• 童子教を読む


    20161014 童子教
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    先日『実語教』をご案内しましたので、今回は『童子教(どうじきょう)』をご紹介します。
    こちらのほうが『実語教』よりもすこし若くてて、鎌倉時代中期の作とされています。
    現存する最古の書写は、639年前の南北朝時代のもの(1377年)が現存しています。

    この『童子教』もまた、『実語教』とともに、明治の中頃まで初等教育の柱として、全児童が暗誦できるまで、繰り返し音読されたものです。
    つまり、ただ幼児期に暗誦したというだけでなく、初等、中等教育でそれがトレースされ、さらにその奥にある意味や意義を学ぶことで、鎌倉時代から明治中期までの基礎教育が行われました。
    つまりこの二つは、誰もが知る日本人社会の常識であったわけです。

    『童子教』は、原文の漢字だけで1650字もあるとても長いもので、その全部につき、一文ごとに解説を加えると、それだけで一冊の本になってしまいそうです。
    ですので今回は、原文、読み下し文、現代語訳のみの掲載です。

    ただ、せっかくですので、一例をあげてみたいと思います。

    昔の時代劇などを見ると、武士たちなどが喧々諤々の大議論をしているところに、御家老がやってくる、すると、その議論していた侍たちが、一様に膝を揃えてかしこまる、といったシーンがよく出てきます。
    明治期の軍隊も同じでした。
    息抜きにおしゃべりに興じていた兵たちが、上官がやってくると、言われなくても膝を正して礼をとりました。
    実はこれは、『童子教』の教えに基づきます。

    夫貴人前居  それ貴人の前に居ては
    顕露不得立  顕露に立つことを得ざれ
    遇道路跪過  道路に遇(あ)うては跪(ひざまづ)いて過ぎよ
    有召事敬承  召す事有らば敬つて承れ
    両手当胸向  両手を胸に当てて向へ
    慎不顧左右  慎みて左右を顧みざれ
    不問者不答  問はずんば答へず
    有仰者謹聞  仰せ有らば謹しんで聞け

    とあります。上司、上官の前では、あらわに立っていてはいけないというのです。
    そとにあれば、ひざまづき、室内においては、正座して拝礼をする。
    これは寺子屋教育では、実は、日常生活にまで徹底していたことでした。

    また、次のようなものもあります。


    20160810 目からウロコの日本の歴史


    【倭塾】(江東区文化センター)
    第34回 2016/11/12(土)18:30〜20:30 第4/5研修室
    第35回 2016/12/24(土)13:30〜16:30 第4/5研修室
    第36回 2017/1/14(土)13:30〜16:30 第4/5研修室


    【ねずさんと学ぶ百人一首】(江東区文化センター)
    第8回 2016/10/20(木)18:30〜20:30 第三研修室
    第9回 2016/11/24(木)18:30〜20:30 第三研修室
    第10回 2016/12/8(木)18:30〜20:30 第三研修室
    第11回 2017/1/19(木)18:30〜20:30 第三研修室



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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
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