• 「かみ・たみ・はみ」という日本的国家観


    個人の行動も、国家としての行動も、そこには必ず価値判断の物差しがあります。
    その物差しを持たないということは、価値判断の尺度を持たないということですから、それではただのロボット、もっというなら、ただの奴隷に成り下がることを意味します。
    精神的自立や自由は、価値判断の物差しを得るところからはじまります。

    20201207 曼殊院門跡境内
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    学校で教わったことは、多くの場合、一般社会通念、つまり常識となります。
    そして国家についての日本人の常識は、国家とは次の三要素によって規程されるというものです。

     1 住民(Staatsvolk:国民、住民)
     2 政府(Staatsgewalt:武力)
     3 領域(Staatsgebiet:領土、領水、領空)

    つまりこの三つが整えば、それは国家である、と学校で教わるわけです。
    さらに詳しくいうと、1933年のモンテビデオ条約では、この三つにもうひとつ、

     4 他国と関係を結ぶ能力(外交能力)

    が加わることがあります。
    そしてこの4は、19世紀までは「他国による承認」であると教わるわけです。

    これが日本人の常識です。
    そのことに、誰も疑問を抱かないようにされてしまっています。

    ところが、実はここに重大な落とし穴があります。
    それが何かというと、2の政府というのが、「スターツグワイト(Staatsgewalt)」であり、それは自衛力、治安維持能力などの「武力を意味する語でしかない」ことです。

    ということは、早い話、住民と領域があり、それらを押さえるための武力があれば、それが「国家」だということになります。
    そうであれば、暴力団には、シマと呼ばれる領域があり、そこに人が住んでおり、彼らは武力を持っているわけですから、暴力団○○組は「国家」である、ということになります。
    さらにその暴力団を、どこか他国が後ろから支援していれば、それは「他国と関係を結ぶ能力」を持つということになり、暴力団=「国家」であると規程されることになってしまいます。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
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最新刊
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