• 秀吉の朝鮮征伐は、秀吉が「明国と朝鮮半島で戦った」事件


    「秀吉の朝鮮征伐」という名が付いていますが、それは李氏朝鮮王国と秀吉が戦ったという意味ではない、という点に注意が必要です。
    秀吉が戦ったのは、あくまで明国であって、秀吉の軍が戦ったのもまた明国軍です。たまたまその場所が、明国の代官として李氏が君臨していた地域であったというだけのことです。要するに秀吉が戦ったのは、李氏朝鮮国軍ではなく、明国軍であったのです。
    このことはおおいに誤解されていることなので、あらためて強く申し上げておきたいと思います。

    20201115 倭城
    画像出所=http://www.iobtg.com/History2.htm
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    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    秀吉の朝鮮征伐がなぜ行われたのかについて書きたいと思います。
    以下の文は、『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人、第一巻』に掲載したものです。

    本に書いたこの記事は、もともと2012年7月にねずブロに書いた記事を元にしています。
    そしてこの時点で、秀吉の朝鮮出兵をスペインとの関係で説いたものは、他に全く見当たりませんでしたから、これはまったく新たな視点で説いた「ねず説」でした。
    けれど、その後、かなり勢いでこの話は浸透し、いまではごく一部の秀吉悪玉説に凝り固まった人たち以外の人たちにとっては、ほぼ常識化しつつあります。

    内容はすでにお読みになられた方も多いかと思いますが、大切なことを先にいくつか補足しておきます。
    「当時の明国も朝鮮半島も国民国家ではない」ということです。
    いまでも彼の国はそれに近い構造をもっていますが、国のボス(王)が国民を代表して国民のための統治をしているのではありません。
    簡単にいったら、日本でいえば暴力団の組長にすぎません。

    全国に多数の暴力団(軍閥)があり、それら軍閥を最大軍閥が取り仕切る。
    その最大軍閥は、Chinaにおいては遊牧民による外来王朝であり、朝鮮においてはその明王朝をバックにしたヤクザの軍閥が朝鮮王を名乗っていたにすぎません。
    こういう次第ですから、国の王に「庶民生活を豊かにし、国を栄えさせる」という概念は全くありません。
    ただ収奪するだけ、それが彼等の国の統治の姿でした。

    そのような具合でしたから、当然に国民というものも存在しません。
    そもそも半島貴族の両班までが人であり、一般庶民は人としてさえも認識されてません。
    人でないのですから、当然、国民ではありえないのです。

    つまり国王が国民として認識しているのは、周囲にいる貴族たちだけであって、一般の民衆は人ではない、ただの動く物体です。
    今風に言えば暴力団の組長にとっては、組員はその暴力団の構成員だけであって、他の一般の民衆は関係のない、ただの収奪対象でしかないのと同じことであったわけです。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年生まれ。浜松市出身。上場信販会社を経て執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。またインターネット・ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。「歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに」という理念を掲げ活動する。古事記・日本書紀・万葉集などの原文を丁寧に読み解き、誰にでも納得できる日本論を発信。

《著書》日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、その他執筆多数。

《動画》「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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