• 清国の恫喝と長崎事件から日清戦争までの流れから現代日本を考える


    明治19年の長崎事件から、明治28年の日清戦争講和までのおよそ9年の歴史をまとめてみました。ご一読いただければ、今も昔も何も変わっていない・・・どころか、まったく同じ構図になっていることがおわかりいただけると思います。その意味で、現代日本は何も歴史から学んでいない。もったいないことだと思います。
    コロナ禍は、世界中に、そして日本人に、経済効率最優先主義から、安全と安心が経済に優先することを知らしめてくれました。その安全に、その安心に、果たして国際関係上の力による脅威から国を護る、あるいは国民を護るという視点ははいっているのでしょうか。目覚めるということは、そこまで目覚めて、はじめて目覚めたといえるのではないでしょうか。

    20200706 長崎事件
    画像出所=https://kknews.cc/military/2x3b2z.html
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    明治19年(1886年)8月1日、清国海軍の北洋艦隊の軍艦「定遠(ていえん)」「鎮遠(ちんえん)」「済遠(さいえん)」「威遠(いえん)」が長崎に入港しました。
    どれも最新鋭の軍艦で、特に「定遠」「鎮遠」は東洋一の威容をほこる大戦艦でした。
    鉄は国家なりといわれた時代ですから、軍艦の大きさは国力の象徴でしたし、大戦艦は強国の証でした。
    北洋艦隊が日本に立ち寄った表向きの理由は、「艦艇修理」でしたが、実際には、日本に対しての軍事的偵察(ていさつ)と威圧(いあつ)、恫喝(どうかつ)の任務を帯びていたといわれています。

    中国は古くから儒教の国といわれています。
    けれど同じ儒教でも、中国と日本では、ぜんぜん違った理解をされてきました。
    中国の儒教では、上下関係こそ、あらゆる価値観に優先するとされています。

    なぜそうなるかといえば、中国は古来、皇帝を頂点とした支配と隷属(被支配)の関係によって構築された国だからです。
    真実や正義、道理よりも、「上からの意思」が優先されたほうが政治的に支配しやすいわけです。
    そして下の人間は、常に上の人間に従うことが正しいとされます。
    ですから、中国の人々にとって、「どっちが上か下か」は大問題になります。
    日本人のような「対等」という概念はありません。

    そんな中国人にとって、彼らの思想からみて「下」にある日本が、清国にたてつき、欧米列強から武器を購入して軍備を増強するなど、まさに不届き千万。懲らしめるべきことであったわけです。
    こういう背景のもとに清国北洋艦隊は長崎に投錨しました。
    そして8月13日、500名の水兵を無許可で長崎の街に上陸させたのです。

    上陸した水兵たちは、市中をのし歩き、飲酒、放言、略奪、婦女子を追いかけまわすなど、日本人では考えられないような傍若無人(ぼうじゃくぶじん)な振る舞いをしました。

    長崎には、日本三大遊郭のひとつである丸山遊郭がありました。
    水兵たちは、そこへも殺到しました。
    いくら丸山遊郭が大きな盛り場だったとはいっても、いきなり大人数の「ならず者」たちがやって来れば混乱します。
    そして登楼の順番をめぐる行き違いから、水兵たちは、遊郭の備品を壊すなど、いきなり暴れはじめたのです。

    「丸山遊郭がたいへんなことになっている」
    通報を受けた派出所の巡査二名が現場に向かいました。
    その巡査を、中国人水兵たちが取り囲みました。
    暴行に及ぼうとしたのです。

    ところが、当時の巡査というのは、武家上がりの武道の達人です。
    通常の帯剣もせず、警棒しか持っていませんでしたが、たった二名で中国人たちを蹴散らし、中でも反抗的な態度であった二名の水兵をその場で現行犯逮捕したのです(残りは逃走しています)。
    そして逮捕した水兵二名を、巡査たちは派出所に連行しました。

    普通なら、これで一件落着です。
    ところがしばらくすると、中国人水兵十名が派出所にあらわれました。
    その中に先ほど逃げた水兵もいたので、巡査がその者を逮捕しようとしたところ、中国人水兵たちは古道具屋で手
    に入れた日本刀を抜いて襲いかかってきたのです。


    《塾・講演等の日程》
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    20200401 日本書紀
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小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
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