• 82年前にあったいまの大統領選挙と同じこととは


    いまは世界が、権力=責任という、ほんらいあるべき姿に気付く前の、百家争鳴の状況にあります。
    日本が世界の未来を拓く力になる、日本的価値観が世界に大きな影響を与えることになるというのは、実は、この権力と責任が等価で結ばれる社会が世界に大きな影響を与える未来の実現を意味しているのであろうと思います。
    歴史を学ぶということは、ただ何年に何があったのかを知るということではありません。歴史を通じて、我々自身がどのような者であるのか、そして歴史を学ぶことで、これから私達がどのような選択をしたら良いかを学ぶことです。
    ここをわからずに、ただあれを知っている、これを知っていると議論することは、いささか厳しい言い方をすれば、それはただの歴史遊びであって、何の役にも立たない雑学です。

    20201016 大統領選挙
    画像出所=https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/10/post-94690.php
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    小名木善行です。

    いま、米国の大統領選挙はトランプ氏とバイデン氏が争っていますが、バイデン氏は、チャイナ贔屓として有名な人です。
    もしトランプ氏が敗れるようなことがあれば(決してそうはなってもらいたくありませんが)、米国も日本も中共の欲得工作に完全に敗北し、世界の秩序はおおいに乱れる可能性があります。

    実はこれと同じことが昭和13年(1938年)にもありました。
    いまから82年前のことです。
    中共というより、チャイナで覇権を握る者たちの行動パターンというのは、実はいつの時代も変わらないということが、以下の歴史から見えてきます。

    さてその昭和13年です。
    米国で『日本の戦争犯罪に加担しているアメリカ』という小冊子が刊行されました。
    その小冊子には、
    「1937年7月、中華政府が和平のための努力をしたにもかかわらず、日本の軍事政権が北京郊外で盧溝橋事件(Marco Polo Bridge)を起こし、これを利用してチャイナへの全面的な侵略を開始した。」
    と書かれていました。

    誰がどうみても荒唐無稽としか言いようのない主張ですが、この本はなんと「日本の侵略に加担しないアメリカ委員会」という名の団体によって編集・発行され、その団体には、
    ヘンリー・スティムソン(元国務長官、後陸軍長官)、
    ロジャー・グリーン(元在漢口アメリカ総領事)、
    ハリー・プライス(元北京大学教授)、
    マーガレット・フォルシス(YWCA北米同盟)、
    フランク・プライス(在中宣教師)、
    アール・リーフ(元UP中国特派員)、
    ジョージ・フィッチ(中国YMCA主事)、
    ヘレン・ケラー(作家)、
    マクスウェル・スチュワート(『ネイション』副編集長)、
    フィリップ・ジャッフェ(『アメレジア』編集長)
    など、政界とメディアの大物がズラリと顔を揃える団体でした。


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  • 信長と桶狭間の戦い


    新著『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』から「信長と桶狭間の戦い」のお話をご紹介したいと思います。
    この本は、9月19日に発売になったばかりですが、内容はこれまで倭塾でお話してきたことのエッセンスです。古事記、日本書紀、万葉集といった古典から、歴代天皇のご事績、そして歴史上の出来事のエッセンスをコンパクトにまとめた本です。
    この本を読んだある方は、「ねずさんがこれまで出した本の中で一番おもしろかった」と感想を述べておいででした。たいへんおもしろい内容の本になっています。
    そこでこの本から、信長と桶狭間の戦いについて書いた一節をご紹介してみようと思います。

    20200913 秘密
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    **********
    古代に学んだ信長の誇り
    **********

    1 織田弾正信長▼

    織田信長《1534〜1582年》といえば、桶狭間の戦いのあと、次々と近隣の大名を抑えて国内の再統一を行い、長く続いた戦国時代を終わらせた人物として有名です。
    信長といえば「天下布武」の言葉を標榜し、比叡山攻めや本願寺との戦いを通して仏教界から武装勢力の排除を図って仏敵、あるいは第六天の魔王などと呼ばれ、また豊臣秀吉が信長を怖ろしい武人として描いたことから、近年では強烈な個性を持った冷酷な武将と描かれます。

    しかしその信長の足跡を見ると、実はある一つの理念につらぬかれたものであったことがわかります。
    それが織田家が勝旗織田氏、別名「織田弾正」の家柄であったことです。

    弾正(だんじょう)というのは、もともと8世紀における律令体制にあった天皇直下の機構です。
    律令体制は、天皇直下に太政官、神祇官、弾正台の三つの役所が設けられましたが、この中で太政官は、政治上の様々な意思決定や国政の管理を行う役所です。そこで決められた新たな政策等は、たとえば新元号の制定なども、おおむね三日もあれば、全国津々浦々にまで浸透したといわれています。

    どうして三日で全国に政策を示達できたのかというと、この役を担ったのが神祇官(じんぎかん)です。
    神祇官は、天皇の祭祀を司るとともに、全国の神社の総元締め的な役割を果たしました。
    そしてこの神祇官のもとに、全国の神社は天社(あまつやしろ)と呼ばれる後の官幣大社のような神社、その下に国単位に置かれた国社(くにつやしろ)、その下にいまでいう市町村ごとの神社である神地(かむどころ)、そして末端に、ご近所の氏神様である神戸(かむべ)が系列化されていました。

    太政官で考察され、天皇の勅許を得た示達は、こうして神祇官の所轄する全国の神社のネットワークを経て、またたく間に全国津々浦々にまで示達されていたのです。
    おもしろいことにこのネットワークは、示達された結果について、民衆がどのようにこれを受け止めているか、また政策の実施状況がどうなっているのか等について、やはり神社のネットワークを通じて、今度は下から上に情報が伝達されていました。
    そして全国の民の声は、最終的に天皇直下の神祇伯を通じて、天皇に上奏される仕組みになっていたわけです。

    この下から上の情報ルートは、神社とは別に太政官が主催した国司のルートからも上奏される仕組みになっていました。
    つまり、下から上への情報ルートは、二重に確保されていたわけで、これによって民意が常に国家最高権威にまで伝えられる仕組みになっていたわけです。

    ところが、そうした情報ルートも、あるいは政策的意思決定機関も、内部が腐ってしまっていては、まったく意味を持ちません。
    そこで設置されていたのが弾正台(だんじょうだい)です。


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  • 秀吉の朝鮮征伐は、秀吉が「明国と朝鮮半島で戦った」事件


    私たちは、スペインという世界最強の大帝国に対し、一歩も退かず、むしろ臣従せよと迫った秀吉の壮大な気宇と誇りを、いまこそ見習うべきときにきているのではないでしょうか。
    そして「秀吉の朝鮮征伐」は、秀吉が「明国と朝鮮半島で戦った」事件という意味の言葉であることを、私たちはあらためて理解する必要があるものと思います。

    20191014 秀吉の朝鮮出兵
    画像出所=https://sengokumiman.com/bunrokunoekinihongunshinro.html
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    小名木善行です。

    大東亜戦争で、たとえばパラオで激戦が行われましたが、日本はパラオの住民や軍と戦ったわけではありません。あるいはいまのベトナムやカンボジアのあたりは、当時はフランス領インドシナと呼ばれるフランス領のエリアでしたが、ここを占領するに際してわが国が戦ったのは、あくまでフランスであって、いまのベトナムやカンボジアと戦ったわけではありません。
    同様に秀吉の明国征伐も、戦いが半島に限定して行われていただけで、戦った相手は明国軍であって、李氏朝鮮国軍ではありません。

    秀吉の朝鮮征伐について、このブログで最初に書いたのは2012年10月のことでした。
    その後『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人、第一巻』にも、このことを掲載しました。
    先日、ある方々とお話をしていましたら、「ねずさん、秀吉の朝鮮征伐は、そもそもスペインの植民地支配に対するわが国の自立自存のための戦いであったのです」と仰っていただきました。
    それだけだいぶ、この説が普及してきたということで、たいへんうれしく思いました。
    たいせつなことは誰が言い出したかではなくて、誰が言い出したかさえもわからないくらい「常識化」することにあります。

    私たちの戦いの本質がここにあります。
    戦いというと闘争を思い浮かべて誰かと対立したり、誰かを非難したり、いがみあったりすることだと思っておいでの方が多いですが、
    叩きあったりつぶし合ったりするだけの対立と闘争は、全体の幸福を破壊します。
    我々が求めているのは、どこまでも全体の幸福であり、よろこびあふれる楽しい国です。

    そもそも「秀吉の朝鮮征伐」という言葉自体に、トリックがあることを私達は知らなければなりません。
    実際にはこの事件は「秀吉の明国征伐」であり、その戦いが半島に限定されたのは、秀吉がスペインの情勢を横目でにらみながら、意図して明国の直轄領に攻め込まないでいたからにほかなりません。

    そもそも当時半島にあった李朝は、明国の一部です。


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  • 世界一歴史の古い国の世界一すばらしい国家の成り立ち


    古代の日本では、豪族たちはみんな親戚なのですから、親戚同士で「征圧」や「征服」をしたら、なんとも後味が悪い。だいたい親族間の恨みというものは、幾世代にもわたって、ずっと尾を引くものです。
    そこで考案されたのが、わが国独自の、助け合うことで国をひとつにまとめるということです。これには、日本列島が天然の災害の宝庫であることも関係しました。
    こうして日本は、世界に類例のない、たすけあい国家を築いてきたのです。これはとっても誇らしいことです。

    20200925 モアナ
    画像出所=https://entertainment-bridge.com/moana/
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    小名木善行です。

    日本は、世界一歴史の古い国です。
    日本という国号のはじまりは、持統天皇が689年に発せられた飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりょう)です。
    ここに最初に「日本」という国号が文字として書かれました。
    それより以前は、外国では倭国、我が国では葦原中国(あしはらのなかつくに)、または大倭(おほやまと)と呼ばれています。

    ですから「日本」の読みも、本来はこう書いて「やまと」と読みます。
    「やまと」の表記は、「倭(やまと)」であったり、「大和(やまと)」であったり、秋津島(やまと)であったりしましたが、最終的に持統天皇の御世に、「日本」という表記で確定したわけです。

    このため、いまでも「日本」と書いて「ニホン」と読むのか、「ニッポン」と読むのか確定していません。
    結局、どちらの読みも正しいとされています。

    この「日本」という国号が唐の国に伝わり、その後に成立した元の大帝国の時代に、元の首都である大都にやってきたマルコポーロが、元の言葉で「日=ジツ」、「本=ポング」と発音されていたものを、彼がイタリア語で「ZIPANG」と書き、それがヨーロッパに伝わって、英語圏では「JAPAN」と訳されました。
    7世紀に成立した国号が、現代でも使われているのは、世界でただ一国、日本だけです。

    たとえばチャイナの場合なら、7世紀には国号が唐です。
    19世紀なら、国号は清です。
    ですから、その時代に唐国人や清国人はいましたが、中国人はいません。
    中国人が生まれたのは、チャイナに中華民国が成立したとき、つまり1912年になってからのことで、まだ108年しか経っていません。
    俗に言う中国5千年の歴史などというものは存在しないのです。

    このように書くと、あたかも筆者が民族主義者であるような印象を与えるかもしれませんが、もともと大昔には、世界に国境などなかったのです。
    日本のように古い国では、そこから解き明かしていかなければならないというのが、筆者の持論です。


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  • 孝明天皇殺害説と明治天皇替え玉説を斬る


    昨今、メディアや学会において、半島式のファンタジー史観でものごとを見ようとする人が増えています。半島は上下関係だけの「古代」が現代まで続いている国です。上に立ちさえすれば、どのような不正も許され、人を支配して自分の贅沢を得ることができるというのが、彼らの考え方だし、歴史認識における基礎思考です。
    しかし我が国は、半島とは国の成り立ちも違うし、歴史の古さも圧倒的に異なります。おかしな曲解は厳に慎むべきです。なぜならそれは、我が国における天皇の御存在の重さを軽視して、西欧や東亜の王朝と同一視するものでしかないからです。
    王朝なら改廃や易姓革命が有りえます。
    我が国天皇は、どこまでも万世一系の国家最高権威です。
    ここを履き違えてはいけません。

    明治天皇御陵
    20200927 明治天皇御陵
    画像出所=https://kyoto-tabiya.com/blog_rakunan/%E6%A1%83%E5%B1%B1%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E6%98%8E%E6%B2%BB%E5%A4%A9%E7%9A%87%E9%99%B5/
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    「明治天皇替え玉説」と「孝明天皇殺害説」というものがあります。
    それらは、日本の歴史や伝統を理解しない、とんでも説であると断じさせていただきたいと思います。

    替え玉論者たちが論拠にしていることは、
    「明治天皇は開国に踏み切ったけれど、
     父の孝明天皇は攘夷派だった。
     父が攘夷派なのに
     子の明治天皇が開国したのはおかしい。
     だから明治天皇は替え玉だ」
    というものです。

    もちろん真実はわかりません。
    私はその時代の当事者ではないし、この件の関係者でもないし、その時代に生きていたわけでもありません。
    ですから事実はわかりません。

    ただし歴史というのは、過去に起きた出来事を、時系列で再現性をもって記述することをいいます。
    そして再現性の有無こそが、歴史が論理的整合性を持った科学であるのか、ただの都市伝説であるかの境目です。
    事実に基づく再現性を持たないものは、歴史の名に値しません。

    その意味で、「孝明天皇は攘夷派だったから開国を目指す薩長によって殺害された」という説は、論理的整合性を持ちません。
    なぜなら我が国において、天皇は政治権力者ではないからです。
    朝廷の意思は、あくまでそのときの朝廷の高官たちの意思がどちらに傾いていたのか、というものでしかなく、その意思は時によって攘夷に傾いたり、開国に傾いたりしています。
    このことは、幕府も同じで、幕府も揺れいましたし、急進派とされる長州藩も、内部では大揺れに揺れていました。
    この時代は、それほどまでに意見が分かれて揺れていた時代であったのです。

    孝明天皇は、そうした政治判断を行う国政機能よりも上位にある国家最高権威です。
    もちろん人ですから、個人の意見というものはあったでしょうけれど、天皇が個人的意見を言いだして政治に口を挟むようになったら、我が国の国体が崩壊します。
    従って、開国派が孝明天皇を殺害する理由は、実は、まったくないのです。

    つまり孝明天皇殺害説は、我が国の国体の精華をまったく理解せずに、我が国の天皇の御存在を、西欧やチャイナやコリアの王や皇帝と同じ、国家最高の権力者であるものと履き違えたところに存在する、横論である暴論でしかないのです。

    このことは、明治天皇替え玉説も同じです。
    替え玉説の論拠は、
    (1) 孝明天皇が攘夷派だったのに、子の明治天皇が開国派なのはおかしい
    (2) 明治天皇の皇太子時代の御尊影と明治天皇の御尊影の写真の顔が異なる。
    (3) 明治天皇の顔立ちは長州藩田布施出身の大室寅之祐(おおむろとらのすけ)の顔立ちと似ている。
    という3点に集約されます。

    しかし我が国における天皇の御存在の意義を知れば、孝明天皇殺害説と同様に(1)は否定されるし、(2)、(3)もただの主観でしかなく、再現性のある歴史としては認識されません。


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  • マサダ砦のユダヤ人と日本のこと


    イスラエルには徴兵があります。徴兵された新兵たちはマサダ砦の遺跡に行き、右手に自動小銃、左手に旧約聖書を持って、
    「マサダは二度と陥ちない」と誓います。
    マサダ砦には、どのような逸話が遺されているのでしょうか。

    マサダ砦
    20200912 マサダ砦


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    イスラエルは、戦後、昭和23(1948)年に建国された新しい国です。
    別な国があり、別な民族が住んでいたところに、ユダヤ人を自認する人たちが自分たちの国を築きました。
    日本は周囲を海に囲まれていますが、イスラエルの場合、そんな建国の経緯から、周囲の全部が敵国です。
    ですから国は、つねに臨戦状態にあります。

    そしてイスラエルは、この70年の間に、7つの戦争を勝ちぬいて、自分たちの国の独立と繁栄を保っています。
    イスラエルには徴兵制があり、男女の別なく徴兵されます。
    そしてイスラエル国軍の兵士であることに、ものすごく誇りとよろこびを持っています。

    そのイスラエル軍では、新兵の入隊式が、全員、マサダで行なわれます。
    マサダというのは、死海のほとりにあって、2千年前にそこに砦(とりで)があり、いまは砦跡の廃墟となっているところです。

    そのマサダで、彼ら新兵は、右手に自動小銃、左手に旧約聖書を持って、
    「マサダは二度と陥ちない」と誓うのです。

    マサダ砦は、古代イスラエル国がローマ帝国によって滅ぼされたとき、最後まで頑強な抵抗をした砦です。
    それは世界のユダヤ族の神語りであり、誇りです。
    以前にも書きましたが、また歴史を追ってみます。

    古代ユダヤ王国が誕生したのは、いまから3000年前、紀元前11世紀頃のことです。
    その古代ユダヤ王国は、他国に干渉されて紀元前922年に、内乱が起こって南北に分裂します。
    北が、イスラエル王国、
    南が、ユダ王国です。

    およそ古来、敵を倒すには、敵を分断し、バラバラにして各個撃破するというのは世界の歴史の常套手段です。
    そして同じ民族であっても、そうした工作によって国が分裂してしまうことはあり得るのだということは、日本人も肝に命じるべきことですし、学校の世界史などでしっかりと教えるべきことです。

    分断されると国力は弱まります。
    紀元前721年には、北のイスラエル王国がアッシリアに滅ぼされ、紀元前612年には、南のユダ王国も新バビロニアに滅ぼされてしまうのです。
    そしてイスラエルの民衆(ユダヤ人たち)は、自分たちの国家を失ってしまい、流浪の民となるのです。


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    20200901 モアナ
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    トップの絵はディズニーアニメの『モアナと伝説の海』のポスターチラシに使われていたものです。
    この映画、大好きで、これまでいったい何回観たことか、というくらい、家族や孫まで揃って鑑賞させていただいています。

    さて、我々戦後教育を受けた者は、縄文時代とか弥生時代という時代区分は小学校で習った、常識となっていますが、実は戦前戦中までの日本では、縄文土器、弥生土器という土器の区分としての用語はあっても、時代区分としての縄文時代、弥生時代という区分はありませんでした。

    縄文土器という用語は、実は東京品川区の大森貝塚に由来します。
    実は、今日9月16日は、その大森貝塚でエドワード・S・モース(Edward Sylvester Morse)が第1回の発掘調査を行った日でもあります。明治10年(1877年)のことです。

    モースは米国の動物学者で、招かれて東大教授となった人ですが、同年6月に、たまたま横浜から新橋へ向かう途中、列車の中から崖に貝殻が積み重なっている様子を見つけるのです。
    そしてその第一回の発掘調査を行ったのが、今日だったわけです。

    この発掘調査では、土器や土偶、土製耳飾り、ニホンジカの角で出来た釣針、石斧、石のヤジリ、鹿や鯨の骨や人骨片などが発掘されるのですが、このとき発掘された土器に縄目の模様が付いていたことから、最初は索文土器、とか、大森貝塚から出土したから貝塚土器などとも呼ばれるのですが、それがまわりまわって、いつのまにか縄文土器の名が定着することになりました。

    そして実はこの発見が、我が国の考古学の始まりです。
    というのは、江戸時代までの日本では、たとえば東北の亀ヶ岡遺跡で発掘された土器、土偶などは、単に地中から掘り出された過去の遺物として、いわば観光土産品のような形で国内で売買され、その一部が海外に流出していたような状況であったわけです。
    古いものであるということはわかるけれど、それがどのような価値を持つ物かがわからない。
    だから、単に「あった、見つけた」だけのものであったわけです。


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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
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