• 天皇の御公務


    人気ブログランキング ←いつも応援クリックをありがとうございます。

    藤原忠平の歌を通じて、我が国のカタチを考えます。

    20170920 貞信公
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています)


    【お知らせ】
     9月17日(日)13:30 第43回 倭塾 公開講座(古事記)
     9月21日(木)13:00 埼玉縣護國神社奉納揮毫
    10月 1日(日)11:00 日心会『ねずさんと古事記』出版を祝う会(古事記)
    10月15日(日)13:30 古事記に学ぶ25の経営学
    10月26日(木)18:30 第19回 百人一首塾 公開講座(百人一首)
    11月 3日(金・文化の日)第2回 名古屋倭塾 公開講座(古事記)
    11月 5日(日)第45回 倭塾 公開講座
    11月25日(土)第20回 百人一首塾
     *****


    京都嵐山の北側に、大堰川(おおいがわ、桂川ともいう)をはさんで「小倉山(おぐらやま)」があります。
    まるい、まるでおまんじゅうのような形をしたこの山は古来、紅葉の名所とされ、ふもとには山荘がありました。『小倉百人一首』という名称は、藤原定家がこの小倉山の山荘で「百人一首」を選歌配列したことに由来しています。

    その百人一首に、藤原忠平(880-949)が詠んだ歌があります。
     小倉山 峰の紅葉葉 心あらば
     いまひとたびの みゆき待たなむ

    (おくらやま みねのもみちは こころあらは
     いまひとたびの みゆきまたなむ)

    この歌を詠んだ藤原忠平は、後に関白太政大臣にまで栄達して藤原家繁栄の基礎をつくり、没後にその徳をたたえられて「貞信公(ていしんこう)」という謚(おくりな)を贈られた人です。
    この歌は『拾遺集(1128番)』に掲載されていて、詞書(ことばがき)には次の紹介文があります。

    「宇多上皇が大堰川に遊ばれた際に、
     上皇が見事な小倉山の紅葉に感動して、
     『我が子である、醍醐(だいご)天皇にこの紅葉を見せたい』
     とおっしゃられたことを受け、
     藤原忠平が醍醐天皇に
     そのことを伝えるために詠んだ。」
    (原文)亭子院大井河に御幸ありて行幸もありぬべき所なりとおほせ給ふにことのよし奏せむと申して。

    解説書のなかには、直接「宇多上皇がお誘いですよ」と伝えるのではなく、むしろ紅葉を擬人化して、「待っていておくれ」と謳い上げているところに興があると評しているものがあります。
    つまり「擬人法を使ったところに、この歌の面白さがある」と言いたいようです。

    しかしそれを言うなら、拾遺集よりもはるかに古い時代に成立した『古事記』のなかに、「因幡の白兎ウサギ」の物語があります。
    そこではウサギが人と会話しています。
    まさに擬人そのものです。
    擬人法はもっとはるかに古い時代から普通に使われていた表現方法なのですから、別に目新しいテクニックではありません。

    実はこういう、ちょっとしたところに、こっそりと反日的な思想を忍ばせるというのが、戦後70年の日本の学会の特徴です。
    おそらくは、そのように書いた大学の先生も、9世紀から10世紀の半ばにかけて生きた藤原忠平の時代よりもはるか以前から日本文学に擬人法が使われていることくらい、とっくに承知のことです。
    けれど、そうではないように書かなければ、左翼系の学生たちや、下手をすると大学からも突き上げをくらって、教授職を失いかねなかったのです。





    ◆◆◆◆◆スマホで読めるKindle版もあります。◆◆◆◆◆

    ◆youtubeの動画サイトをはじめました。
    ↓下のバナーをクリックするとチャンネルに飛びます↓
    20170513 バナー _th
    ↑よろしかったらチャンネル登録をお願いします。登録無料です↑
    新しい動画がアップされました!


    『ねずさんと語る古事記・弐』
      まだお求めでない方は、お早めにどうぞ。

    ↓画像をクリックすると購入ページに飛びます↓
    20170526 古事記弐


    続きを読む
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ねずさんのひとりごとの最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

検索フォーム

ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
近日発売
『日本書紀』(タイトル未定)

スポンサードリンク

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新記事

*引用・転載・コメントについて

ブログ、SNS、ツイッター、動画や印刷物作成など、多数に公開するに際しては、必ず、当ブログからの転載であること、および記事のURLを付してくださいますようお願いします。
またいただきましたコメントはすべて読ませていただいていますが、個別のご回答は一切しておりません。あしからずご了承ください。

スポンサードリンク

月別アーカイブ

スポンサードリンク

ねずさんメルマガ

ご購読は↓コチラ↓から
ねずブロメルマガ

ご寄付について

ねずブロはみなさまのご支援で成り立っています。よろしかったらカンパにご協力ください。
【ゆうちょ銀行】
記号番号 00220-4-83820
【他金融機関から】
銀行名 ゆうちょ銀行
支店名 〇二九(店番029)
種目  当座預金
口座番号 0083820
口座名義 小名木善行
【問い合わせ先】
お問い合わせはメールでお願いします。
nezu3344@gmail.com

講演のご依頼について

最低3週間程度の余裕をもって、以下のアドレスからメールでお申し込みください。
テーマは、ご自由に設定いただいて結構です。
講演時間は90分が基準ですが、会場のご都合に合わせます。
E-mail nezu3344@gmail.com

講演テーマ
<ご参考>
古事記に学ぶ経営学
古事記に学ぶ日本の心
百人一首に学ぶ日本の心
女流歌人の素晴らしさ
日本人の誇り
その他ご相談に応じます。

スポンサードリンク

お薦め書籍1


日中戦争-戦争を望んだ中国 望まなかった日本


江戸の自治制


幻の黄金時代


ドキュメント自衛隊と東日本大震災

コメントをくださる皆様へ

基本的にご意見は尊重し、削除も最低限にとどめますが、コメントは互いに尊敬と互譲の心をもってお願いします。汚い言葉遣いや他の人を揶揄するようなコメント、並びに他人への誹謗中傷にあたるコメントは、削除しますのであしからず。

スポンサードリンク