• 給料が家に支払われていた日本のシステム


    お金は、まとまればまとまるほど、使い方に余裕が出てくるものです。
    日本復活の道として、日本的道徳心や神話や歴史の復活だけでなく、大家族制や、給料が家に支払われるという日本型社会システムは、復活の検討をしてみる値打ちがあると思います。

    20200531 菅井きん
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    江戸時代までの日本では、給料(俸禄)というのは家に支払われるものでした。
    たとえばお城勤めで俸禄をもらう武士(これを無足といいます)の場合、給料はお米で支払われます。
    支給されるお米の量は、お城に勤めに出る夫の役職等に応じて定まりますが、その支払はその夫自身に対してではなく、その者の家に支払われました。

    たとえば必殺仕掛人シリーズに登場する中村主水(藤田まこと・役)は、30俵2人扶持で、100坪の拝領屋敷に住む同心ですが、その給料は中村家に支払われるものであって、中村主水に支払われるものではありません。
    そして家では、妻の「りく」もいますが、家庭内の実権は、妻の母である「せん」が持っていますから、中村家における実質的な給料の受取人は義母の「せん」であって、だから家庭内で「せん」は絶対的な存在となります。

    ドラマの中で中村主水は、妻にも義母にも頭があがりませんが、それは中村主水がムコ殿であったからというばかりではないのです。
    そもそもの給与システムが、そのようになっていたのです。

    このことは、知行地を持つ高給料武士(これを「給足」といいます)でも同じです。
    知行地からは、毎年年貢米が納められますが、お城勤めも、知行地の管理も主人の仕事ですが、収入の管理はすべて家内の仕事です。

    これは町方の奉公人も同じで、独身者であればその実家に、既婚者であれば、家にいる妻に給料が支払われました。
    農家においても、農産物の出来高とその管理は、やはり妻の仕事です。
    こうしたシステムは、明治に入っても続きました。
    一家の主は、多くの場合、その家の母の仕事です。
    男は、銭金の心配をしないで、外で働く。
    その分、家内がしっかりと家計の切り盛りをする、というのが、ごく普通の家の形となっていたのです。


    20200401 日本書紀
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    20191006 ねずラジ
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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
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