」

    部下たちは真剣に検討をはじめました。
    「これは書き手の勘違いだ」
    「これは言われる通りだ。城が悪い」
    一条ごとに率直な意見が交されました。

    すべての項目についての議論が終わったとき、それまで黙っていた秀政が言いました。
    「今の討論の結果を
     新しい立て札に書いて
     門の前に立てよ。
     書き手がどのような反応をするか見たい」

    一夜明けたとき秀政が立てさせた札の前に、一枚の紙が貼ってありました。
    そこには、こう書かれていました。
    「おそれいりました。
     堀様は御名君です。
     どうぞいまのままの
     御政道をお続けください」


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  • 人類社会の希望と「ひふみ」


    「ねずラジ」は、筆者が12年にわたって書き綴ってきたブログの記事4000本の中から、選りすぐりの記事をベースに対談形式でお届けするラジオ番組です。もちろん、ただ過去記事を読み上げるだけでなく、その都度補足しながら、より理解が深まるように話しています。意外と人気で、リスナーが多いのでびっくりしています。
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    破壊者は、各自をバラバラに分断し、各自が孤立無援となっているかのように演出します。しかしそれは「みせかけ」です。
    民衆の幸せこそが人類の願いという思いを共有している人たちは、日本のみならず世界中にいます。
    そして民衆の幸せこそが人類の願いという思いを実現するための智慧と知識と経験は、間違いなく日本にあります。
    私達があらためて日本に誇りを持つこと。
    それは人類社会の希望であり、戦士である個人、ひとりひとりの希望です。

    20201220 夜明け
    画像出所=http://ihouse.bz/archives/304
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    我が国では1〜10までの数字を数えるとき、
    昔ながらの「ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ、いつ、むぅ、なな、や、ここ、とぉ」
    という言い方と、
    「いち、にぃ、さん、しぃ、ご、ろく、なな、はち、くぅ、じゅう」という言い方があります。
    これらを「数(かぞ)え詞(う)ことば」、「数詞(すうし)」といいます。

    江戸時代でもそろばんなどでも明らかなように、算術に使うときは「いち、にぃ、さん、し・・・」の方を用います。
    昔も今も「1+2」を、「ひぃたすみぃ」とは言いません。「いちたすに」です。

    にもかかわらず、ほんの少し前までの日本では、小学校にあがる前の子どもたちに数を教えるときは「ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ・・」という数え方を教えました。
    算術では「いちたすに」なのに、どうして「ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ・・」という言い方を教えたのでしょうか。
    実はそこに深い意味があるのです。

    このことは、以前にも拙ブログに書いていることですが、あらためて考察してみようと思います。

    日本は3万年前には磨製石器を用いていた、世界最古の国です。
    なぜここで磨製石器なのかというと、なんの加工もしていないただの自然石を道具として用いたのが旧石器時代、石を人が使いやすいように加工して用いるようになったのが新石器時代で、新石器時代に使われた石器のことを、「人が加工した石器」のことを磨製石器(ませいせっき)といいます。

    世界で磨製石器が用いられるようになったのは、いまからおよそ8千年前だと言われています。
    その磨製石器の出発点とされているのが、古代シュメール文明です。

    ところが日本では3万年前にはすでに磨製石器が使われていたことが、明らかになっています。
    最初に発見されたのは昭和21年で、群馬県の岩宿遺跡からおよそ3万年前の磨製石器を発掘しています。
    ところがその後の調査で、さらに下層から、およそ3万5千年前の磨製石器が発掘され、他にも日本国内では、秋田から奄美群島まで135箇所から400点余の磨製石器が出土しています。
    いずれも3〜4万年前のものです。

    このことについて、英国のJ・ラボックという考古学者は、
    「日本列島の住民は世界に
     先駆けること二万数千~三万年前に
     新石器時代を迎えていた。」 
    と述べています。


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  • 「道」と「教え」にみる日本人の宗教観と主体性


    人が正しく生きる道のことを、人道と言います。
    人道が大切であることは、万国共通の常識です。
    けれど人道は、教えではありません。
    教えを通じて得る結果が、人道です。
    これが「宗教」と、「神道」の大きな違いです。
    これは日本文化の大きな特徴です。

    1万5000年の歴史があると言われる熊本の弊立神宮
    20201126 弊立神宮
    画像出所=https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%A3%E7%AB%8B%E7%A5%9E%E7%A4%BE
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    小名木善行です。

    以下は、11月17日に配信したねずさんの有料メルマガに掲載した記事のコピーです。
    メルマガは、最初の一ヶ月は無料で購読できます。

     *

    日本にはもともと「宗教」という言葉がありません。
    この言葉が出来たのは幕末のことで、英語の「レリジョン(Religion)」の翻訳語として生まれたのが「宗教」という言葉です。
    では日本には神様はいなかったのかというと、そんなことはなくて、全国津々浦々に神社があります。

    宗教がないのに、神社がある。
    それならば神社は神社教という宗教なのかというと、これがまたそうではない。
    欧米人にはこのあたりが非常にわかりにくい。

    くわえて日本人や外国の日本研究者が、神社の御祭神のことを「God」と英訳すものだから、余計にわけのわからないものになっています。
    英語圏における「God」は、天地を創造した特定の1柱だけです。
    ですから、日本にはその「Godが八百万(eight million)もいるのだ」などといい出すと、向こうの人からは、「この人、頭がおかしいんじゃないか」と思われてしまうのです。

    その意味では、むしろ日本人にとっての神は、英語圏でいう祖先を意味する「アンセスター(Ancestor)」の方が意味合い的に近いかもしれません。
    それなら、たくさんいて、ぜんぜん不思議がありません。
    けれど誤解を避けたいのなら、むしろ日本語のまま、「Kami(カミ)」とした方が無難といえます。

    さらにやっかいなことが、神道が宗教(Religion)の一派とされてしまうことです。
    「Religion(宗教)」は、いま生きている自分が信仰するものであり、「Worship(礼拝)」の対象です。
    ところが日本の神道は、祖先から伝わった伝統(Tradition)であり、未来の子供たち(子孫たち)につなぐ伝統(Tradition)、つまり過去現在未来という時間の流れをつなぐものです。


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  • 赤穂浪士外伝「紅扇に乗せた梅の花」矢頭右衛門七


    昨今では、この時期に定番だった「赤穂浪士」の時代劇もテレビでやらなくなったし、そもそも赤穂浪士を知らない若者が増えていると聞きます。今日のお話のような物語を、時代劇でこの時期にやったら、きっと高視聴率間違いないと思うのですが、残念なことです。

    20191214 紅扇に乗せた梅の花
    画像出所=http://blog.livedoor.jp/rh1-manyo/archives/43416882.html
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    毎年この時期に赤穂浪士討ち入りの日を記念して、「赤穂浪士外伝『紅扇に乗せた梅の花』矢頭右衛門七(やとうえもしち)」をお送りしています。
    毎年同じ話でしつこいと思われるかもしれませんが、大好きなお話なのだから仕方ありません(笑)。
    このお話は『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人 第二巻』にも掲載したお話です。

    しかし、それにしてもこういう物語が、テレビの地上波の時代劇としてまったく流されないのは、残念至極としか言いようがありません。
    日本人のもともとの演劇芝居やドラマというのは、主人公たちの誰もがどこまでも、真面目でひたむきで、真面目だから、そこに葛藤があり、悩みがあり、涙や笑いがそこにあるということが、最大の特徴であったと思います。
    だから海外でも高評価をいただいたのです。
    ところが昨今のテレビドラマや時代劇では、主人公たちが不真面目、不謹慎であったり、そのために悪に手を染めるような描写が目立ちます。これはどうみても日本人的な美意識ではない。
    テレビドラマで、いまのところ最後の時代劇となったのは、2009年の大沢たかお主演の「JIN−仁−」がもしかしたら最後だったのではないか。そんなふうに思います。

    さて、本題です。

    **************
    赤穂浪士外伝
    紅扇に乗せた梅の花
    矢頭右衛門七(やとうえもしち)
    **************

    ─────────
    ▼ 矢頭右衛門七の恋
    ─────────
    12月14日といえば、赤穂浪士討ち入りの日です。
    赤穂浪士の物語というのは、本編(浅野内匠頭と吉良上野介の確執、切腹から討ち入りまで)のお話だけではなくて、四十七士のその他の登場人物のひとりひとりに、それぞれの細かなエピソードがたくさん残されています。
    ここまでくると、もうどれが実話で、どれが脚色なのか、さっぱり分かりません。
    それらのエピソードの中でも、私が特に好きなのが「矢頭右衛門七」のお話です。

    矢頭右衛門七は、討ち入りのときわずか17歳でした。
    大石主税(おおいしちから、内蔵助(くらのすけ)の息子)につぐ若さです。
    当時は「数え年」ですから、いまでいったら16歳。
    それも栄養事情がいまよりはるかに悪かった時代ですから、見た目はいまの13、4歳くらいだったかもしれません。それでもやはり武士は武士です。





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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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