• 土佐藩の郷士株と災害対策


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    そして場当たり的な対応は、世の中の矛盾を増大させます。
    歴史は学ぶためにあるのです。


    20191105 坂本龍馬
    画像出所=https://hinotorifugetsu.com/ryoma/
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


    近年坂本龍馬はドラマや小説、マンガなどの題材でたいへんな人気を集めています。
    ですから坂本龍馬の生涯については詳しい方も多いかと思います。
    ただ、いくつかドラマと実際が大きく違うところがあるので、そのことを書いて置きたいと思います。

    龍馬は土佐藩の出身ですが、その土佐藩では山内家ゆかりの家臣団が「上士」、長宗我部家から山内家で召し抱えられた武士を「郷士」と呼んで身分上の差を置いていました。
    上士は、家老、中老、馬廻り、小姓組、留守居組などの要職に就きます。
    郷士は、用人、徒士、足軽などの身分の下級武士です。

    郷士は身分は低いですが、野中兼山の治世以降、郷士たちの生活はとても豊かになりました。
    もちろん身分上の差はあります。
    足軽の身分ですから、武士としての俸禄は最低ランクですし、絹の着物を着ることは禁じられたりもしていました。

    しかし藩の俸禄が少額であっても、農家としての実入りがあるのです。
    とりわけ野中兼山によって推進された郷士たちのための新田開発は、もともと一領具足(いちりょうぐそく)といって半農半武だった郷士たちにとって、大きな喜びと富をもたらすものとなっていました。

    もっとも人の世はさまざまです。
    江戸三百年の泰平の中にあって、なかには博打(ばくち)や酒色におぼれて身を持ち崩す者もいました。
    そうでなくても病気のための高い医療費支出や、子供の教育のための無理がたたって、田畑までも売り払い、生活が成り立たなくなってしまう者もいました。

    一方、藩の側では、せっかく野中兼山の築いた藩の財政改革が後に否定された結果、江戸中期になると財政が逼迫(ひっぱく)しました。



    20191006 ねずラジ
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
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