• 「論」と書いて「あげつらふ」


    幕末の維新の志士たちのみならず、武士はよく泣いたそうです。
    彼らは筋道を立て、道理を重んじ、互いの尊厳を認めあい、互いに高め合おうとする強い意志を共有していたからこそ泣いたのです。
    日本的な「論」、すなわち「あげつらふ」ことを、私達はもういちど見直すべきことだと思います。
    なぜならそれこそが、欧米におけるディベートの精神そのものであるからですし、我が国の十七条憲法の教えでもあるからです。

    20200517 涙
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    十七条憲法の原文には、不思議なことに「論」という字が三度も出てきます。
    以下のとおりです。

    一曰。以和為貴。無忤為宗。人皆有黨。亦少達者。是以或不順君父。乍違于隣里。然上和下睦。諧於「論」事。則事理自通。何事不成。
    十七曰。夫事不可独断。必與衆宜「論」。少事是輕。不可必衆。唯逮「論」大事。若疑有失。故與衆相辨。辞則得理。


    要点だけを抜き出すと、
    第一条 
    上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて
    事を論(あげつら)ふに諧(かな)うときは
    すなわち事理おのずから通ず。何事か成らざらん。

    第十七条
    必ず衆とともによろしく論(あげつら)ふべし。
    大事を論(あげつら)ふに逮(およ)びては、もしは失(あやまち)あらんことを疑う。


    漢文では、基本的に同じ文字を繰り返し使うことをきらいます。
    ですから二度、同じ字が繰り返されていれば、それは重要語ということになりますし、それが三度となれば、最重要語ということになります。
    そして十七条憲法では、「論」と書いて「あげつらふ」と読んでいます。

    漢字で書けば議論の「論」ですが、大和言葉は一字一音一義です。
    「あげつらふ」というのは、
    「あ」=生命を感じ取ること
    「け」=放出
    「つ」=集う、集まる
    「ら」=場
    ですから、現代語にすれば、「場に集まってそれぞれの思いを出し合い、それを互いに感じ取ること」を「あげつらふ」というということになります。
    さらに「あげ」は、「言挙げせず」という言葉にもあるように、相手の言葉や思いを「上げる」、すなわち相手の主張を大切に扱うことでもあります。

    また「つら」は「面(つら)」であって、顔の事を言います。
    つまり議論を交わすときには、相手の顔を見て、相手の言葉を尊重してよく相手の思いを聞き取る。
    また自分の意見も、相手の議論を尊重しながらこれを行うということですから、互いに相手の議論を否定し合うのではなく、どこまでもお互いの議論を尊重しあって、よりよいものにこれを昇華していくことが「論(あげつらふ)」ことの意義であると理解していることになります。


    20200401 日本書紀
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    20191006 ねずラジ
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  • 信(まこと)を交わせる人材を


    日本における忠義は、単に支配層に服従することではありません。
    ときに上長に逆らってでも、正しいことを為すことが、忠義であり、名誉であると考える。
    歌舞伎は、単に服装や舞の華美を競うものではなく、日本的美意識を見事なまでに描写したから、多くの人々の共感を得たのです。

    20200512 勧進帳
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    弁慶の「勧進帳」といえば、歌舞伎のお題にもなり、かつてはたいへんな人気を誇った物語です。
    あらすじは次の通りです。

     *

    源頼朝の怒りを買った源義経一行が、北陸を通って奥州平泉へ落ち延びようとするのですが、頼朝はその義経を捕えるために街道筋に多くの関所を設けます。
    義経の一行が加賀の安宅(あたか)の関(石川県小松市)に差しかかったとき、関守の富樫左衛門(とがしさえもん)は、通ろうとする山伏の一行が変装した義経たち一行ではないかと怪しみます。

    弁慶は「自分達は東大寺修復のための寄付を募る勧進をしている山伏である」と主張します。
    富樫は「勧進のためならば勧進帳を持っているであろう。ならばそれを読んでみよ!」と命じる。
    弁慶は、たまたま持っていた白紙の巻物を勧進帳であるかのように装い、朗々と読み上げます。
    これが「勧進帳読上げ」のシーンで、実にかっこいい。

    なおも疑う富樫は、弁慶に山伏の心得や秘密の呪文について問い正します。
    弁慶は間髪をいれず問いに淀みなく答える。
    ここが「山伏問答」のシーン。
    この問答の掛け合いが淀みなく続くなかに、会場から大きな拍手が沸き起こります。

    富樫は、この時点でそれが義経の一行だと見破っているのですが、一方で弁慶の堂々とした振る舞いに心を動かされます。
    ところがこのとき、富樫の部下のひとりが「そこにいる小男が義経ではないか」と申し出る。
    場に緊張が走ります。


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  • 日本を変える力


    右も左もない、30万人の仲間が集まれば、民意を形成するひとつの大きな力となれるし、日本を変えたいと思う活動家が100万人が集えば、政権第一党も夢ではない。現実はそんなものです。つまりまともな日本人が、まともに目覚めて行動すれば、いまの政治など、もしかすると一瞬にして変えてしまうことができるものでしかない。コロナを機会に、神話に始まる日本の形をあらためて思い起こし、コロナ後の新たな未来に向かって、新時代を切り開く、新たな勢力が誕生するのは、いまです。

    20200511 mirai
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    現代のコンピューターは、インプットされたデータに基づいて結果をアウトプットします。
    人も同じで、様々な情報を頭の中にインプットし、その情報に基づいて行動、つまりアウトプットを行います。
    この関係は、別な言い方をすれば、インプット(条件)、アウトプット(反射)で、いわゆる条件反射になります。
    条件反射といえば、「パブロフの犬」が有名です。
    犬に餌を与える際にベルを鳴らすことを繰り返していると、そのうち犬はベルが鳴っただけでヨダレを流すようになる。
    ニュースを見て、腹をたてる、あるいはコロナニュースを見て、いたずらに怖がる。
    これらもまた、パブロフの犬と同じです。条件反射です。

    コンピューターも、これまでのプラスマイナスの電極型演算システムでは、条件反射しかできませんでした。
    インプットされた情報について計算し、答えを出すという基本的な仕組みは、電卓時代と変わりません。
    数字と加減乗除のキー操作に基づいて、答えを出すという仕組みです。
    けれど近年は、そこから発展して、これまでに入力されたすべての情報に基づいて、最適解を探すというシステムに変わろうとしています。
    たとえば、Amazonのシステムは、これまでの購買履歴から、その人が次に買いそうな商品をスマホなどの画面に表示するようになっています。

    これが量子コンピューターの時代になり、シンギュラリティが近づくにつれ、コンピューターシステムは、人の持つ視覚、聴覚などの五感だけでなく、第六感の分野にも近づいて行くといわれています。
    あるいはそれは、昔から大乗仏教で説かれている眼識・耳識・鼻識・舌識・身識の五識と、潜在意識、末那識(まなしき)、阿頼耶識(あらやしき)といったDNAレベル、あるいは魂や民族レベル、祖先からの知恵に相当するものであるのかもしれません。
    これが何を意味するかというと、コンピューターが価値観を持ち、その価値観に基づいて自己判断ができるようになります。

    つまり何を言いたいのかというと、人は与えられた「情報」と、それを判断する「価値観」の二つによって行動しているということです。
    限られた情報と限られた価値観しか与えられていなければ、人は独楽鼠(こまねずみ)と同じになります。
    同じところをグルグルまわるばかりで一向に進歩がなくなるのです。
    そして、少し考えればわかりそうなことでも、わからなくなる。
    別な言い方をすれば、それが洗脳です。

    多くの人を奴隷的に支配しようとするときに、世界の歴史の権力者が行ってきたのが、この応用です。
    人々に限られた情報と限られた価値観しか与えない。
    そうすることで人々は思考力を持たない独楽鼠になります。
    こうして権力者の支配を受け入れるのです。
    戦後の日本が、GHQの敷いた路線の中で、いつまでもグルグルと回っていて、そこから一歩も脱出していないのも、限られた情報と限られた価値観に基づきますし、現代のマスコミが行っている国民洗脳も、まさにこれの繰り返し再利用です。

    おもしろいもので、人は限られた情報であっても、価値観が豊かになると、まったく別な価値を見出し、行動します。
    あるいは逆に、特定の価値観しか持たなかったとしても、与えられる情報に変化が生じれば、判断の結果も行動も変わります。
    これを総称して「知見(Knowledge)」といいます。
    つまり「知見(Knowledge)」というのは、一般に知れた情報や限られた価値観から一歩抜け出したもののことを言います。

    新型コロナ問題は、私たちに、これまでと違った、情報を与えました。
    社会活動が可能という情報から、いきなり社会活動停止という情報に変わったのです。
    そしてその変化は、当然に価値観の変化にもつながっていきます。
    つまり、新型コロナは、情報と価値観の両方に、いま大きな変革を迫っているわけです。

    これが何を意味するのかというと、「時代が変わる」ということです。

    必要なことは二つです。
    情報(つまり社会条件)は、コロナによって強制的に変化しました。
    すると従来型の価値観では、もはや生きていくことができないという状況が生まれます。
    つまりコロナは、人々に価値観そのものの変更を迫っているのです。

    いまのところ、情報操作にしか興味のないマスコミは、いたずらに操作した情報を垂れ流していますが、その一方で視聴者は続々と目覚めはじめています。
    つまり、人々が価値観を変更しはじめているのです。

    ではその価値観は、どこに向かおうとしているのでしょうか。
    答えは「我が国を我が国たらしめているアイデンティティ」です。

    なんでもそうですが、困ったときは原点に還る。
    いまこそ日本は、日本人としての原点を見つめ直すときにきていると思います。

    相変わらず、中韓の批判や政府の批判ばかりを繰り返しているだけでは、駄目だと思うのです。
    このブログをはじめた2008年にも、そうした批判をしている人たちはいました。
    その論調は、12年前も今も、まったく変わっていません。
    けれどそれだけでは、日本は変わらないのです。

    たとえば、自民党の党員・党友数は、全国でわずか100万人です。
    公明党の党員・党友数は、全国でわずか45万人です。
    共産党が28万人。
    そんなものです。

    ほとんどの日本人は政治に関心があっても興味がなく、もっぱら日々の仕事に邁進していたのです。
    そのスキを、上手について、あたかも日本を乗っ取ったかのように勘違いしたのが、一部の栲衾(たくぶすま)の不逞の輩(ふていのやから)です。
    しかしそれは、人々の目線が仕事に向かっているという状況下で、コソコソと暗躍していたにすぎません。

    右も左もない、30万人の仲間が集まれば、民意を形成するひとつの大きな力となれるし、日本を変えたいと思う活動家が100万人が集えば、政権第一党も夢ではない。
    現実はそんなものです。
    つまりまともな日本人が、まともに目覚めて行動すれば、いまの政治など、もしかすると一瞬にして変えてしまうことができるものでしかない。

    コロナを機会に、神話に始まる日本の形をあらためて思い起こし、コロナ後の新たな未来に向かって、新時代を切り開く、新たな勢力が誕生するのは、いまです。

    お読みいただき、ありがとうございました。

    参政党ホームページ→https://www.sanseito.jp/


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  • 武家文化としてのお能について




    いつまでも戦後ではありません。21世紀となった今は、お能の持つ本質と、その精神を、日本の武士道精神の根幹として、あらためて学び直すべき時代が来ています。
    いまこそ私たちは、お能が本来表現しようとしていたもの、その演目が語ろうとしていたものを、もっとごく自然に受け入れ、学び、日本人の心得としていくべきではないかと思います。

    20200511 熊野文の段
    画像出所=http://okadareiji.com/stageinfo.html
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    お能といえば、今日のブログの末尾に掲載した動画のような姿が有名で、なんとなく現代人にとっては、お能=能面といったイメージがあるように思います。
    もうすこし深く掘り下げて、ではお能とは何かといえば、「日本的な侘び寂び幽玄の世界」として案内されることが、これまた多いかと思います。

    けれど実際にはお能は、武家が愛した武家文化です。
    基本、お能はお城の中で上演されましたが、年に一度、一般庶民にその舞が開放される日には、町人たちが列を為して見に来たと言われています。

    そんな次第で、武士たちは幼い頃からこのお能に親しみ、お能で歌われる謡曲の言葉が、そのまま武家言葉となり、その武家言葉が能楽とともに全国共通語となることで、実は江戸詰めの武士たちは、他国の武士と普通に会話ができました。
    地元言葉では、方言が強くて、言葉が通じなかったのです。

    そして武家が愛したということは、実はお能の演劇は、侘び寂び幽玄の世界ではありません。
    なるほどそういう一面もありますが、長く教養ある武士たちに愛されたということは、演目のそれぞれに、人として、あるいは武士としての教えがあり、感動があり、学ぶことがたくさんあったからこそ、お能が武家文化として、長く大切に育まれてきたのです。

    歌舞伎は、傾奇者(かぶきもの)というくらいで、そんな武家文化の持つお能を、パロディ的に派生させたものでしたし、多くの場合、武家では歌舞伎を観ることが禁止されていたくらいでした。
    ですから、そういう意味においても、日本的武家文化は、お能によって育成されてきたといっても過言ではないわけです。


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  • 君が代の「きみ」の持つ意味をもういちど考えてみる




    殺し合い、奪い合いの世界の中にあって、我が国は、常に共同することで天然の災害に備え、誰もが豊かに安心して安全に暮らせる国を目指してきた国柄を持ちます。ただでさえ、天然の災害という痛手があるのに、そのうえ人と人とが無用な争いや奪い合いをしていたら誰も生き残ることができないし、国そのものが崩壊してしまいます。自分たちの子や孫の未来がなくなってしまうのです。だからこそ「我が君は千代に八千代に」という歌が千年の時を越えて、いまなお歌い継がれています。「君が代」は、私たち日本人が守らなければならない規範を示した歌でもあるのです。

    20200510 君が代
    画像出所=http://www.plamrec.com/kimigayo-gakuhu.htm
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    以前に、「き」は男、「み」は女で、だから「おきな(翁)、おみな(嫗)」というし、「イザナキ、イザナミ」もそれぞれ「いざなう男、いざなう女」の意であり、そこから「君が代」の「きみ(きみ)」も、男女をあらわし、男女の愛が千代に八千代に、そして子々孫々がまるで小さな小石が重なり合って大きな岩石となった「さざれ石」のようになって云々という解説をさせていただきました。

    そしてイザナキ、イザナミが我が国における最初の男女神であり、その男女神から天照大御神がお生まれになり、その直系の霊(ひ)を受け継いでおられるのが、歴代の天皇であり、だから古今集では、君が代の歌の謳い出しは、「我が君は」となっているのだ・・・といった解説をさせていただきました。

    この話の初出は、8年前の2012年のことで、その後この話はおおいに拡散され、yahoo知恵袋などにも、「本当ですか?」といった質問があったり、賛否両論が沸き起こって、かなり広く普及しました。

    結論から申しますと、あくまで「君が代」の君は「大君」、すなわち天皇を意味します。
    ところがこれを「天皇です」と言うと、どこぞの左巻きの人たちが、先の戦争賛美だとかいって猛烈に抵抗する。
    古今集に掲載された、いまから1100年以上も昔からある歌ですよと言っても、聞く耳を持たない。

    そこで明治のはじめに、和歌である君が代に音楽が付けられて国歌になる前までは、君が代が結婚式の際のお祝いの歌として、「高砂」などとともに、広く歌われていた事実から、君が代の君が、男女の結びの意味でもあったということを、(天皇を意味しているばかりではありませんよ)という意味でご案内させていただいたわけです。

    いずれにしても、この、いわば「男女説」によって、国歌としての「君が代」への抵抗運動が、かなり低調になってきたのは事実で、これは喜ばしいことであると思っています。

    そこで今回は、ではどうして「き」が男、「み」が女なのかについて、お話してみたいと思います。


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  • ビジネスをしていた蒋介石、事件対策をしていた日本


    この「蒋介石はビジネスをしていた、日本軍は起きた事件への対処をしていた」という主張は、2018年に記事にしたものですが、今回あらためてこのときの模様について反芻(はんすう)するとともに、コロナウイルス問題との類似点を考えてみたいと思います。

    20200509 森田春代
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    シ ナ事変(1937〜1941)では、蒋介石率いる国民党軍は、大陸で日本軍に負け続けていました。
    そんな負け続けていた蒋介石が、なぜいつまでも日本に抵抗し続けたのか。
    その答えが今日のタイトルにある「蒋介石はビジネスをしていた」です。

    当時米英仏ソは、義和団事件(1900)年の戦後処理としての北京議定書(1901)によって、シ ナの大半の地に大きな利権を獲得していました。
    日本が勝てば、彼らはその利権を失います。
    けれど、蒋介石が日本に抵抗し続けていてくれる限り、彼らはその利権を守り通すことができました。
    つまり蒋介石と米英仏ソは、利害が一致していたのです。

    そのため米英仏ソは、蒋介石に莫大な戦費や物資の援助を行っていました。
    このことを蒋介石の側から見ると、彼は日本と戦い続ける限り、兆円規模の莫大なお金が天から降ってくることを意味します。
    その額は、どんなに頑張っても商業や製造業では、決して手に入れることができない額です。
    ありえないような巨額の利益が、ただ「日本に抵抗」していさえすれば手に入ったのです。
    抵抗しても、蒋介石自身は安全です。
    なぜなら、前線で戦うのは、そこいらへんで適当に調達してきた民間人の若者だからです。

    ではいったいどれくらいの金額が米英仏ソから蒋介石に渡っていたのでしょうか。
    公開された資料によれば、それは次のとおりです。


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  • いずれ文目(あやめ)か杜若(かきつばた)


    絵は、有名な尾形光琳の国宝「燕子花図(かきつばたず)」です。
    この絵、どうして「燕子(かきつばた)」であって、菖蒲(しょうぶ)ではないのでしょう。
    なぜ「かきつばた」とわかるのでしょうか。

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    上にある絵は、有名な尾形光琳の国宝「燕子花図(かきつばたず)」です。
    この絵、どうして「燕子(かきつばた)」であって、菖蒲(しょうぶ)ではないのでしょう。
    なぜ「かきつばた」とわかるのでしょうか。

    「絵のタイトルが、かきつばただから」、まあ、そうです。
    けれど、実はこの絵は、確かになるほど、誰がどうみても、「かきつばた」なのです。

    「いずれ文目(あやめ)か杜若(かきつばた)」などといって、どちらともつかない(見分けも付かない)代名詞のように言われている「あやめ、しょうぶ、かきつばた」ですが、実はこの3つの花、見分け方はとても簡単です。
    そのヒケツは、花の根元にあります。


    まず「あやめ」です。
    「あやめ」は、漢字で書いたら「文目(あやめ)」です。
    「あやめ」がどうして「文目」と書くかというと、その花の根元が、文字通り「あみ目模様」になっているからです。

    あやめ(文目)の編み目模様
    文目の編み目模様



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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
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