• 静御前と安達清常


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    命令されたからと言って、何の感情もなく、ただ人を殺せるような痴れ者は、鎌倉武士の中にはひとりもいない。そう断言できるだけの武士文化を、頼朝は構築したのです。だからこそ江戸時代に至っても、武士の戦慄する姿の模範は、常に鎌倉武士に求められたのです。


    20180802 鎌倉武士
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


    「察する」ということを大切にした日本の文化においては、文学であっても時代への配慮を欠かしません。
    ですから物語そのものは「○○と日記に書いておこう」と同じで、いわゆる建前で記述されます。
    しかしそのようなものは、どこかおかしなところがあるもので、前後の経緯や事態の流れから、容易に実際にあった出来事を察することができるように書かれているものです。

    たとえば、本当は快晴でみんなで遠足に行ったのだけど、同級生のひとりが病気で遠足に行けなくて悲しい思いをしていたと知らされて、表向きは「雨で遠足は中止になった」とするようなものです。
    ただし記録をよく調べてみると、遠足先でみんなで撮った写真とかがあったりするわけです。
    あくまで公式記録は、遠足は行かなかった、です。
    しかし本当はそのように書かれている理由は、みんなが同級生を気遣ったからです。

    でもそんなことを言い出すと、間違っていると言われます。
    なるほどそうでしょう。
    間違っているかどうかはとても大切なことです。
    けれど洞察し、見抜くことは、生きていくにあたって、もっと大切なことではないかと思います。

    さて、満開の桜の鶴岡八幡宮で君が代と、しずやしずを舞った静御前は、並み居る鎌倉御家人の前で、いまや敵となった義経を慕う歌を舞った咎(とが)で、頼朝(よりとも)から、
    「生まれてくる子が男なら殺せ」
    と決められてしまいます。
    このとき静御前は妊娠六カ月、お腹の子は、もちろん愛する義経の子です。
    母親となる身にとって、生まれて来る子の死刑を宣告されることは、自分が殺されるよりつらいことです。



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小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
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