• 霊(ひ)と身、そして願兼於業


    20191123 万葉集表紙1200
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    心を空(から)にして、今この瞬間を生かされているよろこびを素直に感じ取ってみる。
    そしていつも自分とともにいてくれる自分の霊(ひ)に感謝する。
    そうすることで、霊(ひ)はたいせつなことを身に思い出させてくれるのだそうです。


    20200125 赤龍
    画像出所=https://ameblo.jp/syugosyakara/entry-12407448334.html
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


    「願兼於業(がんけんおごう)」というのは、もともと天台宗にある思想です。
    唐代の天台宗の僧侶、湛然(たんねん:妙楽大師ともいう)の言葉で、読み下しは
    「願って業(ごう)を兼(か)ぬ」です。

    どういう意味かというと「人はこの世に生まれてくるときに、先に人生の設計図を描いて生まれてくる」
    豊かな家に生まれながら、何もかも失う人生があったり、貧しい家に生まれながら、一代で財を築いたり、特別な体力に恵まれて運動分野で素晴らしい成績を残したり等々、人には様々な人生がありますが、その人生は、あらかじめ自分で描いて生まれてきたものである、というのが「願兼於業」です。

    要するに、人は肉体があるだけの存在ではなくて、先に霊(ひ)《あるいは御魂(みたま)ともいいます》があり、その霊(ひ)が、より高度な霊(ひ)になるために、この世に身(み)《肉体のこと》という重みを持って生まれてくる。

    肉体が重みだというのは、たんに体重が重いということではなくて、できることに制限制約があることです。
    何をするにしても、すべて階段を一段一段登らないと二階に行けないように、順番にものごとを行っていかなければならないのが身の特徴です。
    しかも、途中で足を踏み外したり、転んで怪我をしたり、人とぶつかったり、ただ階段を登りたいだけなのに、なんだかわけのわからない重たい荷物をいっぱい背負っていて、一段上がるのもたいへんだったりする。

    霊(ひ)だけなら、ドラえもんの「どこでもドア」を持っているようなもので、どこにでも瞬時に行けるし、タケコプターに乗って空を飛ぶこともできるし、机の引き出しのタイムマシンで過去の世界や未来世界に行くことも可能です。
    それが「身(み)」の世界では、いずれもまったくできなくて、何をやるにも、一歩ずつの前進。
    しかも、失敗して転がり落ちるときは、いっきに何千メートルも落ちたりする。
    パラシュートでも持っていれば良いけれど、持っていても、それが開かなかったりと、とにかく身の世界は、難題ばかりが続くわけです。



    20191006 ねずラジ
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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