• 片平観平を偲ぶ


    20191123 万葉集表紙1200
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    天が大任を与えようとするときには、強烈な試練を与えます。
    試練に負けず、めげず、怖(お)じず、そして逃げずに、たゆまず雄々しく前に進もうとするとき、はじめて天はその人に任を与える。逆に言えば、いまとってもつらいことであっても、途中でめげたら次はない、ということです。
    どこまでも、いつまでも正しい心で前に向かって歩み続ける。
    すくなくとも、いい歳をして月に1500万円ものお小遣いをもらいながら、公のために何ら尽くすことをしない鳩ぽっぽのような者や、何十億もの財産を貯め込んだというどこぞの親玉さんよりも、一文無しになったかもしれないけれど、この片平観平の生き様の方が、私には、はるかに日本的であり、魂のレベルで尊敬できる生き様という気がします。


    20200130 白石用水路
    画像出所=http://volvolife.jp/author/sakusha/mymother/index.htm
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


    天保年間というのは、その前の時代が文化文政時代で、これは世にいう「化政時代」、元禄が上方(関西)文化が花開いた時代なら、化政時代はまさに江戸庶民文化が花が咲いた時代です。

    天才歌舞伎役者の7代目市川団十郎が、市川家の名を不動のものにした時代であり、絵画では、フルカラーの印刷技術が確立し、版画を用いて作られた当時の新聞(かわら版)がフルカラーとなり、東海道五十三次の安藤広重や、歌麿、北斎が活躍したのもこの時代、本居宣長が古事記全巻の通釈本を出し、杉田玄白らが解体新書を出版し、十返舎一九が東海道中膝栗毛を書いたというのも、この時代です。

    だいたい江戸中期を描いた映画作品などが舞台にしているのも、まさにこの時代といった方がイメージをつかみやすいかもしれません。

    それだけ江戸庶民文化が華やいだ背景には、第11代将軍徳川家斉がわりと派手好きで、江戸の貨幣経済をおおいに発展させた、という背景があります。
    ところがこのことが、同時に大きな問題を起こしたのも、化政時代であったわけです。

    どういうことかというと、もともと徳川幕府というのは、税を米で収めさせたり、武士の給料(俸禄)を米で支払ったりと、物を買うことよりも、人が食うことを国の中心・柱とした政治体制です。
    だから贅沢よりも質素を好み、道徳規範を大切にして、みんなが食えるための共同体としての統治を国政の中心に据える社会を築きました。

    ところが徳川家斉という、貨幣経済大好き、贅沢大好きという将軍が登場したのです。
    しかもまる50年の統治者となりました。
    家斉という人は、たいへんな好色家で、なんと側室40人、できた子供が男28人、女子27人と、都合55人もの子を儲け、あまりに夜な夜な励むので、松平定信から「あまりに回数がすぎるとお体にさわりますぞ」と注意をされるほどだったといいますから、すごいものです。



    20191006 ねずラジ
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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