• 先人への敬意と感謝の心で古典を学ぶ


    「英霊に敬意を。日本に誇りを。」という言葉は、元陸軍士官倶楽部だった偕行社の標語です。この言葉は、単に英霊に捧げる言葉というだけでなく、我が国の古典に捧げる言葉でもあると思っています。


    20200216 旧約聖書
    画像出所=https://biz.trans-suite.jp/23033
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    記紀の解釈については、古来実にさまざまなものがあります。
    多くは肯定的ですが、なかには(特に戦後において)否定的なものが増えました。
    それらは学問的というより、むしろ政治的な意味での否定のように思います。
    けれど、そのようなイデオロギー的なものは、もはや学問の名に値しませんので、今回の論考からは外します。

    さて、古事記が日本書紀より後に書かれた偽書であるという説は、これはちゃんとした研究者の中にもあって、しかもその説は、江戸時代にはすでに説かれていました。
    江戸後期に沼田順義という儒学者(1792〜1849)がいるのですが、この人が『級長戸風』という著書の中で、古事記の完成が『続日本紀』に書かれていないことから、古事記を偽書と断じています。
    また賀茂真淵も、古事記の本文ではなく、序文について、
    「奈良時代に追って書かれたものではないか」と書き残しています。

    さらにいうと古事記については、現存しているのは応安5年(1372)の名古屋の真福寺本と、その10年後に書かれた道果本(上巻のみ)だけです。
    それ以前に写本があったことは、真福寺本にも書かれていることですので事実であろうと思われるのですが、いずれも室町時代初期の南北朝の頃のものであって、それ以前の原典が(まだ見つかっていないだけかもしれませんが)保存されていません。

    内容的にも733年に完成した『出雲国風土記』に書かれている因幡の白兎の物語が、その前年に完成した日本書紀にはまったく書かれていない(出雲国風土記の刊行前だから当然)のに対し、古事記は712年に完成したとされるのに、その物語が書かれているとか、あるいは日本書紀と比べて古事記の方が圧倒的に掲載された和歌などの歌が多いこと、奈良時代の公式記録に古事記がまったく出てこないことなど、様々な理由から古事記は太安万侶の子孫の多人長(おほのひとなが)が9世紀の初め頃に書いた偽書ではないかなどと言われています。

    こうした論争は、これからも是非、続けていっていただきたいと思います。
    ただし、私にはあまり興味がありません。


    20191123 万葉集表紙1200
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小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

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