• 緑の聯隊長


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    古い大和言葉で「青」といえば、樹々の緑色のことをいいます。
    その「青が立つ國」と書いて「靖國」という語になります。
    靖國神社の神門(直径1.5メートルの大きな菊の御紋が取り付けられた門)をくぐると、すぐ左側に参拝記念の苗木が売られています。
    実はこの苗木に深い物語があります。


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    靖国神社 参拝記念樹販売所
    20180723 靖国参拝記念樹
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    私達日本人が、日本軍として大陸で何をしていたか。
    何を目的としていたのか。
    それを知ることのできるノンフィクションです。
    開戦間近い昭和15(1940)年のことです。

    吉松喜三陸軍大佐は、China事変のために大陸に出征しました。
    そこで腹部に重傷を負って、後方の野戦病院に入院しました。
    入院中のある日、療養中のベッドから窓の外を見ました。
    すると隣接する洋館の中庭で賛美歌を歌いながら緑の木立の中を散策する修道女たちの姿が目に飛び込んできました。
    吉松大佐は、そこでひらめきを得ました。

    昭和18(1943)年、機動歩兵第三聯隊長に就任した吉松大佐は、そのひらめきを聯隊の仲間たちに話しました。
    「なあみんな、
     Chinaは際限のない砂と黄土の大地だ。
     その大地を戦争はさらに破壊する。
     けどな、自分たちは興亜の平和を願う皇軍兵士だ。
     皇軍が通ったあとに草木も枯れるなどと
     言われるようなことは
     あってはならないのではないだろうか。
     つまり緑だ。
     緑の木こそ人の心を安らかにする。
     だからみんなで植樹をしよう。
     自分は植樹によって
     荒んだ兵隊達の心に安らぎを与えたいし、
     散華した敵味方の将兵の御霊を弔(とむら)いたい。
     そして樹木の少ないChinaの大地に
     沢山の苗木を植えて繁らせて
     住民を喜ばせたいのだ。」

    こうして各大隊ごとの植樹目標数も決まりました。
    それはなんと、大隊ごとに50万本の植樹をするというものでした。
    ひとつの大隊はおよそ千人です。
    つまり、ひとりあたり500本の植樹をするのです。
    とほうもない話です。

    けれど、軍の命令に、いちいち説明はありません。


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  • 拉孟(らもう)の戦い


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    連日猛暑が続いていますが、かつて遠い異国の地で、40倍以上の敵に囲まれながら、祖国を護るという一心だけで120日という途方もない緊張の続く戦いを貫徹し、散っていった私達の父祖がいます。
    拉孟(らもう)の戦いは、絶対に忘れてはいけない、私達の記憶に留めておくべきことだと思います。
    今日のねずブロは長いです。
    およそ1万7千文字あり、読了におよそ40分です。
    2009年12月に公開した記事の再掲ですが、文章をかなりリニューアルしていますので、だいぶ読みやすくなっていると思います。
    お時間の許す方は、どうぞ最後までお読みになってみてください。
    お時間のない方は、どこか一章だけでもお読みになってみてください。
    どれかひとつのエピソードであっても、きっと何かを感じていただけると思います。


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    拉孟(らもう)松山陣地
    20180722 拉孟松山陣地
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    「拉孟の戦い」というのは、昭和19(1944)年6月から9月まで、120日間にわたって行われた、日本陸軍とChina国民党精鋭軍、および米軍との混成軍との間で繰り広げられた戦いです。

    敵の数は、約5万人です。
    迎え撃つ日本軍の守備隊の兵力は、わずか1280名です。しかもそのうちの300名は傷病兵です。
    そのわずかな人数で、彼らは120日間もの長い間、勇敢に戦い全員が玉砕しています。

    玉砕戦というのは、そのほとんどが逃げ場のない島での戦いです。
    ところが拉孟(らもう)は、山中のジャングルの中です。
    逃げようと思えば、いくらでも逃げおおせる。
    世界の戦史の中でも、めずらしいほど長期間にわたる戦いで玉砕し、散華された我が日本軍のこの戦いは、日本人なら「常識」として語り継がなければならない戦いでもあろうかと思います。


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  • 民衆が「おほみたから」と呼ばれた稀有な国とは


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    三万年という途方もなく長い歳月の経験から我が国の先人たちが「これしかない」と編み出したものが、天皇を扇の要として民衆を「おほみたから」とするという我が国の形です。
    そしてその形は、おそらくはいま世界中で提唱されているどの社会形態よりも、はるかに合理性に富んだものであるといえるものです。


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    20180721 京都迎賓館
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    「誰もが平和で豊かで安全で安心して住めるクニ」
    ここでいうクニとは、国家そのものだけでなく、身の回りの共同体などのことを含む言葉としてのクニですが、これこそが人類社会が希求した理想国家の形であろうかと思います。

    ところが早い話、左右に例をとってみると、人には右の人もいれば左の人もいるわけです。
    これを右か左かという二者択一にして、左社会であれば右の人を一切合切殺してしまうという選択をするのが共産主義です。

    しかし人を右か左かに分けて、反対側の人と対立すれば、人の世はギスギスとした闘諍の世になってしまいます。
    対立し闘争して反対側のを皆殺しにしても、今度は残った人の中でまた対立と闘争が起きます。
    つまりこれはゼロサムゲームです。

    いわゆる青白きインテリというのは、一般に人望がないものです。
    けれども自分が正しいと信じたいし、権力を持ちたいし、自分と異なる考え方をする人を粛清したい。
    だから簡単にこの共産主義思想にかぶれてしまいます。
    ところが世の中がギスギスとしてくると、世の中の多くの人は、いざというときにあまり頼りになりそうにないそうした青白きインテリよりも、腕力の強い人をまつりあげるようになります。

    世の中が平和なら、ドラえもんに出てくるスネ夫が屁理屈を述べることができても、それによって対立や闘争の世の中になれば、人々が頼りにするのは、ジャイアンになるわけです。
    さらにいえば、ジャイアンにとっては、反対派は粛清しても良いと、ジャイアンの暴力を正当化してくれる思想はきわめて都合が良いわけで、こうして暴力的な社会が築かれます。


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  • キスカ島撤退と神々の御業


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    求める結果が得られなかったからと、上司からも同僚からも部下からも轟々たる非難を受け、孤立無援となる。
    しかし自分の果たす役割には6000名の命がかかっている。
    もしそんな状況に置かれたら、あなたならどうしますか?
    昭和18年7月29日のキスカ島撤退は、まさにそういう状況のもとで行われました。
    キスカ島は、日本の北太平洋にあるアリューシャン列島にある島です。
    その島に残る日本兵2650名を、島を包囲していた連合軍に全く気づかれずに、無傷で守備隊全員を撤収させる。
    そんな奇跡のような作戦が、キスカ島撤退作戦でした。
    そしてそこには、名将木村 昌福(きむら まさとみ)中将の強固な意思と忍耐と果敢な決断があったのです。


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    木村昌福海軍中将
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    木村昌福中将は明治24(1891)年に、静岡県静岡市で生まれました。
    旧制静岡県立静岡中学(現・静岡高校)を卒業して、海軍兵学校に入校しました。
    卒業時の成績は118人中第117位でした。
    そんなわけで、兵学校を卒業後の海軍大学進学はあきらめて、水雷屋として軍歴を過ごしました。

    大東亜戦争開戦時には、巡洋艦「鈴谷」の艦長などを勤めました。
    昭和18(1943)年2月には、第三水雷戦隊司令官に就任しています。
    ビスマルク海戦では、護衛部隊指揮官を勤めました。
    艦橋で敵攻撃機の機銃掃射を浴びて、左腿と右肩に貫通症、右腹部に盲貫銃創・・・どうみても重症です・・・を負いながら、最後まで指揮を執られました。

    撃たれたとき、信号員が咄嗟に、
    「指揮官、重傷」
    の信号旗を挙げました。
    すると木村中将は、
    「陸兵さんが心配するではないかっ!」と怒鳴り付けて、すぐに
    「只今の信号は誤りなり」
    と訂正させています。
    どこまでも自分が中心ではなく、周囲を気遣う将でした。

    軍病院での治療後、第一水雷戦隊司令官に就任しました。
    そしてその年の7月に成功させたのが、キスカ島撤退作戦です。

    さらに昭和19(1944)年には、レイテ島挺身輸送作戦を二度も指揮して成功させ、さらにミンドロ島の米上陸地点への突入作戦も成功させています。
    おかげで木村中将は、現場畑だけで、いちども大本営勤務を経ないで中将にまで出世しました。
    これは海軍の中でも稀有な人事でした。


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  • 清廉の武人・伊東祐亨


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    「俺が同じような立場になっていたら、
     お前たちはこの俺がボートで
     送り届けられてもよいのか。
     責任は俺が取る。
     万一お咎めがあったときは、
     俺が死をもってお詫びいたすだけのことだ」

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    伊東祐亨
    20180718 伊東祐亨
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    日清戦争では帝国海軍が、装備においてはるかに勝る清国・北洋艦隊にたて続けに勝利し制海権を握りました。
    このとき非常用特設艦隊として我が国に誕生したのが「聯合艦隊」です。
    日清戦争当時、帝国海軍は、新鋭艦で編成した主力部隊と、老巧艦などで編成した沿岸警備艦隊の2つの艦隊を持っていました。
    日清間の開戦が迫ったとき、軍令部にいた山本権兵衛(当時大佐)が、すこしでも戦力の増強を図るためにと、この2つの艦隊の統合をして「聯合艦隊」となりました。

    ちなみに最近では、「聯合艦隊」を「連合艦隊」と書きますが、実はこの二つは意味が違います。
    連合の「連」は、単に車が道に連なっているありさまをあらわす字です。
    けれど「聯」は、糸が複雑に絡み合っている姿をあらわします。
    つまり各船舶が、互いに有機的に結合しあって祖国防衛にあたるから「聯合」です。
    ただ船が一列に並んでいるのとは、実は意味が違うのです。

    聯合艦隊は、日本海軍の総力を結集した大艦隊でした。
    ですから特に天皇直属下にある聯合艦隊司令長官がこれを統括しました。
    その初代聯合艦隊司令長官に就任したのが、薩摩出身の伊東祐亨(いとうゆうこう)です。
    実に魅力的な、日本男児です。

    伊東祐亨は、天保14(1843)年、鹿児島城下清水馬場町生まれの薩摩隼人です。
    少年時代には「飯、焦がし(めしこがし)」というあだ名で呼ばれたそうです。
    これは伊東が町を歩くと、付近の若い女性たちが伊藤に見惚れ、ついつい炊いている最中の飯を焦がしてしまう、というところからきたのだそうです。


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  • 第28回 百人一首塾(公開講座)開催のお知らせ


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    今回のテーマは「喜撰法師」です。
    百人一首の8番歌です。

     わが庵は都の辰巳しかぞ住む
     世をうぢ山と人はいふなり
    (わかいほはみやこのたつみしかそすむ よをうちやまとひとはいふなり)

    宇治山に隠棲して、やがて仙人になっといわれる喜撰法師。
    藤原定家は、そんな喜撰法師の歌を通じて、何を後世の人たちに伝えようとしたのでしょうか。
    そして実は、この歌には日本文化の真髄が隠されていることは、誰も知らない・・・。

    というわけで前回に引き続き、百人一首を通じての日本文化探求の旅にご一緒しようという企画です。

    そして今回からは、事前に皆様からのご質問を事前に受付します。
    ご質問は、下にあるFacebookのページをご利用ください。

    ご回答は開催当日です。
    また「倭塾動画配信サービス」にて配信させていただきます。


    1 日 時 平成30年7月28日(土)18:30~20:30
          開場 18:00
          開始 18:30
          終了 20:30(予定)
    2 場 所 江東区文化センター 第三研修室
          〒135-0016
          東京都江東区東陽4丁目11−3
          東京メトロ東西線「東陽町」駅1番出口より徒歩5分
    3 講 義 テーマ「喜撰法師」
          講 師 小名木善行
    5 タイムスケジュール
      (1) 18:30〜19:30 講義1
      (2) 19:30〜19:40 休憩
      (3) 19:40〜20:30 講義2
      (4) 20:30〜    後片付け
    6 参加費 お一人様2000円
          ご夫婦でお越しの場合はお二人で2000円
          未成年者無料です。
    7 参加方法
      会場に直接お越しください。
      お飲み物などをご用意してお待ちします。
      Facebookご利用の方はお手数ですが参加ボタンをクリックください。
        ↓
      https://www.facebook.com/events/2184263938459616/

    8 懇親会はありません。

    ※暑いのでどうぞお気をつけてお出かけください。
     冷たいお飲み物などをご用意してお待ちいたしております。

    お読みいただき、ありがとうございました。

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  • 古事記に描かれた隠身(かくりみ)の凄みと君が代


    古事記は、我々の宇宙(あるいは時空間)をどのように理解しているのか。
    古事記は1300年前の書ですが、実はそのことを知ると、その時代の日本人の感覚というか、知恵や知識の深さに、本当に驚かされます。
    いまの日本では、世界中の様々な古代の知恵が紹介されますが、古事記の知恵はそれらを包含してなお余りある深さを持っているように思います。


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    20180717 20180717 創生の神々


    まず古事記の宇宙観(あるいは時空間についての概念)ですが、ひとことでいうと、
    「我々の住む時空間は、神界も人間界も、
     そのすべては神々の胎内にある」
    というものです。

    このことは、古事記の冒頭に出てきます。
    冒頭の古事記は、初めの何もない時空間に天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)が成られたとあります。
    次いで高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)がお成りになられます。

    高御産巣日、神産巣日という言葉は、高次元の結び、神々との結びを意味しますので、天之御中主之神は、高次元にお成りになりまして、神々との結びを行われたとわかります。
    ただし高御産巣日神も神産巣日神も、それぞれが神様です。

    すこしややこしいのですが、現象としては天之御中主之神が現れて後、高次元の結び、神との結びが行われるわけです。
    しかしそれはただの現象ではなくて、それ自体が神だ、と古事記は解釈しているわけです。

    このようなことは、ただ神様を人格化して考えるとかえってわかりにくくなります。
    神様は、存在だけではなくて、行動や行為やはたらきのすべてが神なのだというのが、古事記の観念です。

    その立場で、古事記はここまでの三柱の神様を
    「共(とも)に独神(ひとりかみ)でお成りになられました」
    と書いています。


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小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
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