• 国を失うことのもたらす現実 通化事件


    20160909 吉林省通化市
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    「国なんて、あってもなくても同じなんだよ」とか、「国防だとか安全保障だとか日本が軍事力を持つから戦争になるんだよ」などと、本気なのか冗談なのか知りませんが、平然と発言する人がいます。
    現実に北朝鮮が、核弾頭の実験に成功したという報道があっても、「戦争はんた〜い」です。

    核弾頭を開発し、日本海に向けてミサイルの発射実験を繰り返している国が現実にあっても、あくまでも戦争を起こすのは日本の与党政治家であって、他国が日本に攻めてくるなど、あたかも絶対にないといいたげです。
    では、元寇はどう説明するのでしょうか。
    時代が違う?
    それなら尖閣に現実に押し寄せている中共、現実に日本の領土である竹島を軍事占領している韓国、北方領土を奪ったままのロシアは、日本の領土領海への侵犯はしていないといえるのでしょうか。

    そこで今回は、以前にもご紹介した記事ですけれど、通化事件を通じて、私たちが国を失ったときの現実を考えてみたいと思います。
    国民の安全で安心で豊かな生活を護るのが、国家の役割です。
    その国家という庇護がなくなったとき、民衆の身に、いったいどのような現実が振りかかるのか。
    このことは、とっても大切な問題だと思います。

    牡丹江は、ウラジオストクから約二百キロ内陸部にはいったところにある町で、
    昭和二十年八月、そこにソ連が満州国国境を越えて攻め込んできました。
    この方面に向けられたソ連軍の兵力は、航空部隊や戦車部隊を含めて50万もの大軍です。
    メレンコフ元帥が直接率いたこのソ連部隊は、まさにソ連軍の主力部隊で、歩兵四師団、十二個狙撃師団、戦車二個師団、十五個国境守備隊、大隊砲三千五百門、ロケット砲四百三十門、戦車約一千両、他に空挺部隊まで保有していました。

    これを迎え撃ったのは、わずか三千六百名の、陸軍の予備士官学校の士官候補の学生たちでした。
    予備士官学校というのは、士官になるための訓練校です。あくまで訓練校ですから実弾も乏しいし、そもそも銃さえ人数分ありません。
    こうかくと意外に思われる方がおいでになるかもしれませんが、当時の日本は、南方戦線に大量の武器を移送しており、満蒙の地には、もちろん正規軍には、それなりの銃の支給はありましたが、とても予備士官候補の学生たちの分までは、銃がまわりきらなかったのです。

    銃は3人で一丁の支給です。
    それでも予備士官候補生たちは、圧倒的兵力のソ連軍に立ち向かいました。

    彼らがソ連軍を迎撃するために会戦地に向かう途中、彼らはトラックの荷台に詰めれるだけ詰め込まれた満州北部の在留邦人の避難民たちと、何度もすれ違いました。
    乗っていたのは女子供たちです。

    彼女たちは、トラックの荷台の上から、
    「お願いしま~す」
    「頑張ってくださ~い」と、悲痛な声で叫んでくれたそうです。
    そして祈るようなまなざしを向けてきました。

    (絶対に彼女たちを無事に逃がさなければならない。)
    士官学校の生徒たちは、決意を新たにしたそうです。


    20160810 目からウロコの日本の歴史




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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
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