• 平敦盛


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    写真は、寒椿です。
    寒い冬に鮮やかな紅い花を咲かせる寒椿は、
    室町後期に書かれたとされる『平家花揃』で、
    平敦盛(たいらのあつもり)に例えらました。


    20180118 寒椿
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


    織田信長の舞った謡曲で、
    「人間五十年、下天のうちをくらぶれば〜」とあるのは「敦盛」という曲です。
    「敦盛」では、五十年と歌いますが、この歌のモデルとなった平敦盛(たいらのあつもり)は17歳(いまの16歳)で、短い命を散らせた少年でした。

    一ノ谷の戦いのときのことです。
    谷で平家が敗れ、平敦盛は海上に浮かぶ平家の船に戻ろうと、海に馬で4〜5段乗り入れました。
    このときの敦盛の姿は、練貫に鶴を刺繍した直垂(ひたたれ)に、萌黄匂の鎧、鍬形を打った兜(かぶと)の緒を締め、黄金つくりの大刀を帯び、切斑の矢立を背負い、滋藤の弓を持つという美しい姿だったそうです。

    これを見つけた源氏方の猛将・熊谷直実が扇をあげて呼び止めました。
    「あれは大将軍とこそ見参(みまいら)せ候(そうら)へ。
     卑怯にも敵に後ろを見せさせたもうものかな。
     返させたまえ!」

    このように言われて背中を見せるのでは武門の恥です。
    敦盛が取って返すと、直実は敦盛を馬から組み落とし、首を斬ろうと兜を上に持ちあげます。
    するとそこにあったのは、数え年16〜7歳(いまの15〜6歳)の美少年が薄化粧をしてお歯黒で歯を染めている姿でした。
    我が子と同じ年頃の少年です。

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小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
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