• 熊襲、土蜘蛛、蝦夷の反乱のお話


    近年では、日本の歴史を無理やり西洋や大陸の歴史と同じレベルで見ようとするあまり、どうみても論理矛盾を起こした歴史認識が目立つようになりました。
    しかし天然の災害が多発する日本では、いかにして災害から身を守り、また災害発生後の復興をいかに早く行うかは、欲望のために人と人とが殺し合うよりもはるかに重大な課題だったことを、私達は思い返す必要があります。

    20200608 熊襲
    画像出所=https://www.sankei.com/west/photos/160507/wst1605070001-p1.html
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


    人気ブログランキング
    応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

    《ご連絡》
    ○ 新刊『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』が昨日4月10日に発売になりました。
    新型コロナウイルスの関係で大都市部の大手書店さんは軒並み休業です。郊外の書店さん、あるいはAmazonや紀伊国屋さんの通販などを利用してお求めいただければと思います。せっかく神様からいただいた時間です。少しでも有効活用するために、まさに日本人の覚醒の書である日本書紀、是非、お友達にお薦めいただければと思います。
    ○ 5月2日に予定していた倭塾は、武漢肺炎問題のため延期します。
    ○ 「ねずラジ・シーズン3」が始まりました。ねずラジはねずブロ4千話の中から、選りすぐりの記事を音声でお届けするものです。



    以下のお話は、先日、ねずさんのメールマガジンで配信したお話です。
    ねずさんのメールマガジンは、祝日を除く平日の毎月曜日に発行されています。

     *

    非常に誤解を生んでいることのひとつに、熊襲、土蜘蛛、蝦夷の反乱についての問題があります。

    もともと日本は、その建国の理念が、災害時における助け合いにその根幹を持ちます。
    縦に長い日本列島では、天然の災害は、多発はするけれど、必ず被災地域が限られるという特徴があります。
    冷蔵庫のなかった時代において、長期の保存が可能な食材は、唯一、お米です。
    そのお米を全国で生産し、これを備蓄し、備蓄されたお米を被災地に届ける仕組みを中央官庁(朝廷)が取り仕切る。
    こうすることで、日本全体、諸国が天下のもとに統一されるという仕組みによって形成されたのが日本です。

    ところが熊襲の場合、住んでいる地域がシラス台地で火山灰土ですから、水が地面に染み込んでしまってお米の生産ができません。
    そこでお米の代わりに、労役として兵や工事人足を差し出すことが行われました。

    ところが軍事や工事では、ときに死傷者が多発するわけです。
    二期作で半年ごとに収穫できるお米と異なり、人は成人するまでに最低でも15年を要しますから、すぐに補充することができません。
    加えて、労役によって子や夫を失った家族の傷みがありますから、一定以上に死傷者が出たりしたときには、熊襲の人たちが、それ以上の労役を拒むということが起こるわけです。

    事情は理解できるとはいえ、これを認めれば他国のお米の取り立てへのシメシがつきません。
    だから「どうしても」ということになるのですが、これが決裂すると、朝廷も熊襲に兵を差し向けなければならなくなるわけです。

    古代において、たびたび熊襲が反乱を起こし、朝廷が討伐軍を差し向かわせるという事態が起きているのは、そうした理由によります。

    土蜘蛛と呼ばれる人たちもいます。


    20200401 日本書紀
    ◆ニュース◆
    『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』絶賛発売中!!
    『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』絶賛発売中。
    令和2年度倭塾動画配信サービス受講生募集中です。応募は→コチラ
    ○ ねずブロの音声版《ねずラジ》第二集が始まりました。
    ○ 『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』がオンデマンド版で発売になりました。
○「ねずラジ・シーズン3」が始まりました。ねずラジはねずブロ4千話の中から、選りすぐりの記事を音声でお届けするものです。


    20191006 ねずラジ
    《新作続々》ご登録は↑のバナーをクリック↑


    『ねずさんのひとりごとメールマガジン』
    登録会員募集中 ¥864(税込)/月  初月無料!


    続きを読む
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ねずさんのひとりごとの最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

    こちらもオススメ

検索フォーム

ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

スポンサードリンク

カレンダー

05 | 2020/06 | 07
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

最新記事

*引用・転載・コメントについて

ブログ、SNS、ツイッター、動画や印刷物作成など、多数に公開するに際しては、必ず、当ブログからの転載であること、および記事のURLを付してくださいますようお願いします。
またいただきましたコメントはすべて読ませていただいていますが、個別のご回答は一切しておりません。あしからずご了承ください。

スポンサードリンク

月別アーカイブ

ねずさん(小名木善行)著書

ねずさんメルマガ

ご購読は↓コチラ↓から
ねずブロメルマガ

講演のご依頼について

最低3週間程度の余裕をもって、以下のアドレスからメールでお申し込みください。
テーマは、ご自由に設定いただいて結構です。
講演時間は90分が基準ですが、会場のご都合に合わせます。
E-mail nezu3344@gmail.com

電話  080-4358-3739

スポンサードリンク

コメントをくださる皆様へ

基本的にご意見は尊重し、削除も最低限にとどめますが、コメントは互いに尊敬と互譲の心をもってお願いします。汚い言葉遣いや他の人を揶揄するようなコメント、並びに他人への誹謗中傷にあたるコメント、および名無しコメントは、削除しますのであしからず。

スポンサードリンク