• 桂太郎の母と武家の女性たち


    明治以降の洋風化と、戦後のGHQによる統制で、日本は様々な大切な文化を失いました。
    昔に還ることばかりが良いこととは思いません。
    しかし、これからの日本を考えるとき、人々が立派に生きることができた社会が、どのような構造を持っていたのかをおさらいしてみることには、とても大きな意味があるといえるのではないでしょうか。

    桂太郎
    20160917 桂太郎
    画像出所=http://www.archives.go.jp/naj_news/03/kaou.html
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    桂太郎(かつらたろう)は、ペリーがやってくる少し前の1848年の生まれで、陸軍大将、第二代台湾総督、陸軍大臣、外務大臣などを歴任し、内閣総理大臣を三期勤めた人です。
    陸軍大臣のときに義和団事件を収め、日露戦争を勝利に導いた総理でもあります。

    この桂太郎が、ご自身の母について小文を残しています。
    素晴らしい内容ですので、ご紹介したいと思います。
    なお、原文は文語ですので、いつものねず式で現代語に訳しています。

     ***

    我が母のこと(原題「母」)

    私の母は、父と同じで、ものごとを耐え忍ぶ人でしたが、名誉を尊び、人後に落ちることを嫌う人でした。
    家は貧乏でしたが、母は、人を保護したり、人を救うことに、まったくためらわない人でもありました。
    子を教育するうえにおいても、
    「他の人に劣らないように心がけなさい
     たとえ飢渇におちいったとしても、
     決してきたない挙動をしないように」と教え、
    「常に、率先して人よりも抜きんでることを志しなさい」と諭されました。

    幼いころに、母がよく言われたことがあります。それは

    「おまえの両親は、おまえよりも先に死ぬのです。
     おまえに希(ねが)うことは、
     おまえが人らしい人として生きることです。
     おまえは桂の家を嗣(つ)ぐべき嫡子(ちゃくし)です。
     ですから私達は力のおよぶ限り、おまえに教育を施します。」


    というものでした。

    あるとき私が学塾から帰るとき、友人と喧嘩になりました。



    20200401 日本書紀
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    20191006 ねずラジ
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
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最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
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