• 陛下が英霊たちに捧げられた思い


    昭和天皇が祈り続けられた世を、わたしたちは実現しえたのでしょうか。陛下が英霊たちに捧げられた思いに、わたしたちは、なにかひとつでもおこたえしてきたといえるのでしょうか。


    20200228 昭和天皇
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    もし、自分が「あと一週間で死ぬ」とわかったら、みなさんはどうされるでしょうか。
    人は、受け入れられない事態に遭遇すると、否認→怒り→取引→諦観という段階を経て、最後に受容に至るのだそうです。

    これはキューブラー・ロスが「死ぬ瞬間」という著書で紹介し、それをたしか立花隆が40年ほど前に文芸春秋で「臨死体験」という連載記事を書いたときに、「死の受容過程」として広く紹介されたものです。
    ガンの告知を受けたときなどがその典型ですし、あるいは昔なら、腹を斬ると決まったときや、いよいよ戦地での決戦に赴くと決まったときなどが、こうした反応に至るのかもしれません。

    はじめの「否認」は、そういう現実が目の前にあるということを頭ごなしに認めない、否定するというものです。
    二番目の「怒り」は、なんで自分なんだと周囲にあたり散らす。
    三番目の「取引」は、なんでもしますからとにかく治してくださいと頼み込む。
    四番目の「抑鬱」は、それでもどうにもならないと知ってあきらめる。
    五番目の「受容」は、そういう運命とあきらめる、
    という反応なのだそうです。

    ところが古くは縄文時代の集落跡などをみると、日本では、集落の真ん中に墓地がありました。
    このことは江戸時代になっても同じで、古い城下町や寺社を町の中心に持つ門前町などでは、まさにお城や町の真ん中に墓苑が置かれています。
    おもしろいもので、罪人の首を刎ねる刑場などは町の中心からはすこし外れたところに設けましたが、それでもその場所はたいていお寺などが集中している寺社街に置かれました。

    これが何を意味しているかというと、日本人は常に死者とともに共存してきたということです。
    ちなみにこの習慣、南の島などではいまでも見ることができます。
    集落の真ん中にバナナの木などが植えられていて、その周辺にご遺体を埋葬する。
    すると、その遺体の栄養分を吸って、バナナが盛大に稔る。
    そのバナナをいただくことで、偉大な祖先の勇気をいただき、魂を引き継ぐ。
    そうすることによって、魂のみならず、身もご先祖と一体化すると考えられているといいます。

    ですから日本における縄文時代の遺跡も、長い縄文時代においても、いまから6千年ほど前には、日本列島の気温が非常に高かった時代があり、その時代に打ち立てられた習慣がのこったものであったのかもしれません。



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  • 愛(いと)しく愛(め)でるような気持ちで愛(おも)ふ


    「愛」という字の音読みは「アイ」です。
    訓読みは「めでる、いとし、おもひ」です。
    たとえ小さな愛であっても、
    「愛(いと)しく愛(め)でるような気持ちで愛(おも)ふ」こと。
    そういうことを大切にしていくこと。
    それこそが日本人にとっての愛であり、日本のもとからある国柄です。
    <

    20200227 金閣寺
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    仕事から帰って冷蔵庫を開き、中にはいっている缶ビールを1本取り出す。
    プシュッと音をたてながら缶を開け、ビールをひとくちのみながら、「ああ、今日も疲れたなあ」とため息をつく。
    いつもと変わらない日常。
    いつもと変わらないほろ苦いビールの味。
    そんな小さな日常が、実はどれだけ幸せなことか。
    私たちはあらためて考えてみる必要があると思います。

    ひとたび災害が発生すれば、あるいはいつ空襲警報が鳴るかわからない戦時にあれば、あるいは家族の誰かが疫病に罹患すれば、あるいはいま大陸にあるような飛蝗(ひこう)《イナゴの大群》に襲われれば、あるいは飢饉に襲われれば、そんな小さな日常は、ものの見事に吹っ飛んでしまうからです。

    希望大学に合格するとか、好きな人と結ばれるとか、マイホームを建てるとか、人生にはそれぞれに大きなイベントがあります。
    大きな幸せと言っても良いかもしれない。
    けれど、なんてことのない日常、「疲れたなあ」とため息をつける、そんなありふれた日常こそが、私たちが護らなければならない、そして国家が護らなければならない最大の使命です。

    毎日を、愚痴や文句を言いながらでも、普通に生きることができる。
    そんな普通の日常を送ることができる、そんな小さな幸せこそが、実は一番大切なことです。


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  • 最悪のときは最善のとき


    新型コロナウイルスの問題がクローズアップされていますが、なにがあっても、どんな苦労があったとしても、正しい道を信じて生きる。それが魂を持つ日本人の生き方なのだと思います。


    20200221 孟子
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    古事記では神武東征は神倭伊波礼毘古命(かむやまといはれひこのみこと)と呼ばれた神武天皇と、兄の五瀬命(いつせのみこと)のお二人で行われたことになっています。
    ところが日本書紀では他に二人の兄がいたと書かれています。
    つまり神武天皇は、男4人兄弟の末っ子で、神武東征は4人の兄弟で出発したと書かれているわけです。
    長男が五瀬命(いつせのみこと)です。

    日本書紀の五瀬命の死については、古事記とほぼ同じ記述です。
    ナガスネヒコに襲われて、そのときの矢傷がもとでお亡くなりになります。
    他の二人の兄はどうなったかというと、神武天皇がナガスネヒコとの戦いを避け、船で熊野の方に向かったところ、熊野灘(くまのなだ)で大しけにあい、そのときに海の神を鎮(しず)めるために、二人の兄は入水自殺されています。

    兄弟4人で仲良く九州の宮崎を出発したのに、ここで神武天皇は兄3人を失ってしまうのです。
    不幸はそれだけではありません。
    シケに襲われて船が揉まれ、積んであった食料が全部海に流されてしまう。
    さらに神武天皇も、船の乗組員たちも全員、病(やまい)に倒れてしまうのです。

    兄弟を失い、食料も失い、さらに病気に襲われる。
    つまり神武天皇は、何もかも失った挙げ句、追い打ちをかけるように、飢えと病に襲われるのです。



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  • どこまでも国の平穏を願った有馬皇子(ありまのみこ)


    万葉集に有馬皇子(ありまのみこ)の歌があります。
     磐代(いはしろ)の
     浜松が枝(ゑ)を引き結(むす)び
     ま幸(さき)くあらばまた帰り見む
    この歌について、拙著『ねずさんの奇跡の国日本がわかる万葉集』から拙文をご紹介したいと思います。


    20200218 有馬皇子
    画像出所=https://www.1101.com/gakkou_manyo_satonaka/2018-10-05.html
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    この歌は万葉集の中で「挽歌(ばんか)」に分類されています。挽歌は雑歌(ぞうか)・相聞(そうもん)とともに万葉集の歌の三大分類のひとつです。
    挽歌はのちの哀傷歌(あいしょうか)にあたり、人の死を悼んだり葬送の際に詠まれた歌です。

    有間皇子が生きた時代は、中大兄皇子が、唐に攻め込まれない日本になるため、かなり強引な改革を進めています。
    改革は、もちろん良くなることを前提に行われるのですが、改革によって利益を得る者もいれば、いままでの立場を失う者も出ます。
    そして失う側の人たちは、中大兄皇子に対する対抗馬となりうるお血筋である有間皇子を次期天皇に担(かつ)ごうとします。

    成功すれば反中大兄皇子派の人たちは、中大兄皇子らを粛清(しゅくせい)して、自分たちの時代を築くことができると考えたわけです。
    けれども内外の情勢は、そのような内紛をしていれるような時期ではない。
    そこで有間皇子は、自分が担(かつ)がれないように、気がふれた様子を装(よそお)います。

    一方、中大兄皇子によって蘇我氏の惣領(そうりょう)の入鹿(いるか)を乙巳(おっし)の変で殺された蘇我氏系列の豪族の蘇我赤兄(そがのあかえ)は、なんとかしてこの混乱を利用して、一族の地位向上を図ろうとします。
    そして天皇および朝廷の高官たちが牟婁温泉(むろおんせん)に湯治(とうじ)に行幸されている間に有間皇子に近づき、
    「自分は有間皇子の味方である。
     天皇と中大兄皇子を行幸先で急襲しよう」
    ともちかけます。

    もちかけられても有馬皇子は気がふれた風を装(よそお)っているわけですから、態度は曖昧、つまり賛成反対どちらの意思表明ともとれるわけです。
    赤兄は有馬皇子と面談後すぐに中大兄皇子のもとに行き、「有間皇子謀反(むほん)」と密告します。
    これによって有馬皇子は即刻逮捕され、行幸先の紀伊(きい)の牟婁温泉に取り調べのため護送されることになるわけです。



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  • 先人への敬意と感謝の心で古典を学ぶ


    「英霊に敬意を。日本に誇りを。」という言葉は、元陸軍士官倶楽部だった偕行社の標語です。この言葉は、単に英霊に捧げる言葉というだけでなく、我が国の古典に捧げる言葉でもあると思っています。


    20200216 旧約聖書
    画像出所=https://biz.trans-suite.jp/23033
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    記紀の解釈については、古来実にさまざまなものがあります。
    多くは肯定的ですが、なかには(特に戦後において)否定的なものが増えました。
    それらは学問的というより、むしろ政治的な意味での否定のように思います。
    けれど、そのようなイデオロギー的なものは、もはや学問の名に値しませんので、今回の論考からは外します。

    さて、古事記が日本書紀より後に書かれた偽書であるという説は、これはちゃんとした研究者の中にもあって、しかもその説は、江戸時代にはすでに説かれていました。
    江戸後期に沼田順義という儒学者(1792〜1849)がいるのですが、この人が『級長戸風』という著書の中で、古事記の完成が『続日本紀』に書かれていないことから、古事記を偽書と断じています。
    また賀茂真淵も、古事記の本文ではなく、序文について、
    「奈良時代に追って書かれたものではないか」と書き残しています。

    さらにいうと古事記については、現存しているのは応安5年(1372)の名古屋の真福寺本と、その10年後に書かれた道果本(上巻のみ)だけです。
    それ以前に写本があったことは、真福寺本にも書かれていることですので事実であろうと思われるのですが、いずれも室町時代初期の南北朝の頃のものであって、それ以前の原典が(まだ見つかっていないだけかもしれませんが)保存されていません。

    内容的にも733年に完成した『出雲国風土記』に書かれている因幡の白兎の物語が、その前年に完成した日本書紀にはまったく書かれていない(出雲国風土記の刊行前だから当然)のに対し、古事記は712年に完成したとされるのに、その物語が書かれているとか、あるいは日本書紀と比べて古事記の方が圧倒的に掲載された和歌などの歌が多いこと、奈良時代の公式記録に古事記がまったく出てこないことなど、様々な理由から古事記は太安万侶の子孫の多人長(おほのひとなが)が9世紀の初め頃に書いた偽書ではないかなどと言われています。

    こうした論争は、これからも是非、続けていっていただきたいと思います。
    ただし、私にはあまり興味がありません。


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  • 日本文化の持つ感謝の心と寛容性、受容性と悪魔的人間


    日本にいて日本文化の恩恵に授かっていながら、日本の神語を否定するのは、日本人が古来から持つ感謝の心や寛容性、受容性を利用主義的に利用している人ということになります。つまり傲慢であり、自分のことしか考えない狭量であるということです。そのような人のことを「悪魔的な人」と言います。日本的な言い方をするなら、道に外れた人、つまり外道(げどう)です。


    20200215 梅
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    以前にもご紹介したことがあるのですが、旧約聖書の冒頭には次のような記述があります。
    創世記です。
    ねず式で意訳しています。

     ****

    はじめに神は天と地とを創造された。
    地は形なく、むなしく、闇が淵のおもてにあり、
    神の霊が水の表をおおっていた。
    神は「光あれ」と言った。
    すると光があった。
    神はその光と闇とを分けた。
    神は光を昼と名づけ、闇を夜と名付けた。
    夕となり、また朝となった。
    一日目である。

    神は言った。
    「水の間に青空よいでよ」
    神は青空を造り、下の水と上の水を分けた。
    神は青空を天と名付けた。
    夕となり、また朝となった。
    二日目である。

    神は言った。
    「天の下の水よ、
     ひとつ所に集まれ。
     乾いた地よ現れよ」

    神はその乾いた地を陸と名づけ、
    水の集まった所を海と名付けた。
    神は言った。
    「地に青草と種をもつ草と
     種類に従って
     実を結ぶ果樹よ生(は)えよ」
    地は青草と、種類にしたがって種をもつ草と、種類にしたがって実を結ぶ木とを生やした。
    夕となり、また朝となった。
    三日目である。

    神は言った。
    「天の大空に光があって昼と夜とを分け、
     印のため季節のため日のため年のためになり、
     天の大空にあって地を照らす光となれ」
    神は二つの大きな光を造り、大きい光に昼をつかさどらせ、
    小さい光に夜をつかさどらせ、また星を造った。
    神はこれらを天の大空に置いて地を照らさせ、昼と夜とをつかさどらせ、
    光と闇とを分けた。
    夕となり、また朝となった。
    四日目である。

    神は言った。
    「水は生き物の群れで満ち、
     鳥は天の大空を飛べ」
    神は海の大いなる獣と、水に群がるすべての動く生き物とを種類にしたがって創造し、また翼のあるすべての鳥を種類にしたがって創造した。
    神は見て良しとすると、
    それらを祝福して言った。
    「生めよ、増えよ。
     海たる水に満ちよ。
     鳥は地に増えよ」
    夕となり、また朝となった。
    五日目である。

    神は言った。
    「地は生き物を種類に従って出せ。
     家畜と這うものと地の獣とを
     種類にごとに出せ」
    神は地の獣を種類ごとに、家畜を種類ごとに、また地に這うすべての物を種類ごとに造った。
    神は見て、良しとされた。
    神は言った。
    「我々の形に象(かたど)って人を造り、
     これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、
     地のすべての獣と、
     地のすべての這うものとを治めさせよう」
    神は自分のかたちに人を創造された。
    すなわち神の形に創造し、男と女とを創造した。

    神は彼らを祝福して言った。
    「生めよ。増えよ。
     地に満ちよ。
     地を従わせよ。
     そして海の魚と、空の鳥と、
     地に動くすべての生き物とを治めよ」。

    神は言った。
    「我は全地表の種をもつすべての草と、
     種のある実を結ぶすべての木とを
     お前たちに与えよう。
     それはお前たちの食べ物となるであろう。
     地のすべての獣、空のすべての鳥、
     地を這うすべてのもの、
     すなわち命あるものには、
     食物としてすべての青草を与えよう」
    夕となり、また朝となった。
    六日目である。

    こうして天と地と万象が完成した。
    神は七日目に作業を終えて休まれた。
    神は七日目を祝福して、これを聖別した。
    これが天地創造の由来である。

     ****


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  • 西郷隆盛の遺訓


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    「ねずラジ」シーズン2が始まりました。
    ねずブロの音声版です。単にブログを読むのではなく、ブログに書ききれなかったことや、その記事についての思いをお話させていただいています。ご登録はコチラから。


    賢人百官を総(す)べ、政權一途(いちず)に帰(き)し、一格(いっかく)の国体を定(さだ)めしめ無ければ、縱令(たとひ)人材を登用し、言路(ことのはのみち)を開き、衆説(もろもろのせつ)を容(い)るゝ共(ども)、取捨(しゅしゃ)に方向無く、事業雜駁(ざっぱく)にして成功有(ある)べからず。


    20200213 西郷隆盛
    画像出所=https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E9%83%B7%E9%9A%86%E7%9B%9B
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    西郷隆盛を、お殿様の島津斉彬公は次のように評しています。
    「身分は低く、
     才智は私の方が遥かに上である。
     しかし天性の大仁者である」

    今回はその西郷隆盛の「遺訓」を学んでみようと思います。
    通称「南洲翁遺訓」とも呼ばれています。
    これを読むといまの政治の歪みがわかります。

    全部で41項目ありますので、全文ではなく抜粋でご紹介します。
    全文は下のURLから青空文庫で読むことができます。
       ↓
    https://www.aozora.gr.jp/cards/001320/files/47885_31033.html

    原文を表示し、なぜこの一文が大事なのか、簡単な解説をつけてみたいと思います。
    原文の左の番号は、本文の番号と一致させています。
    41項目のうち12項目をご紹介しますので、番号が一部飛んでいます。



    20191006 ねずラジ
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
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近日発売
『日本書紀』(タイトル未定)

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