• 愛と責任は等価にある


    愛する心を持たない者に、責任の自覚は生まれません。
    なぜなら、愛と責任は等価だからです。
    愛があるから責任も生まれる。
    愛がなければ責任もないのです。
    つまり「日本を愛し守れというが、この国に守る価値などあるのか」という議論は、戯言(たわごと)であり、愛も責任も持たない馬鹿者の議論にすぎないのです。
    いまの日本が抱える最大の問題がここにあります。戦後教育の成果です。

    20200923 愛
    画像出所=https://illust.download/archives/15159
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    戦前の尋常小学校三年生向けの修身教科書の「4,孝行」に掲載された小文です。
    書かれていた文章を、そのまま引用します。
    (仮名遣いと漢字は現代仮名遣いに直してあります)

    ────────
    二宮金次郎は、家がたいそう貧乏であったので、
    小さいときから父母の手助けをしました。

    金次郎が十四のとき父が亡くなりました。
    母は暮らしに困って、金次郎と次の子を家におき、
    末の乳飲み子を親類に預けました。

    しかし母は、
    その日から預けた子のことが気にかかって、
    夜もよく眠れません。

    「今頃は目を覚まして
     乳を探して泣いているであろう」
    と思うと、かわいそうでならなくなり、
    いつもこっそり泣いていました。

    金次郎はそれに気がついて、
    「おかあさん。
     どうしてお休みになりませんか。」
    と聞きましたが、母は、
    「心配しないでおやすみ。」と言うだけでした。

    金次郎は、
    「これはきっと預けた弟のことを
     心配していらっしゃるのに違いない」と思って、
    「おかあさん、
     弟をうちへ連れて帰りましょう。
     赤ん坊がひとりぐらいいたって、
     なんでもありません。
     私が一生懸命に働きますから」と言いました。

    母はたいそう喜んで、すぐに親類へ行って、
    赤ん坊を連れて戻りました。

    親子四人は、一緒に集まって喜び合いました。

    ────────

    以前にも述べましたが、修身教育というのは、特定の価値観を子供たちに植え付けるものではなくて、子供たちが自己の価値観を確立するための「価値観の元(もと)」になるものを育むものです。


    最新動画「戦勝国に奪われた日本人の記憶『国史を学ぶ』第三回 奈良の都

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  • 秋のひつじ雲と文化のお話


    そもそも文化に上下など、あろうはずがないのです。
    文化とは、それぞれの国の、それぞれの風土の中で培(つちか)われてきたものです。
    地震のない国と、常に地震の脅威にさらされている国では、その建築文化に違いがあるのは当然です。
    内陸部で海がなく、塩分は動物の肉からしか取れない国や民族と、四方を海に囲まれて、いつでも塩分もタンパク質も摂取できる国では、食文化だって異なります。
    要するに文化は、必然なのです。
    そこに上下はありません。

    20200929 ひつじ雲
    画像出所=https://hiroshimatimes.com/2018/05/23/hitujikumo-urokokumo/
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    風がめっぽう秋めいてきました。
    「天高く馬肥ゆる秋」とはよく言ったもので、あの暑かった夏はどこへやら。
    だいぶ涼しくなってきて食欲も旺盛になるし、空を見上げればなんといっても雲の位置が高いです。

    ちなみに、夏の雲といえば、積雲に入道雲(積乱雲)ですが、積雲というのは、だいたい高度が2千メートルくらい。積乱雲(入道雲)は、その積雲がもくもくと上空に立ち上がった雲で、てっぺんのあたりは高度が1万メートルくらいに達します。
    夏は、湿度が高いので低い位置に雲ができやすく、これが夕方には雨雲になって夕立を降らせたりします。
    このときの雨雲は乱層雲で、やはり高度は2千メートルくらいです。

    ところが秋になりますと、空気が乾燥してきて、雲の位置がぐっと高くなります。
    秋の雲といえば、巻雲、巻積雲などですが、こちらは高度が1万3千メートルくらい。
    たいへん高いところにある雲です。

    巻雲というのは、雲の仲間の中で一番高いところにできる雲で、「すじ雲」とも呼ばれます。
    ハケで掃いたみたいなスジになっている雲です。

    夕焼け雲になるのが、巻積雲です。
    巻層雲は、見え方によって、「ひつじ雲」、「うろこ雲」、「いわし雲」、「さば雲」などと呼ばれます。

    「ひつじ雲」や「うろこ雲」は、空一面に巻積雲がひろがって、まるで空全体が魚のウロコみたいになったもの。
    「いわし雲」は、よく水族館などの水槽内で、イワシの大群がまるで巨大なモニュメントみたいにみえたりしますが、あのような感じで空に見える雲。
    「さば雲」は、まるでサバの背中のように、巻積雲が波打っている雲です。

    巻層雲は、位置が高いので、それだけ日没後も長く夕陽を浴び続けます。
    これが秋の美しい夕焼け雲になります。


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  • 世界の進運に遅れをとるな


    最新動画『地震とコロナウイルスは続けてやって来る!? 歴史に見る知られざる事実』


    日本は、あらゆる意味で世界の最先端になければならない国です。
    それは理系の最先端工学ばかりではありません。文系における理念や新事実の認知や、新しい学説の研究などが本来、盛んに行われなくてはならない。日本の大学が、世界ランキングで常にトップに立つくらいでなければ、日本が世界の学問や学説が世界のトップに立つことはないのです。
    その国の経済や、その国の発展は、その国の教育レベルと比例します。
    バカでは世界に通用しないのです。

    20200922 世界の大学ランキング
    画像出所=https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2021/world-ranking#!/page/0/length/25/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats
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    小名木善行です。

    その国の経済や、その国の発展は、その国の教育レベルと比例します。
    バカでは世界に通用しないのです。
    あたりまえのことです。

    世界の大学ランキングというものがあります。
    日本の大学は、戦前は世界のトップクラスの学問の府でしたが、いまではチャイナの清華大学や、北京大学、シンガポール国立大学にさえ抜かれ、東大がようやく36位。
    京大になると、香港大学にも大きく水を空けられ、大学は香港中華大学や香港科学技術大学、ソウル大学、韓国科学技術大学、台湾大学、 成均館大学(韓国)、南京大学、香港市立大学、香港工科大学、浦項科学技術大学(韓国)、高麗大学(韓国)、サウジアラビアのアルファイサル大学、マカオ大学、北京師範大学にも抜かれて、ようやく理系の東京工科大学が、世界第300位代に登場します。

    世界ランキングの東京工科大学のクラスには、米国のテンプル大学や、テキサス大学のダラス校、武漢大学などが位置していますが、日本の他の大学は、これら大学よりも、さらに低い水準しかないと、世界から見られているわけです。
    まったくもってなさけない次第です。

    江戸時代には、日本の教育水準は世界のトップレベルであったとされています。
    だから日本は明治の大改革を成し遂げたし、世界の一流国家の仲間入りができるようになったのです。
    いま、日本の大学が、世界の平均レベルにもはるかに満たないということは、日本は文部科学省という省庁を国の機関として持っていながら、そこで行われている教育が世界の進運に、はるかに追いついていないことを示します。

    ▼世界の大学ランキング
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  • 孝明天皇殺害説と明治天皇替え玉説を斬る


    昨今、メディアや学会において、半島式のファンタジー史観でものごとを見ようとする人が増えています。半島は上下関係だけの「古代」が現代まで続いている国です。上に立ちさえすれば、どのような不正も許され、人を支配して自分の贅沢を得ることができるというのが、彼らの考え方だし、歴史認識における基礎思考です。
    しかし我が国は、半島とは国の成り立ちも違うし、歴史の古さも圧倒的に異なります。おかしな曲解は厳に慎むべきです。なぜならそれは、我が国における天皇の御存在の重さを軽視して、西欧や東亜の王朝と同一視するものでしかないからです。
    王朝なら改廃や易姓革命が有りえます。
    我が国天皇は、どこまでも万世一系の国家最高権威です。
    ここを履き違えてはいけません。

    明治天皇御陵
    20200927 明治天皇御陵
    画像出所=https://kyoto-tabiya.com/blog_rakunan/%E6%A1%83%E5%B1%B1%E3%81%AB%E3%81%82%E3%82%8B%E6%98%8E%E6%B2%BB%E5%A4%A9%E7%9A%87%E9%99%B5/
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    小名木善行です。

    「明治天皇替え玉説」と「孝明天皇殺害説」というものがあります。
    それらは、日本の歴史や伝統を理解しない、とんでも説であると断じさせていただきたいと思います。

    替え玉論者たちが論拠にしていることは、
    「明治天皇は開国に踏み切ったけれど、
     父の孝明天皇は攘夷派だった。
     父が攘夷派なのに
     子の明治天皇が開国したのはおかしい。
     だから明治天皇は替え玉だ」
    というものです。

    もちろん真実はわかりません。
    私はその時代の当事者ではないし、この件の関係者でもないし、その時代に生きていたわけでもありません。
    ですから事実はわかりません。

    ただし歴史というのは、過去に起きた出来事を、時系列で再現性をもって記述することをいいます。
    そして再現性の有無こそが、歴史が論理的整合性を持った科学であるのか、ただの都市伝説であるかの境目です。
    事実に基づく再現性を持たないものは、歴史の名に値しません。

    その意味で、「孝明天皇は攘夷派だったから開国を目指す薩長によって殺害された」という説は、論理的整合性を持ちません。
    なぜなら我が国において、天皇は政治権力者ではないからです。
    朝廷の意思は、あくまでそのときの朝廷の高官たちの意思がどちらに傾いていたのか、というものでしかなく、その意思は時によって攘夷に傾いたり、開国に傾いたりしています。
    このことは、幕府も同じで、幕府も揺れいましたし、急進派とされる長州藩も、内部では大揺れに揺れていました。
    この時代は、それほどまでに意見が分かれて揺れていた時代であったのです。

    孝明天皇は、そうした政治判断を行う国政機能よりも上位にある国家最高権威です。
    もちろん人ですから、個人の意見というものはあったでしょうけれど、天皇が個人的意見を言いだして政治に口を挟むようになったら、我が国の国体が崩壊します。
    従って、開国派が孝明天皇を殺害する理由は、実は、まったくないのです。

    つまり孝明天皇殺害説は、我が国の国体の精華をまったく理解せずに、我が国の天皇の御存在を、西欧やチャイナやコリアの王や皇帝と同じ、国家最高の権力者であるものと履き違えたところに存在する、横論である暴論でしかないのです。

    このことは、明治天皇替え玉説も同じです。
    替え玉説の論拠は、
    (1) 孝明天皇が攘夷派だったのに、子の明治天皇が開国派なのはおかしい
    (2) 明治天皇の皇太子時代の御尊影と明治天皇の御尊影の写真の顔が異なる。
    (3) 明治天皇の顔立ちは長州藩田布施出身の大室寅之祐(おおむろとらのすけ)の顔立ちと似ている。
    という3点に集約されます。

    しかし我が国における天皇の御存在の意義を知れば、孝明天皇殺害説と同様に(1)は否定されるし、(2)、(3)もただの主観でしかなく、再現性のある歴史としては認識されません。


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  • 日本の将来人口の予測と国家百年の大計


    国家百年の計と言いますが、本来国政というものは、桜を見る会が云々とか、もりそばがいいか、かけうどんにするかなどの議論はどうでもいいことで、100年、200年の将来を見越して、より住みよい国造りのために手を打っていくためのものです。
    「100年も先のことなど、俺はもう死んでいないから」などと言って、目先の欲得だけに終始するのは、子たちの未来を奪う、きわめて卑劣な振る舞いであることを、いまあらためて国民の常識とすべきではないかと思います。

    日本の人口予想(国土技術研究センター)
    20200920 日本の人口予想
    画像出所=http://www.jice.or.jp/knowledge/japan/commentary05
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    小名木善行です。

    これから急成長が予想される業種に、解体業、および建設廃材の処理業があります。
    これまでは、都市部に次々とビルを建てることが世の中の中心でした。
    だから都市部はビルだらけになっているのですけれど、これからは地方分散と少子化の時代です。
    すると都市部の人口が減少をはじめる。
    さらに昨今はこのことにコロナが拍車をかけています。

    これがどのくらいのことかといえば、たとえば現在の東京の人口は東京23区だけでおよそ1000万人です。
    これが昼間人口になると(諸説ありますが)およそ1600万人になります。
    日本全国の人口の13%が23区内だけにいるわけです。ものすごいことです。

    ところがその東京は、ほんの100年前には人口が250万人でした。
    これは江戸時代からずっと同じだったのですが、逆に言えば東京はわずか100年で人口が6.4倍にもなったわけです。

    日本全体で見ますと、関ケ原の戦いの頃は、日本の人口はおよそ1200万人です。
    それが江戸時代の初期に大規模な新田開発が相次ぐことで食糧生産高が増加し、この結果江戸時代初期には人口がおよそ3000万人に増加しました。
    明治初期まで、この状態が続くのですが、明治から大正期にかけて、日本の国土が広がるとともに(大陸等への農業進出)人口が増加し、昭和の戦争前頃には人口8000万人。

    ところが日本がたまたま第一次世界大戦の直後のパリ講和会議で「人種の平等」などを言い出したために、欧米諸国から敵視されるようになり、ついに欧米諸国から「日本は大陸等の権益をすべて放棄して日本本土だけに戻れ」とまで言われてしまうようになります。

    けれどもそうなると、日本国内だけなら3000万人分の食料しか生産できないわけですから、当然、8000万人のうちの5000万人が飢えて死んでしまうことになる。
    それでは困るということで、乾坤一擲の大勝負に出たのが先の大戦でしたが、結果は敗戦となってしまいました。
    この結果、日本本土は、猛烈な食糧不足に陥ることになります。

    この状況を救ってくださったのが昭和天皇で、昭和天皇は自らの命をマッカーサーに差し出すことで、とにもかくにも国民が飢えないように食料供給を依願されました。
    マッカーサーは、この昭和天皇の行動に感動し、米国その他協力国から日本に大量の小麦や脱脂粉乳等を輸入してくれ、おかげで日本人は飢えから脱して、栄養状態を回復さることができるようになりました。

    GHQをやたらに敵視する向きもありますが(もちろん筆者もそういうことを書くことがありますが)、ものごとにはすべて功罪の両面があるわけで、もしGHQによる食料供給がなければ、日本人は、昭和20年代に5000万の人口を失った可能性が大といえます。
    先の大戦では、軍人の死者がおよそ250万人、民間人の死者がおよそ300万人、合わせて550万人の日本人の死者が出ました。

    それはとても残酷なことですし、悲しいことですが、仮にもし、日本占領時の日本への食料供給がなければ、我々日本人は、そこからさらに5000万人の命を、飢えによって、そして餓死は疫病を引き起こしますから、飢えと疫病によって失っていた可能性があるのです。

    戦争の終わった昭和20年代のみならず、昭和30年代においても、小学校の給食で、不味いコッペパンを食べ、粉っぽい脱脂粉乳を飲んだ記憶のある方は多いかと思いますが、子供が不味い不味いと言っていたあの給食がなければ、子らが生存できた可能性は極めて低かったといえるのです。

    米国も中共も等しく覇権主義だと言う方がいますが、なるほど米国にそういうところがあることは否定はしませんが、中共ならば絶対に行わない、敗戦国、占領国への食料供給と、これによる人口の保持といった行動は、間違いなく米国が神を信じ、人道を重んじるという国であることの明らかな証明であって、それをいたずらに、非道の国である中共と同一視するのは、いかがなものかと思います。


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  • 神話と民度の不思議な関係とは


    誇りこそが、何が正しくて、何が間違っているのかという美意識の根幹であり、物事への判断の根幹です。
    幸いなことに日本は、よその国から借り物の神話や歴史を運んでこなくても、自国の神話や歴史のなかに、すばらしい、そして誇り高い、さらに美意識の原点となる宝石が山のように積もっている国です。

    20200830 テルモピュライの戦いのレオニダス王
    画像出所=https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AB%E3%83%A2%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
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    小名木善行です。

    ギリシア神話は、紀元前15世紀頃に遡(さかのぼ)る物語、つまりいまから3500年ほどの過去にまで遡る神々の物語です。
    なかでも紀元前8世紀末の吟遊詩人ホメロスの「イーリアス」や「オデッセイア」などはとても有名です。

    世界が混沌としたカオスの時代からはじまり、オリンポス神々の逸話によって語られる世界は、子供のころ、童話などで読まれた記憶のある方も多いかと思います。
    イメージ的には、とても甘美で美しく素敵な神々の美しい物語と思っておいでの方も多いのではないかと思います。

    そこで、そのギリシャ神話に出てくる物語の一部を抜粋してみます。

    「大地の母神ガイアは、
     子のウラノスと交合して
     三つ子のキプロスたちを産んだ。
     これらはひとつ目の怪物であった」

    「大地の母神ガイアは、
     父ウラノスの男根を切れとクロノスに命じた。
     母から鎌を渡されたクロノスは、
     母ガイアと父がまさに交合しようとするそのときに、
     母に命じられた通りに父の男根を切って殺し、
     クロノスは王になった。」

    「王者クロノスは、
     実の妹のレイアと結婚して5人の子をもうけた。
     クロノスは、
     自分が子に打ち負かされて
     王位を奪い取られる運命にあると
     予言されていたから、
     生まれてきた子を順番に
     食べてしまった。」

    「このとき妻のレイアが隠しとおした子が
     ゼウスである。
     ゼウスは成長すると
     祖母のガイアに教えられた通りに
     父クロノスを騙して吐き薬を飲ませた。
     クロノスはゼウスに飲まされた石を吐きだし、
     続けてクロノスが食べたゼウスの兄や姉を吐き出した。
     吐き出された兄弟たちはゼウスの家来となってクロノスと戦った。」

    「クロノスの子のうちのひとり、
     女神のヘラは、
     実兄の妃となり、
     オリンポスの女王となった」

    「プロメテウスの犯した罪のために弟のエピメテウスはオリンポスを追放された。
     エピメテウスは地上で人間とともに暮らしていたが、
     怒りのおさまらないゼウスは、
     人間にも罰をあたえようとした。
     そこで何でも作れる鍛冶屋の神のヘパイストスに
     女性を造らせた。」

    「できあがった女性に、ゼウスは命を吹き込んだ。
     このときゼウスは、女性に、
     美しさ、
     歌と音楽、
     賢(かしこ)さと狡(ずる)さ、
     好奇心」を与え、
     『これは人間にとっての災(わざわ)いだ』
     と述べた。」



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  • マサダ砦のユダヤ人と日本のこと


    イスラエルには徴兵があります。徴兵された新兵たちはマサダ砦の遺跡に行き、右手に自動小銃、左手に旧約聖書を持って、
    「マサダは二度と陥ちない」と誓います。
    マサダ砦には、どのような逸話が遺されているのでしょうか。

    マサダ砦
    20200912 マサダ砦


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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    イスラエルは、戦後、昭和23(1948)年に建国された新しい国です。
    別な国があり、別な民族が住んでいたところに、ユダヤ人を自認する人たちが自分たちの国を築きました。
    日本は周囲を海に囲まれていますが、イスラエルの場合、そんな建国の経緯から、周囲の全部が敵国です。
    ですから国は、つねに臨戦状態にあります。

    そしてイスラエルは、この70年の間に、7つの戦争を勝ちぬいて、自分たちの国の独立と繁栄を保っています。
    イスラエルには徴兵制があり、男女の別なく徴兵されます。
    そしてイスラエル国軍の兵士であることに、ものすごく誇りとよろこびを持っています。

    そのイスラエル軍では、新兵の入隊式が、全員、マサダで行なわれます。
    マサダというのは、死海のほとりにあって、2千年前にそこに砦(とりで)があり、いまは砦跡の廃墟となっているところです。

    そのマサダで、彼ら新兵は、右手に自動小銃、左手に旧約聖書を持って、
    「マサダは二度と陥ちない」と誓うのです。

    マサダ砦は、古代イスラエル国がローマ帝国によって滅ぼされたとき、最後まで頑強な抵抗をした砦です。
    それは世界のユダヤ族の神語りであり、誇りです。
    以前にも書きましたが、また歴史を追ってみます。

    古代ユダヤ王国が誕生したのは、いまから3000年前、紀元前11世紀頃のことです。
    その古代ユダヤ王国は、他国に干渉されて紀元前922年に、内乱が起こって南北に分裂します。
    北が、イスラエル王国、
    南が、ユダ王国です。

    およそ古来、敵を倒すには、敵を分断し、バラバラにして各個撃破するというのは世界の歴史の常套手段です。
    そして同じ民族であっても、そうした工作によって国が分裂してしまうことはあり得るのだということは、日本人も肝に命じるべきことですし、学校の世界史などでしっかりと教えるべきことです。

    分断されると国力は弱まります。
    紀元前721年には、北のイスラエル王国がアッシリアに滅ぼされ、紀元前612年には、南のユダ王国も新バビロニアに滅ぼされてしまうのです。
    そしてイスラエルの民衆(ユダヤ人たち)は、自分たちの国家を失ってしまい、流浪の民となるのです。


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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
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