• 名将・山口多聞中将とミッドウェー海戦のお話


    6月5日から7日にかけては、ミッドウェー海戦が行なわれた日です。
    昭和17(1942)年のことです。
    そこで毎年恒例で、この時期にミッドウェー海戦と、名将・山口多聞(やまぐちたもん)中将のことを書いてみたいと思います。


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    20180604 ミッドウエー海戦
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


    山口多聞中将は、旧日本海軍でも「提督の中の提督」として、世界中のファンを魅了している人物です。
    生まれは東京・文京区小石川で、明治25年、旧松江藩士・山口宗義の子です。れっきとした武家の家柄です。
    多聞というのは、すこし変わった名前ですが、実は、楠木正成の幼名、多聞丸から、命名されています。
    山口家の仕えた松江藩というのは、出雲一国の藩です。もともとは毛利領でしたが、幕末時の藩主は松平家で、山口家は出雲松平家の家臣でした。

    この出雲松平家というのは、江戸中期以降、全国の大名が年貢米に頼って藩の財政をひっ迫させた中で、唯一といっていいほど豊かだった藩でもあります。
    なぜ豊かだったかというと、実は、タタラによる製鉄事業を藩の産業として育成し、同時に藩の財政を徹底的に改革していたのです。
    おかげで寛政年間には八万両もの蓄財をしています。
    つまり、非常に合理性を尊ぶ気風があった藩であったというわけです。

    この出雲松平藩の合理主義は、幕末にも活かされています。
    出雲松平藩は、徳川家の親藩です。ところがはやくから時代の変遷を予測して、幕府方にも新政府側にもつかず、藩の中立、独立を保ったのです。
    こうした合理性、客観性を尊ぶ家風は、山口多聞の海軍兵学校生活で、さらに磨きがかけられました。

    彼はいまでも進学校として名高い開成中学(現開成高校)を卒業したのち、海軍兵学校第40期生となりました。
    入学時の成績は、150人中21番です。
    卒業時の成績は、144名中2番です。
    同期には特攻隊生みの親・大西瀧次郎中将がいます。


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小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
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出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
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