• 秦の始皇帝の再検証


    20160917 兵馬俑
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    秦の始皇帝悪玉論は、いまだに根強く残っているようです。
    それが実は誤解であるという論考が「大紀元」で紹介されました。
    「大紀元」様のご承諾をいただきましたので、こちらのブログでも皆様にご紹介したいと思います。

    先に3つのことを申し上げておくと、

    先ず第一に、秦の始皇帝は、漢族ではなく、突厥(とっけつ)です。
    突厥は、いまのウイグルのことで、唐代まではウイグルは黒髪、直毛、黒目のモンゴロイドです。
    その後、中央アジアでトルキスタンを制圧して混血し、いまのように変化しました。
    Chinaは古代において、農耕民族であるモンゴロイド系先住民と、あとからやってきた狩猟系コーカソイド移民との間で激しい殺し合いが起こりますが、これによって中原を追われて周辺民族となっていったのが、いまのChinaの少数民族と呼ばれる人々といわれています。

    つまり秦の始皇帝は、過去において中原を追われたモンゴロイドが、再び中原を制圧してChinaをひとつに統一し、始皇帝を名乗った人、ということになります。
    つまり外来王朝です。
    ただし、ウイグルの特徴として、彼らは人も家畜も、生き物はすべて財産と考えます。
    つまり人を財産と考えて、China全土を統一した始皇帝が、ただいたずらに残忍なだけの人物とは考えにくいのです。

    二つ目に、先般ご紹介した秦の将軍、司馬穰苴(しばじょうしょ)があります。
    彼は、『司馬法(しばほう)』という書を顕し、そのなかで、

     国が大なりといえども、戦を好めば必ず亡(ほろ)ぶ。
     天下安らかなりといえども、戦を忘れれば必ず危うし。
    ( 國雖大 好戦必亡 天下雖安 忘戦必危)

    と説いています。
    秦の軍隊は、当時のChinaにあって最強で、その勇猛な秦軍の将軍が、上記のような言葉を残しているわけです。
    (言葉の詳細については↓参照)
    http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3102.html</u>">http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-3102.html

    部下を見れば人がわかるといいます。
    これだけの人物が将軍として仕えた始皇帝が、ただの暴君とは実際考えにくいのです。

    三つ目に、兵馬俑(へいばよう)があります。
    始皇帝陵から発見された俑は八千体に及びます。
    そしてそのひとつひとつの顔かたちが、おそらくは実際の兵を生き写しにしたものであったろうと言われています。
    しかも発見時には、兵士の俑は、無彩色に思われたのですが、その後の調査で、できた当時は、極彩色に塗られていたことが判明しています。
    巷間言われてきたように、始皇帝が乱暴な暴君なら、ほんものの人間を埋めたことでしょう。
    けれど始皇帝は、雑兵を道連れにするのではなく、親兵の人形(俑)を一緒に埋葬することを選んでいます。
    これは、始皇帝が兵たちを信頼し、兵たちもまた始皇帝を慕っていなければ、およそ行われないであろうことです。

    というわけで、おかしいなとは思っていたのですが、このたび大紀元に、良い記事が掲載されましたので、ご紹介に至った次第です。
    大紀元の本文のご紹介の後、すこし私の考えを述べます。


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小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
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出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
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