• 大塩平八郎に学ぶ


    ◎関西講演(場所:羽曳野市)2020/8/1(土)13;00〜15:30 
      誇りある日本の歴史と日中問題の根底にあるものについてのお話しです。
      詳細はコチラ→https://www.facebook.com/events/2662876587147043/

    大塩平八郎が乱を起こしたという事実については、もちろん賛否両論あろうかと思います。しかしたいせつなことは、大塩平八郎が正しかったのか間違っていたのかという「評価」ではなく、平八郎から「何を学ぶか」であろうと思います。
    大誠実をもってしても、平八郎のように最後は咎人として首を晒されなければならないかもしれない。それでも、民衆のため、正義のために立ち上がる。私達の先人達は、そういう先人たちの手で守られてきたのです。

    大塩平八郎の檄文
    20200719 大塩平八郎の檄文
    画像出所=https://twitter.com/shishinosenzi/status/923116798496489472/photo/1
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    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


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    大塩平八郎といえば、学校で「大塩平八郎の乱」として習う人なので、ご存知の方も多いかと思います。
    天保8(1837)年、彼は大阪で飢饉にあえぐ民衆を救おうと蹶起(けっき)し、破れて自決しています。

    この蹶起の際に、彼は「檄文」をしたためています。
    この檄文は、彼の人柄を示す実に見事な書で、また内容もたいへん立派であることから、彼の死後も書写の手本となって全国に広がりました。
    そして、彼の思想と行動は、吉田松陰、高杉晋作、西郷隆盛、河井継之助、佐久間象山らへと受け継がれ、黒船来航という外圧が起こった際に、いっきに全国運動となって幕末動乱から、明治維新へとつながります。

    大塩平八郎の乱は、明治維新の30年前のできごとです。
    檄文、乱、といえば、三島由紀夫の自決が昭和45(1970)年でした。
    はやいもので、あれからもう半世紀が経過しています。
    しかしコロナショックは、いま日本を目覚めさせようとしています。

    大塩平八郎は寛政5(1793)年の生まれで、代々大坂町奉行の与力を勤める家柄で、平八郎はその八代目にあたります。
    奉行所時代の平八郎は、ひどくカタブツで、常に白刃を振りかざして歩いているような、一種独特な生真面目人間だったようです。
    同僚とえいる西町奉行所の同心、弓削新左衛門の汚職事件で、内部告発をしてこれを逮捕した他、数々の難事件を解決しているのですが、真面目すぎる男というのは、どうにも人間関係はよろしくない。

    招かれて同僚の家に行った際も、幕府政治の腐敗の話になって激高し、普通ならまったく歯が立たない硬い魚(カナガシラ)の頭を噛み砕いてしまったとか、平素から
    「邪心ある相手とは付き合うな」
    とばかり、自身の交友関係を厳しく制限するとか、とにかくお固すぎて、まじめすぎた人だったようです。

    それでいて周囲の同僚たちが歯がたたないのは、平八郎がたいへんな勉強家であったことで、実績もある。
    仕事では誰にも負けないから、同僚からは妬まれ、そねまれ、陰口を言われ、人間関係という面では、たいへんなご苦労をされていたようです。


    《塾・講演等の日程》
    どなたでもご参加いただけます。
    2020/7/25(土)13:30-16:30 第74回倭塾(於:富岡八幡宮婚儀殿)
     https://www.facebook.com/events/1074216212960822/
    2020/8/1(土)13;00〜15:30 羽曳野講演(羽曳野市いずみの里 南島泉集会場)
     https://www.facebook.com/events/662947247910504/
    2020/8/15(土)靖国神社昇殿参拝
     https://www.facebook.com/events/2667848776866935/
    2020/9/12(土)13:30-15:30 第75回倭塾(於:富岡八幡宮婚儀殿)
     https://www.facebook.com/events/1140192956351381/
    2020/10/18(日)13:30-16:30 第76回倭塾(於:富岡八幡宮婚儀殿)
     https://www.facebook.com/events/867036783780708/
    2020/11/15(日)13:00〜15:30 日本書紀出版記念(於:靖国会館)
     https://www.facebook.com/events/269322421064039/
    2020/12/19(土)13:30-16:30 第76回倭塾(於:富岡八幡宮婚儀殿)
     https://www.facebook.com/events/337364737249840/



    20200401 日本書紀
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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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