• 下照比売(したてるひめ)の物語


      ◆◆ニュース◆◆
    最新刊『金融経済の裏側』11月24日発売。予約受付中
    最新刊庶民の日本史11月15日発売。予約受付中
    ○とら子先生との共演。
     11月23日の新嘗祭記念の特別講演(参加費無料です)
     https://ec.homoeopathy.ac/product/2821


    『古事記』は、たとえ罪人としてお亡くなりになった方であっても、ただ悪人だった、裏切り者だったと軽んずるのではなく、「結果として謀反人になってしまったけれど、真剣な愛に生きたという良い面もあり、また妻に心から愛された男であった」とちゃんと書いています。
    ここに日本的思考の美しさの原点があると私は思っています。

    小灘一紀『下照比売命』
    20211031 下照比売命
    画像出所=http://nota.jp/group/kansaibeijou/?20150214020632.html
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)



    人気ブログランキング
    応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    !!最新刊!!予約受付中
     

    古事記の国譲り神話のところに、高天原から派遣されたキジを射殺した天若日子(あめのわかひこ)が、神罰によってお亡くなりになるシーンがあります。
    このときちょっと不思議なお話が書かれています。

    簡単に要約してみます。

    中つ国で亡くなった天若日子の妻の下照比売は、夫の死を悲しみ、その哭(な)く声は風とともに響いて高天原まで聞こえてきたのだそうです。
    これを聞いた天若日子の父の天津国玉神と、その妻子は、高天原から降りて来ると、哭き悲しんで、天若日子の亡くなったところに喪屋(もや)を作り、八日八夜、葬儀を行いました。

    この時、阿遅志貴高日子根神(あちしきたかひこねのかみ)が、天若日子を弔(とむら)うためにやってきました。
    すると天若日子の父や妻が、
    「我が子は死ななかった。
     我が君は死なずにいてくれた」と、みんなで阿遅志貴高日子根神の手足に取りついて哭(なげ)き悲しんだのだそうです。
    古事記はここで、「天若日子と阿遅志貴高日子根神の二柱の神の容姿がたいへんよく似ていたから間違えたのだ」と書いています。

    ところが阿遅志貴高日子根神は、これにおおいに怒り、
    「我は愛(うるは)しい友だからこそ弔(とむら)いに来た。
     なにゆえに吾(あ)を穢(きたな)き死人に比べるのか」
    と云うと、腰に佩(は)いた十掬劍(とつかのつるぎ)を抜いて喪屋を切り伏せ、バラバラになった喪屋を足で蹴散らし、そのまま忿(いか)って飛び去ってしまわれました。

    このとき、天若日子の妻である高比売命(たかひめのみこと)は、兄の御名(みな)を知らせようとして、次の歌を詠んだとあります。

    あめなるや おとたなはたの  阿米那流夜 淤登多那婆多能
    うなかせる たまのみすまる  宇那賀世流 多麻能美須麻流
    みすまるに あなたまはや   美須麻流邇 阿那陀麻波夜
    みたに ふたわたらす     美多邇 布多和多良須
    あちしきたかひこねのかみそや 阿治志貴多迦比古泥能迦微曾也

    そして古事記は、「この歌は夷振(ひなふり)といい、いまも楽器とともに演奏されている歌です」と、この歌にまつわる物語を〆ています。

    すこしやっかいなのですが、ここに出てくる下照比売と高比売命(たかひめのみこと)は、同じ女性のことです。大国主神と多紀理毘売命(たきりひめのみこと)との間に生まれた娘で、大国主神のところに、高比売命(たかひめのみこと)、またの名を下光比売命(したてるひめのみこと)と書かれています。
    そして天若日子と結婚するのですが、やってきた阿遅志貴高日子根神の実の妹でもあります。

    歌にある、
    「あめなるや」は、天上界にいるです。
    「おとたなはたの」は、若い機織り娘のです。
    「うなかせる」は、うなじ、つまり首に架けている、
    「たまのみすまる」は、宝玉を一本の緒で貫いた首飾り
    「あなたまはや」は、緒で穴を貫いた玉よ、
    「みたに」は、御谷、
    「ふたわたらす」は、二つの谷をわたる
    「あちしたかひこねのかみそや」は、阿遅志貴高日子根神や、です。
    これをもとに歌を訳すと以下のようになります。

     天上界においでになる若い機織り娘が首に架けている首飾り
     その首飾りの緒で貫いた宝玉は
     二つの美しい谷を渡る
     阿遅志貴高日子根神なのです

    この下照比売の歌について、多くの解説本が、兄の阿遅志貴高日子根神を讃えた歌だと解説しています。
    私は、違うと思います。
    なぜなら愛する夫を失った下照比売が、ただ兄を讃えただけというのでは、話が通じないからです。

    そもそも歌の中に「二つの美しい谷を渡る(美多邇 布多和多良須)」とあります。
    天上界のひとつの宝玉が二つに渡るというのは、天若日子の魂と阿遅志貴高日子根神が、同じひとつの御分霊であるということです。
    そしてその宝玉は「阿遅志貴高日子根神である」と詠んでいます。

    天若日子は神に背いたいわば犯罪者です。
    ですから直接その名を歌に詠み込めば、それは罪人を讃える(神に背く)ことになります。
    つまり「言えないこと」です。

    ところがその天若日子の御霊と、阿遅志貴高日子根神が同一の御分霊であれば、下照比売が阿遅志貴高日子根神を讃えれば、それは天若日子を讃えることになります。
    つまりこの歌は、残された妻の、夫への失われぬ愛が読み込まれているとわかります。

    本節の末尾には、「この歌は楽器とともに演奏される歌です」と書かれています。
    天若日子と下照比売の愛が、長く歌い継がれたのです。

    このように『古事記』は、たとえ罪人としてお亡くなりになった方であっても、ただ悪人だった、裏切り者だったと軽んずるのではなく、「結果として謀反人になってしまったけれど、真剣な愛に生きたという良い面もあり、また妻に心から愛された男であった」ということを、ちゃんと書いています。
    そしてそのことが歌となり、永く語り継がれているとも書いています。

    どんなに良くしてもらっても、戦いに破れたら手のひらを返したように、彫像までつくって通行人に唾をはきかけることを強要する国もあります。
    けれど『古事記』は、どこまでも、人の愛を尊重しているのです。
    それが日本のこころだと思います。
    そして人の愛を尊重する、あるいは活きる、ないしは認められる社会というものは、たいへんに民度が高い社会であるということがいえようかと思います。

    これは福沢諭吉が説いていることですが、民度が低く、誰もが自分の利益ばかりを追求するような国では、「咎人であってもその愛を尊重」するなどという甘いことは言ってられないからです。
    すこしでも甘い顔をしたら、すぐに民がつけあがって、自分の利益だけを声高に主張し、我儘を押し通そうとする。
    ですからそのような民を持つ国では、政府は厳罰主義で、一片の情のカケラもない苛斂誅求の辛き政府にならざるをえません。

    そしてそのような国では、政府が民の民度を信じる姿勢を見せれば見せるほど、民衆はつけあがり、一部の者だけが利権を貪り、その利権を貪る者が、心が貧しくなった民衆を扇動して、より一層、愚かな貪りをし抜くようなになります。
    悲しいことですが、そのような国においては、政府が民を人間と思ってはいけない。
    李承晩は、朝鮮戦争のときに自国民を片端から虐殺しました。
    朝鮮戦争による南朝鮮の死者は、北に殺された人の数より、自国の軍隊に殺された人の数のほうが圧倒的に多かったとも言われています。
    そしてそのことの罪を問う声は、いまだに国の内外からひとつもあがっていません。
    毛沢東も、1億人以上の自国民を殺したと言われています。
    けれど彼もその国、その民族にとっては「偉大な英雄」です。

    李承晩にしても毛沢東にしても、それぞれその本人にとっては、ある意味幸せで充実した生涯であったかもしれません。
    しかし、そうした人をリーダーに仰ぎ、そうした人の持つ政府によって虐殺されたり収奪されたり、あるいはかろうじて生き残っても、極貧生活を余儀なくされる国民、あるいは民衆にとって、その時代は幸せな時代であったということができるのでしょうか。

    なにより大切なこと。
    それは誰もが豊かに安心して安全に暮らせる。
    そういう社会なのではないでしょうか。
    そしてそういう社会であり、民族であればこそ、たとえ咎を受けたとしても、その夫を愛する妻の想いとその心が大切に尊重され、歌にまでなって、永く讃えられたのではないでしょうか。

    冒頭にある小灘一紀(こなだいっき)画伯の絵は、その下照比売です。
    小灘一紀画伯は、古事記を題材に様々な絵を書き、展示会等を通じて古事記の普及に携わっておいでの境港ご出身の洋画家です。
    どの絵も、とても美しい絵です。


    ※この記事は2016年8月の記事の再掲です。
    お読みいただき、ありがとうございました。
    YOUTUBE 日本の心をつたえる会チャンネル


    人気ブログランキング
    ↑ ↑
    応援クリックありがとうございます。

    講演や動画、記事などで有償で活用される場合は、メールでお申し出ください。
    info@musubi-ac.com

    《倭塾の日程》
    2121年11月27日(土)13:30 第88回倭塾(於:タワーホール船堀研修室)
     https://www.facebook.com/events/819411838658553
    2022年1月22日(土)13:30 第89回倭塾(於:東大島文化センター第一研修室)
     https://www.facebook.com/events/269497751756033
    2022年2月23日(水・祝)13:00〜16:30 第89回倭塾 タワーホール船堀4F401号室
     https://www.facebook.com/events/579487736653084

    ※第89回倭塾の日時場所が変更になっていますのでご注意ください。


    『ねずさんのひとりごとメールマガジン』
    登録会員募集中 ¥864(税込)/月  初月無料!


                   

    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ねずさんの学ぼう日本の最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

    こちらもオススメ

  • 弟橘比売命


    4月17日(土)13時半から第82回 倭塾を開催します。
    詳細は↓から。
    https://nezu3344.com/blog-entry-4847.html


    感謝の心と祭祀を失わないという日本人の魂の歴史は、なんとヤマトタケルノミコトの時代から綿々と続いてきた、わたしたち日本人の根底にある心です。
    日本人の心を取り戻すとは、日本人が、日本人としての「魂」を取り戻すことです。
    そして魂を取り戻すためには、日本神話の上辺の筋書きだけではなく、その奥にある真意(神意)を学ぶことです。

    弟橘比売命
    弟橘比売命



    人気ブログランキング
    応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

     さねさし相武の小野に燃ゆる火の
     火中に立ちて問ひし君はも


    この歌は、弟橘比売命(おとたちばなひめのみこと)が東京湾に入水自殺する直前に詠んだ歌です。
    先に少し情況を申し上げますと、ヤマトタケルノミコトは、大和朝廷の全国統一のために、東奔西走したのですが、その東国征伐のときに、駿河の国(佐賀牟能国、相武の国)の焼津で、地元の国造(くにのみやつこ)に欺かれて、野原で火攻め(焼き討ち)にあうのです。
    このとき、三種の神器のひとつである草薙の剣(くさなぎのつるぎ)で難を逃れるのですけれど、そのことが由来となって、静岡県に焼津の地名が残っています。

    そしてさらに東へと向かったヤマトタケルノミコトの一行は、いまの神奈川県の横須賀あたりから、東京湾を横断して房総半島に向かおうとします。ここは海流の激しいところであることから走水の海(はしりみずのうみ)と呼ばれた難所です。

    ところが海路を行く途中で嵐に遭ってしまう。
    そこでヤマトタケルノミコトの妻(出雲風土記には皇后と書かれています)の弟橘比売命が、海神を鎮めるために入水自殺しました。
    海は夫を想う妻の気持ちが海神に通じて、時化(しけ)がやみました。
    そしてヤマトタケルノミコトの一行は無事に海を渡ることができました。

    弟橘比売命は、身を挺して夫を扶(たす)けたのです。
    このとき、弟橘比売命が入水する直前に詠んだ歌が、冒頭の歌です。



     最新刊
     

    続きを読む
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ねずさんの学ぼう日本の最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

    こちらもオススメ

  • 「知らす」について考える


    ◆◆ニュース◆◆
    新刊『日本建国史』発売中。
    https://amzn.to/2LuOGgX

    Amazonベストセラー1位(古代日本史)


    あらためて「知らす」について学んでみたいと思います。
    本稿ではウシハクは扱いません。知らすのみを先ず考えてみます。

    20210402 高天原
    画像出所=https://www.town-takachiho.jp/top/kanko_bunka/kanko_joho/814.html
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)



    人気ブログランキング
    応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    古事記では「シラス」は「知」という漢字一文字で表されています。
    つまり「知」と書いて「しらす」と読むのですが、古事記は、大和言葉の意味と漢字の持つ意味が共通するものは漢字で、そうでないものは「以音(こえをもちいる)」と、漢字の音だけを借用したときには、個別に注釈を加えています。
    「知」には、「以音」という注釈がありませんから、この場合は、漢字の「知」と、大和言葉の「シラス」が、意味が共通しているということを意味します。

    そこで「知」という漢字を見ると、この字は「矢」と「口」で成り立っています。
    「矢」は弓矢の矢です。
    「口」の部分は、実は人間の口ではなくて、お酒を注(そそ)ぐ盃(さかずき)の象形だといわれています。
    そして古代において、矢と盃は、神棚に供えるものです。

    いまでは神様は神社においでになられるとされていますが、神社という構造物(建築物)がまだなかった縄文の昔においては、人々が神様と会うときには、神棚を造って、そこに神様の方から降りてきていただくという習慣になっていました。
    そのとき、神棚にお供えするのが矢と盃です。
    この習慣は、いまでも紙垂(しで・下の写真)として神社に残っています。
    紙垂というのは、矢の羽の部分、つまり矢羽の象形です。

    紙垂(しで)
    20210402 紙垂


    我々現代人の多くは、知恵や知識は本を読んだり、先生に教わったりして得るものとされていますが、大昔の日本では、知識や知恵というものは「目に見えない力」であり、それは「神々から授けていただいた力」とされていました。
    ですから「知る」ということは、我々が自分の頭で考えるとか、学んで覚えるといったものではなくて、もともとは「神様の知恵をいただく(お借りする)」と考えられていたわけです。

    ですから「知」という言葉は、そのまま「神々と繋がり、神々の知恵」を意味することになります。
    つまり「しらす・知」という言葉は、神々の知恵そのものであるわけです。



     最新刊
     

    続きを読む
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ねずさんの学ぼう日本の最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

    こちらもオススメ

  • 日の丸の意味を知ろう


    胎児のことを我々は「あかご(赤子)」と言います。
    四角く区切った空間と、その中に出現した天之御中主神を意味する丸、そして胎児(赤子)を意味する赤。
    日の丸は、これを図案化しています。
    我々は、神々の胎児の細胞のひとつひとつです。

    20200501 宇宙
    画像出所=https://www.gizmodo.jp/2020/03/quasar-huge-energy-wave.html
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


    人気ブログランキング
    応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

    《ご連絡》
    ○ 新刊『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』が昨日4月10日に発売になりました。
    新型コロナウイルスの関係で大都市部の大手書店さんは軒並み休業です。郊外の書店さん、あるいはAmazonや紀伊国屋さんの通販などを利用してお求めいただければと思います。せっかく神様からいただいた時間です。少しでも有効活用するために、まさに日本人の覚醒の書である日本書紀、是非、お友達にお薦めいただければと思います。
    ○ 5月2日に予定していた倭塾は、武漢肺炎問題のため延期します。
    ○ 「ねずラジ・シーズン3」が始まりました。ねずラジはねずブロ4千話の中から、選りすぐりの記事を音声でお届けするものです。


    古事記の上つ巻の冒頭の文です。
    七五読(しちごよ)みしていますので、ぜひ声に出して読んでみてください。

    ********

    天地初発之時   あめつちの はじめのときに
    於高天原成神名 たかまのはらに なりませる かみのなは
    天之御中主神   あめのみなかの ぬしのかみ
    (訓高下天、云阿麻。下効此)
    次高御産巣日神 つぎにたかみの むすひかみ
    次神産巣日神  つぎにはかみの むすひかみ
    此三柱神者    このみはしらの かみがみは
    並独神成坐而  ならびてひとり かみなりまして
    隠身       みにおかくされ ましきなり

    次国稚      つぎにくにの わかくして
    如浮脂而     うくあぶらの ごとくして
    久羅下那州多陀用幣流之時 くらげなすの ただよへるとき
    (流字以上十字以音)
    如葦牙因萌騰之物而 あしかびのごと もへあぐものに
    成神名     なりませる かみのなは
    宇摩志阿斯訶備比古遅神 うましあしかひ ひこちかみ
    (此神名以音)
    次天之常立神 つぎにあめの とこたちのかみ
    (訓常云登許、訓立云多知)
    此二柱神亦   このふたはしら かみもまた
    並独神成坐而  ひとりかみ なりまして
    隠身      みにかくし ましきなり

    上件五柱神者  かみのくだりの いつはしらかみ
    別天神      ことあめの かみなりき

    次成神名    つぎになります かみのなは
    国之常立神   くにのとこにて たつのかみ
    (訓常立亦如上)
    次豊雲(上)野神  つぎにはとよの くものかみ

    此二柱神亦   このふたはしら かみもまた
    独神成坐而   ひとりかみ なりまして
    隠身      みにかくし ましきなり

    *******

    ここに登場している神様は、順に

    1 天之御中主神(あめのみなかの ぬしのかみ)
    2 高御産巣日神(たかむすひかみ)
    3 神産巣日神(かみむすひかみ)
    4 宇摩志阿斯訶備比古遅神(うましあしかび ひこぢかみ)
    5 天之常立神(あめのとこ たちのかみ)
    6 国之常立神(くにのとこ たちのかみ)
    7 豊雲野神(とよくものかみ)

    の7柱です。
    1〜5までの5柱の神様のことを、別天神(ことあまつかみ)。
    6の国之常立神から、続く男女一組10柱の神々をあわせて「神代七代」と言います。


    20200401 日本書紀
    ◆ニュース◆
    『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』絶賛発売中!!
    『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』絶賛発売中。
    令和2年度倭塾動画配信サービス受講生募集中です。応募は→コチラ
    ○ ねずブロの音声版《ねずラジ》第二集が始まりました。
    ○ 『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』がオンデマンド版で発売になりました。
○「ねずラジ・シーズン3」が始まりました。ねずラジはねずブロ4千話の中から、選りすぐりの記事を音声でお届けするものです。


    20191006 ねずラジ
    《新作続々》ご登録は↑のバナーをクリック↑


    『ねずさんのひとりごとメールマガジン』
    登録会員募集中 ¥864(税込)/月  初月無料!


    続きを読む
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ねずさんの学ぼう日本の最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

    こちらもオススメ

  • 神々の教え


    ◆ニュース◆ 百人一首の本がオンデマンド版で購入できるようになりました。

    人気ブログランキング応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

    平成31年度倭塾動画配信サービス受講生募集中


    戦いではなく、どこまでも和と結びによって国を大きくし、国力を増していくことが大事だということを、古事記は神代からの日本の知恵であると、上つ巻の文字数の3分の1を割いて、これを神々の知恵であると描写しています。それはとてもありがたい、大切な教えです。


    20190918 因幡の白兎
    画像出所=https://webun.jp/item/7518913
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


    古事記の文字数は、上つ巻、中つ巻、下つ巻の三巻合わせて、約5万5,000字です。
    このうち上つ巻(うわつまき)が神話の時代で、文字数は約1万9,000字です

    上つ巻の構成は次のようになっています。

    (一)序文
    (二)創生の神々(そうせいのかみがみ)
    (三)伊耶那岐命と伊耶那美命(いざなきといざなみ)
    (四)天照大御神と須佐之男命(あまてらすおほみかみとすさのをのみこと)
    (五)大国主命(おほくにぬしのみこと)
    (六)葦原中国の平定(あしはのなかつくにのへいてい)
    (七)迩々芸命(ににぎのみこと)
    (八)海幸彦と山幸彦(うみさちとやまさち)

    なかでも、特筆すべきが(五)の大国主神話です。
    約7000字が割かれ、上巻の文字数のおよそ三分の一を占めています。

    考えてみると、これは不思議な話です。
    大国主は、出雲一国の神様だからです。



    『ねずさんのひとりごとメールマガジン』
    登録会員募集中 ¥864(税込)/月  初月無料!

    20190317 MARTH



    続きを読む
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ねずさんの学ぼう日本の最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

    こちらもオススメ

  • 古事記における天迦久神(あめのかぐのかみ)とお地蔵さんについて


    ブログフォーム 書き出し


    「ねずさんのひとりごと」は、ドメイン変更をしました。
    ブックマークに登録してくださっている方は、登録変更をお願いします。(ドメイン変更日:2019年5月26日)
    旧ドメイン:http://nezu621.blog7.fc2.com/
     ↓↓↓
    新ドメイン:http://nezu3344.com



    人気ブログランキング応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

    平成31年度倭塾動画配信サービス受講生募集中


    世界を見渡せば、人類社会は力さえあれば、強ければ、何をやっても赦されるということがほんの十九世紀まで常識でしたし、そういう国はいまでもあります。
    しかし我が国では、1300年前に書かれた古事記において、武は、どこまでも慈愛を根幹としなければならないと説いているのです。
    これはものすごいことです。


    20190824 お地蔵さん
    画像出所=http://hukumusume.com/douwa/pc/jap/12/31.htm
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


    書いたものというのは、研究の結果ではありますけれど、同時に、書いた時点が「新たな出発点」になります。そこを土台にして新たな研究を進めていくからです。
    『ねずさんと語る古事記』を書き上げたときは、それがその時点における自分なりの最高峰だったわけだけれど、その後にたとえば「隠身」というものすごく重要な用語にあらためて気付かされたりするわけです。

    「知(し)る」ということは、神様から大切なお知恵をいただくということだというのが、我が国の古くからの考えです。
    何かを知った、何かの研究成果があがった(これは文学や歴史に限らず科学などの理工系も同じです)というのは、もちろん個人の努力もさりながら、それ以上に、周囲の助けを借りながら神様からお知恵をお下げいただいたということだと考えられてきたのです。

    素晴らしい発見や発明であっても、我が国では、その発明や発見をした個人に、何かの賞を与えるということはしてきませんでした。
    あくまでもその人を通じて、その開発や発明発見に関わった人たちみんな、つまりその一族やその家にお褒めがあったものでした。

    周囲への感謝を忘れ、「俺の考えだ!」と天狗になれば、その人がどんなに優秀な人であったとしても、神様はその人にそれ以上の知恵をお授けになることはありません。
    要するに、それで打ち止めになります。



    『ねずさんのひとりごとメールマガジン』
    登録会員募集中 ¥864(税込)/月  初月無料!

    20190317 MARTH



    続きを読む
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ねずさんの学ぼう日本の最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

    こちらもオススメ

  • 女性が右から回り、男性が左から回ることの持つ意味とは



    人気ブログランキング応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

    何事も、「ひ」が上、「み」が下です。
    ですから「ひ」から声をかけるのは当然です。


    20190707 天御柱
    画像出所=https://amzn.to/2LCczBb
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


    イザナキとイザナミが、子を生もうとするとき「女性が右から回り、男性が左から回る」と、これは古事記、日本書紀の両方に書かれていることです。
    古来、この故事が何を意味しているのかが、様々に議論されてきましたが、実に簡単明瞭な答えがあります。
    それは、
    女性が身(み)を使って出産をするなら、
     男性が御魂(ひ)を神々と結ばなければ
     『ひ』と『み』が整わない

    というものです。

    これは古事記では次のように書いています。

    いざなきみこと のらさくは
     尓伊耶那岐命詔
    しかるなら われとなれとで あめのみはしら ゆきめぐり 
     「然者、吾与汝行廻逢是天之御柱而、
    みとのまぐはひ なすべしと
      為美斗能麻具波比此七字以音。」
    かくちぎりて すなはちのらす
     如此之期、乃詔
    いましみぎより まはりあひ
     「汝者自右廻逢
    われひだりより まはりあふ
      我者自左廻逢」

    古来、左が「ひ=霊」を意味し(日という説もあります。いずれも大切な中心であることに違いありません)、「み=身」を意味するとされてきました。
    女性は、その身(肉体)を用いて、子を生みます。
    けれどその子は、生きて生まれてくる以上、必ずその子の身にも霊(ひ・魂)がやどります。
    つまり、「ひ」がなくては、出産しても「み(身)」だけであり、身は魂が入らなければ、生きることができません。
    なぜなら、肉体は魂の乗り物だからです。

    そうであれば、女性が「身」を生むに際して、男性が「ひ(魂)」を授けなければ、子に御魂が備わりません。

    出産は女性にしかできませんが、それは身を産む行為です。
    生まれてくる子は、母と父と両方の御霊が備わって、はじめてその身に生命(魂)が備わるのです。
    つまり御霊は男性の父から子へと伝わるわけです。

    天皇家が男系男子というのも、これが理由です。
    天皇は、天照大御神から直系のお血筋であることが最大の権威の裏付けです。
    その天照大御神の「ひ(霊・魂)」は、男性から男性へと伝わります。
    ですから身を産むのは、どの女性でも構わない。
    それは身が身を産む行為だからです。
    ひ(霊・魂)をつなげるのは、男性の役割です。
    だから男系男子にこだわります。
    それが伝統です。

    このような日本の形や古くからの思想を知ること。
    日本を取り戻すのは、そこが始まりかなと思っています。


    お読みいただき、ありがとうございました。


    人気ブログランキング
    ↑ ↑
    応援クリックありがとうございます。


    講演や動画、記事などで有償で活用される場合は、
    メールでお申し出ください。

    nezu3344@gmail.com


    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ねずさんの学ぼう日本の最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

    こちらもオススメ

検索フォーム

ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

《動画》「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

講演のご依頼について

最低3週間程度の余裕をもって、以下のアドレスからメールでお申し込みください。
むすび大学事務局
E-mail info@musubi-ac.com
電話 072-807-7567
○受付時間 
9:00~12:00
15:00~19:00
定休日  木曜日

スポンサードリンク

カレンダー

12 | 2022/01 | 02
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

最新記事

*引用・転載・コメントについて

ブログ、SNS、ツイッター、動画や印刷物作成など、多数に公開するに際しては、必ず、当ブログからの転載であること、および記事のURLを付してくださいますようお願いします。
またいただきましたコメントはすべて読ませていただいていますが、個別のご回答は一切しておりません。あしからずご了承ください。

スポンサードリンク

月別アーカイブ

ねずさん(小名木善行)著書

ねずさんメルマガ

ご購読は↓コチラ↓から
ねずブロメルマガ

スポンサードリンク

コメントをくださる皆様へ

基本的にご意見は尊重し、削除も最低限にとどめますが、コメントは互いに尊敬と互譲の心をもってお願いします。汚い言葉遣いや他の人を揶揄するようなコメント、並びに他人への誹謗中傷にあたるコメント、および名無しコメントは、削除しますのであしからず。

スポンサードリンク