• 百人一首(7〜9番歌)


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    小野小町


    和歌の詠み手は一般に、一番言いたいことをあえて言いません。
    言わないことで、相手にそれを悟ってもらう。
    そして歌の真意がわかったとき、相手には、ドカンとその衝撃が走る。感動が走る。
    それが和歌の醍醐味のひとつです。

    和歌には五七五七七の中に、上の句と下の句があります。
    これを、いってみれば三角形の底辺の角にみたてているわけです。
    和歌は、その三角形の底辺の両端にある2点を、上の句、下の句で指し示すことで、三角形の頂点にある「いいたいこと」を詠み、聞き手はそれを推理し想像する。
    そういう知的ゲームといったらいいすぎかもしれませんが、そんなところが、和歌して、教養人を惹きつける魅力となっているのかもしれません。

    和歌には「掛詞(かけことば)」という技法もあります。
    ひとつの言葉に、ふたつ、もしくはみっつないしそれ以上の複数の意味を持たせます。
    そしてその掛詞が、和歌の理解の手がかりになったりします。

    和歌を読むと、そこには、論理矛盾をしたり、よけいな仮名が一文字乗せてあったり、一見すると意味不明だったりするところにぶつかったりします。
    そういうとろこには、注意です。
    そこが解釈の手がかりになることがおおいからです。

    さて、今回は、7番、8番、9番の歌です。

    前回までのお話で、
    1番2番は、天皇の御世の素晴らしさ、
    3番4番は、和歌のもつ可能性と、その読み方
    5番6番は、和歌でできる表現の素晴らしさ
    が、ひとつのテーマとなっていることが、ご理解いただけたと思います。
    では、7、8、9番歌は、何をあらわしているのでしょうか。


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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
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近日発売
『日本書紀』(タイトル未定)

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