• 林羅山と徳川家康


    そもそも何のために学ぶのかといえば、第一に学ぶことって本当はとっても楽しいからだし、第二に学ぶことによって真理を極めることができるし、第三に欲望の虜から開放されるし、第四に人としての修養を積むことができるし、第五に未来を含めてさまざまな事柄を見通す力が身につくからです。もっというと、自らの御魂がこの世に生まれ出てきた本義知ることができる。
    林羅山は、ただ頭がよいだけではなくて、そういうことにとっても貪欲な人であったということができます。ある意味天才であり現実家です。

    20180122 林羅山
    画像出所=https://blog.goo.ne.jp/taitouku19/e/6fcecee1d78d02c8a42cbb6b846b304c
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    林羅山は、本能寺の変の翌年にあたる天正11(1583)年に、加賀で生まれました。
    後に紀伊に移り、京の都に住みました。
    羅山は、生まれながらの秀才です。
    8歳で太平記を読み、それも一度読んだだけで、そのまま暗記して一字の間違いもなく筆記できたといいますから、これはもう神童のレベルです。

    14歳の頃、建仁寺に通って書に親しみました。
    寺では、羅山があまりに秀才であることに驚き、この者が仏門にあって寺にあれば、かならず善知識になるであろうと出家を強くすすめました。

    羅山は、これを拒みました。
    あきらめきれない僧侶たちは、前田玄以を通じて、羅山を寺に入れるように羅山の親に頼み入れました。
    父の信勝は、
    「我が子がそれを好むならば」
    と答えました。
    ところがなぜか羅山は、これを断固拒否しました。
    それどころか、二度と建仁寺に足を踏み入れなくなりました。

    羅山の若い頃には、まだ宋学(儒学の一派)を講ずる者はいませんでした。
    羅山は18歳のときに、この朱氏の宋学を読んで感動し、仲間を集めてその注釈を講じはじめました。
    このことを知った清原博士という人が、徳川家康に、
    「最近、林羅山という者が、
     京の町で新たな儒学(宋学)を説いているという。
     昔から勅許がなければ、
     新書を講じてはいけないしきたりである。
     いわんや、市井の者が儒学の新説を講ずるなど
     生意気で、おこがましい」
    と評しました。

    家康はこの言をしりぞけ、むしろ、
    「それをやり遂げようとしている羅山という若者こそ
     見どころのある男だ」
    と、それからいくばくもなくして、羅山を城に招き、講義をさせました。
    家康は羅山を顧問にし、後に羅山は幕府官学の開祖と呼ばれるようになります。
    羅山23歳のときのことです。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
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