• 憲法論と人口問題


    「Constitution(共同体宣言)」を「憲法」と訳したことが、そもそも誤りです。
    幕末の翻訳家は、ですからこれを「律法」と訳しました。ところが明治6年に、
     元熊本藩士の林正明(はやしまさあき)が合衆国憲法の訳本を、
     元津山藩士の箕作麟祥(みつくりあきよし)がフランス憲法の訳本を出すに際して
    「憲法」という用語を用いたことから、明治憲法がつくられる際にも、「憲法」という用語が用いられることになってしまいました。そしてここから日本人の誤解がはじまりました。


    20200223 食料自給
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    護憲といえば憲法9条、憲法9条といえば戦争放棄、平和を守る世界に誇るべき日本の憲法であって、子供たちを二度と戦場に送らない、送らせない、そして戦後70年間日本が平和でいられたのも、憲法9条のおかげ、憲法9条は人類の宝であり、世界遺産に登録すべきもの、というのが左翼や、日本にいて日本語を話し日本の国籍も持っているけれど日本人ではないあやしげな人たちが声高に叫んでいる護憲論です。

    ただし、これは実はただのフェイクでしかありません。
    手品と同じです。
    平和主義の名のもとに、9条に目を向けさせることによって、ただゴタゴタ言っているだけの責任逃れです。

    こういうことを古い日本語で「栲衾(たくぶすま)」と言います。
    フスマをうるさく栲(たた)くという意味です。
    衾(ふすま)は、開け閉めするもので、たたくものでは有りません。
    静かな部屋でフスマをバンバン叩かれたら、うるさくて仕方がないだけです。
    つまり「栲衾」は、意味のない人に迷惑を掛ける行動です。
    意味のないこと、人に迷惑をかける行動をすることで、自己の存在をアピールするのが「栲衾(たくぶすま)」です。

    栲衾の九条主義者。
    栲衾の護憲主義者。
    栲衾の敗戦利得者。
    栲衾の桜を見る会反対主義者。
    みな、根っこは同じです。



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  • 陛下が英霊たちに捧げられた思い


    昭和天皇が祈り続けられた世を、わたしたちは実現しえたのでしょうか。陛下が英霊たちに捧げられた思いに、わたしたちは、なにかひとつでもおこたえしてきたといえるのでしょうか。


    20200228 昭和天皇
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    もし、自分が「あと一週間で死ぬ」とわかったら、みなさんはどうされるでしょうか。
    人は、受け入れられない事態に遭遇すると、否認→怒り→取引→諦観という段階を経て、最後に受容に至るのだそうです。

    これはキューブラー・ロスが「死ぬ瞬間」という著書で紹介し、それをたしか立花隆が40年ほど前に文芸春秋で「臨死体験」という連載記事を書いたときに、「死の受容過程」として広く紹介されたものです。
    ガンの告知を受けたときなどがその典型ですし、あるいは昔なら、腹を斬ると決まったときや、いよいよ戦地での決戦に赴くと決まったときなどが、こうした反応に至るのかもしれません。

    はじめの「否認」は、そういう現実が目の前にあるということを頭ごなしに認めない、否定するというものです。
    二番目の「怒り」は、なんで自分なんだと周囲にあたり散らす。
    三番目の「取引」は、なんでもしますからとにかく治してくださいと頼み込む。
    四番目の「抑鬱」は、それでもどうにもならないと知ってあきらめる。
    五番目の「受容」は、そういう運命とあきらめる、
    という反応なのだそうです。

    ところが古くは縄文時代の集落跡などをみると、日本では、集落の真ん中に墓地がありました。
    このことは江戸時代になっても同じで、古い城下町や寺社を町の中心に持つ門前町などでは、まさにお城や町の真ん中に墓苑が置かれています。
    おもしろいもので、罪人の首を刎ねる刑場などは町の中心からはすこし外れたところに設けましたが、それでもその場所はたいていお寺などが集中している寺社街に置かれました。

    これが何を意味しているかというと、日本人は常に死者とともに共存してきたということです。
    ちなみにこの習慣、南の島などではいまでも見ることができます。
    集落の真ん中にバナナの木などが植えられていて、その周辺にご遺体を埋葬する。
    すると、その遺体の栄養分を吸って、バナナが盛大に稔る。
    そのバナナをいただくことで、偉大な祖先の勇気をいただき、魂を引き継ぐ。
    そうすることによって、魂のみならず、身もご先祖と一体化すると考えられているといいます。

    ですから日本における縄文時代の遺跡も、長い縄文時代においても、いまから6千年ほど前には、日本列島の気温が非常に高かった時代があり、その時代に打ち立てられた習慣がのこったものであったのかもしれません。



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  • 愛(いと)しく愛(め)でるような気持ちで愛(おも)ふ


    「愛」という字の音読みは「アイ」です。
    訓読みは「めでる、いとし、おもひ」です。
    たとえ小さな愛であっても、
    「愛(いと)しく愛(め)でるような気持ちで愛(おも)ふ」こと。
    そういうことを大切にしていくこと。
    それこそが日本人にとっての愛であり、日本のもとからある国柄です。
    <

    20200227 金閣寺
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    仕事から帰って冷蔵庫を開き、中にはいっている缶ビールを1本取り出す。
    プシュッと音をたてながら缶を開け、ビールをひとくちのみながら、「ああ、今日も疲れたなあ」とため息をつく。
    いつもと変わらない日常。
    いつもと変わらないほろ苦いビールの味。
    そんな小さな日常が、実はどれだけ幸せなことか。
    私たちはあらためて考えてみる必要があると思います。

    ひとたび災害が発生すれば、あるいはいつ空襲警報が鳴るかわからない戦時にあれば、あるいは家族の誰かが疫病に罹患すれば、あるいはいま大陸にあるような飛蝗(ひこう)《イナゴの大群》に襲われれば、あるいは飢饉に襲われれば、そんな小さな日常は、ものの見事に吹っ飛んでしまうからです。

    希望大学に合格するとか、好きな人と結ばれるとか、マイホームを建てるとか、人生にはそれぞれに大きなイベントがあります。
    大きな幸せと言っても良いかもしれない。
    けれど、なんてことのない日常、「疲れたなあ」とため息をつける、そんなありふれた日常こそが、私たちが護らなければならない、そして国家が護らなければならない最大の使命です。

    毎日を、愚痴や文句を言いながらでも、普通に生きることができる。
    そんな普通の日常を送ることができる、そんな小さな幸せこそが、実は一番大切なことです。


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  • 今日は二・二六事件(ににろくじけん)があった日


    日本の正気を取り戻す。
    これこそが現代日本に生きる私たちに課せられた最大の使命です。
    現下の政治状況に、腹立たしい思いを深くしている人は多いと思います。それをあおる人たちもいます。けれど、そのあおる人たちも、現実にクーデターを起こすかといえば、それはしていません。
    やはり血気に流行る気持ちを、ちゃんと抑制しておいでです。


    20200220 二・二六事件
    画像出所=https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=23023004667
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    2月26日は、昭和11年(1936年)に、二・二六事件(ににろくじけん)があった日です。
    この事件は陸軍の青年将校らが1,483名の下士官兵を率いて大臣らを襲撃した事件で、大蔵大臣だった高橋是清(たかはしこれきよ)や、内大臣の斉藤実、陸軍教育総監の渡辺錠太郎らが死亡しています。
    事件の背景となっていたのは、「空飛ぶ鳥さえ影を見せぬ」と言われた東北地方などでの大規模な飢饉です。

    そのときの情況を、当時の秋田魁新聞が伝えています。
    引用します。

    *********
    秋田魁新聞『凶作地帯をゆく』
    昭和9年(1934)年10月26日
    http://www.pref.akita.jp/fpd/rekishi/rekishi-index.htm

    「秋晴れの鳥海は清らかな山姿を、
     紺碧の空にクッキリ浮かせている。

     しかし、山裾にある町村は、
     未曾有の凶作に悩み、
     木の実・草の根、
     人間の食べられるものは
     全部刈り取り掘り尽くし、
     米の一粒だに咽喉を通すことのできぬ
     飢餓地獄にのたうつ惨状、



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  • 飛蝗(ひこう)、イナゴの大群


    飛蝗(ひこう)と新型コロナウイルスがチャイナに与える影響は、世界の人口と経済、物流に多大な、というより壊滅的な影響をもたらすことでしょう。
    そしてこの二つがおさまったとき、世界の形はいまとはまったく別な形になることでしょう。


    20200220 飛蝗
    画像出所=https://www.jiji.com/jc/d4?p=bbl999&d=d4_sce
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    日本では「イナゴの大群」の名前で知られるトノサマバッタの「飛蝗(ひこう)」。
    トノサマバッタは、普段はなんてことのない昆虫なのだけれど、一定の条件のもとに置かれると、身体が大きくなり、黒く変色して、まさに仮面ライダーみたいにダイミョウバッタに変身します。
    これを相転移(そうてんい)と言いますが、仮面ライダーと違うのは、その数で、いまアフリカで発生してインド西部に猛烈な被害をもたらしている飛蝗(ひこう)は、その数、なんと4000億匹に達します。

    飛蝗(ひこう)は1870年代に米国のネブラスカ州で観測された事例によると、その群れの大きさは、幅160km、長さ500kmで、日本の本州面積の3分の1ほどの面積で、その群れの高さは場所によっては1600メートルにのぼったと記録されています。

    飛蝗(ひこう)がやってくると、あたりいったいの穀類をすべて食べつくします。
    つまり人は、食べ物がなくなってしまう。
    またその死骸が、道路を埋め尽くし、車はスリップするため走行できない。
    飛行機も、エンジンがバッタにまみれて墜落してしまう。
    そして、飛蝗(ひこう)が去ったあとには、食料難が襲います。

    飛蝗(ひこう)は『旧約聖書』の「出エジプト記」にも「十の災い」のひとつとして登場します。
    これは古代エジプトで奴隷状態にあったイスラエル人を救出するため、神がエジプトにもたらしたとさ災害で、ナイル川の水を血に変え、カエルやブヨや蚊を大量発生させ、家畜に疫病を流行らせ、人に腫れ物を生じさせ、雹を降らせ、暗闇にし、長子を皆殺しにし、そして飛蝗(ひこう)を放つ、というものです。
    つまり飛蝗(ひこう)は、神が与える人間への災いであるともいわれています。



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  • 最悪のときは最善のとき


    新型コロナウイルスの問題がクローズアップされていますが、なにがあっても、どんな苦労があったとしても、正しい道を信じて生きる。それが魂を持つ日本人の生き方なのだと思います。


    20200221 孟子
    画像出所=https://www.bizclip.jp/articles/bcl00006-005.html
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    古事記では神武東征は神倭伊波礼毘古命(かむやまといはれひこのみこと)と呼ばれた神武天皇と、兄の五瀬命(いつせのみこと)のお二人で行われたことになっています。
    ところが日本書紀では他に二人の兄がいたと書かれています。
    つまり神武天皇は、男4人兄弟の末っ子で、神武東征は4人の兄弟で出発したと書かれているわけです。
    長男が五瀬命(いつせのみこと)です。

    日本書紀の五瀬命の死については、古事記とほぼ同じ記述です。
    ナガスネヒコに襲われて、そのときの矢傷がもとでお亡くなりになります。
    他の二人の兄はどうなったかというと、神武天皇がナガスネヒコとの戦いを避け、船で熊野の方に向かったところ、熊野灘(くまのなだ)で大しけにあい、そのときに海の神を鎮(しず)めるために、二人の兄は入水自殺されています。

    兄弟4人で仲良く九州の宮崎を出発したのに、ここで神武天皇は兄3人を失ってしまうのです。
    不幸はそれだけではありません。
    シケに襲われて船が揉まれ、積んであった食料が全部海に流されてしまう。
    さらに神武天皇も、船の乗組員たちも全員、病(やまい)に倒れてしまうのです。

    兄弟を失い、食料も失い、さらに病気に襲われる。
    つまり神武天皇は、何もかも失った挙げ句、追い打ちをかけるように、飢えと病に襲われるのです。



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  • 日本は歴史を通じて奴隷がいなかった国


    奴婢は、訓読みすれば「奴(やっこ)と婢(かかあ)」です。
    奴(やっこ)というのは、朝廷では下級官吏のことで、婢(かかあ)もまた同じです。
    地方豪族であれば、奴婢(やっことかかあ)は、やはりその地方豪族の家で働く下級職員です。
    つまりいまで言うなら、奴婢というのは、国家公務員や地方公務員のことを言います。


    写真のような国といっしょにされたくない。
    20200219 奴隷
    画像出所=https://www.wikiwand.com/ja/%E5%A6%93%E7%94%9F
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    日本は歴史を通じてslaves(奴隷)、slavery(奴隷制)が全く存在しなかった国です。
    このような意見の発信をすると、外国人から、徹底的にこれを否定する(受け入れない)という反応が帰ってくることがあります。
    それもそのはずで、彼らはそれが文化です。

    死の5段階受容説というのがあって、人は自分が死ぬのだという衝撃的な事実に出会ったとき、ほぼ必ず同じ行程を経ていくとされます。
    簡単に申し上げると、次の5段階です。

    1.否認:頭では理解しようとするが、感情的にその事実を否認している段階。
2.怒り:「どうして自分がこんなことになるのか」というような怒りにとらわれる段階。
3.取引:神や仏にすがり、死を遅らせてほしいと願う段階。
4.抑鬱:回避ができないことを知る段階。
5.受容

    これは「死の受容」プロセスを研究した精神科医にエリザベス・キューブラー=ロスの5段階説ですが、死に限らず、衝撃的な事態にであったときの反応は、ほぼこの形になると言われています。
    欧米人の場合、こうした反応がやや露骨に出る傾向があるのですが、日本人の場合は、最初の「否認・孤立」が起きても、言葉や仕草、態度の上では、これをやや曖昧にする傾向があります。

    たとえば医師からガンの告知をされ、余命何ヶ月と言われたとき、日本人は内心では必死にその事実を否認するのですが、心配した家族が「大丈夫?」と聞けば、笑顔で「ああ、これくらい大丈夫さ」と答える。
    「どうして自分がこんなことになるのか」という怒りよりも、むしろ悲しみの気持ちの方が大きいし、悲しくても人前では涙を見せずにいようとする。
    神仏にすがるにしても、取引よりも、むしろ勇気をくれと願う。
    鬱になっても、笑顔とやさしさを絶やさない。



    20191123 万葉集表紙1200
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
近日発売
『日本書紀』(タイトル未定)

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