• 「なにくそ!」という負けない心


    人は生きるし、生き残ります。
    日本人は、どんなときでも、「なにくそ!」とがんばってきました。
    なぜなら日本人には、どんなときにも「よろこびあふれる楽しいクニ」を求める心があるからです。

    20190228 早川徳次
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    「なにくそ」という言葉は、漢字では「何苦礎」と書くのだそうです。
    「何ごとも苦しいときにこそ基礎をつくる」という意味です。
    武漢コロナの影響で、何もかもが停滞してしまっている昨今ですが、こういうときにこそ「なにくそ」の精神で、希望をもって建設的な日々をすごしたいものです。

    先日も書きましたが、「希望」というのは、「何もかも失ったあとに、最後に残るもの」それがその人にとっての「希望」です。
    このことは会社や組織、団体でも同じです。
    その「希望」のある限り、何もかも失っても、それでもがんばる。
    それが「なにくそ!」の精神です。

    この言葉を、字義通りに実践して人生の成功をおさめた人に、シャープの創業者の早川徳次(はやかわとくじ)がいます。
    シャープの本社は大阪にありますが、もともとはこの会社の創業は東京でした。
    早川徳次自身、生まれも育ちも東京日本橋です。

    彼の生家は商家でしたが、家業が衰退してしまい、母も病気になってしまったため、彼はなんと二歳半で、出野という家に養子に出されています。
    出野家の養母は徳次少年を非常に可愛がってくれましたが、その養母が徳次が五歳のときに亡くなります。

    次に出野家に入ってきた後妻がとんでもない「伝説の女性」で、まだ子供だった徳次を殴る蹴るはあたりまえ、真冬に公衆便所の糞つぼの中に突き落として放置したりもしたそうです。
    泣き声を聞きつけた近所の人々が助け出したのですが、糞尿まみれでおぼれかけて半死半生、もちろん全身糞まみれの徳次少年を、後妻は眼を吊上げて井戸端(いどばた)に引きずると、厳寒の中で罵声とともに冷たい井戸水を浴びせ続けたそうです。
    近所の人たちは、あきれはててものもいえなかったといいます。

    そんな日々ですから、徳次少年は、食事もしばしば与えられません。
    それどころか「お前に勉強なんか贅沢だ、働け!」とばかりに、小学校も二年で中退させられてしまいました。


    20200401 日本書紀
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    20191006 ねずラジ
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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
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