• 江戸の芸能は二度美味しい・・・忠臣蔵の背景と武家文化のお話


    「ねずラジ」は、筆者が12年にわたって書き綴ってきたブログの記事4000本の中から、選りすぐりの記事をベースに対談形式でお届けするラジオ番組です。もちろん、ただ過去記事を読み上げるだけでなく、その都度補足しながら、より理解が深まるように話しています。意外と人気で、リスナーが多いのでびっくりしています。
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    本当のことというのは、歴史の表舞台には出てこない。
    世の中には、本当のことと、建前として「本当のこと」とされていることがある。
    そういうことを昔の人達は、忠臣蔵を通じて学んだのです。

    20201210 忠臣蔵
    画像出所=https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x745029202
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    12月の中旬ともなれば、かつては必ず時代劇の「忠臣蔵《赤穂浪士》」が上映され、あるいはテレビで放映されたものです。
    ところが最近では、こうした忠臣蔵のような時代劇はすっかり影をひそめ、地上波はお笑いのバラエティ番組ばかりになっています。
    では時代劇の視聴率が低いのかといえば、決してそんなことはない。
    少なくとも程度の低いバラエティよりは、はるかに視聴率が稼げれていたのです。
    にもかかわらず時代劇が放送されなくなったのは、たいへん残念なことに思います。

    さて、この「忠臣蔵《赤穂浪士》」の物語は、最近の若者達は、まったくピンと来なかったり、まったく知らなかったりするのだそうです。
    これはたいへんに残念なことと思います。

    忠臣蔵の物語についてウィキペディアには次のように書かれています。
    *****
    忠臣蔵(ちゅうしんぐら)は、 人形浄瑠璃(文楽)および歌舞伎の演目のひとつで、1748年に大阪で初演された『仮名手本忠臣蔵』の通称。また歌舞伎や演劇・映画の分野で、江戸時代元禄期に起きた赤穂事件を基にした創作作品。なお、脚色された創作であるため、史実としての赤穂事件とは異なる部分もある(赤穂事件参照)
    *****

    おやまあ、ずいぶんと低レベルな解釈だと残念に思います。

    一般に忠臣蔵の物語は、切腹を命ぜられた主君の浅野内匠頭の仇を討たんと、赤穂藩を改易となった大石内蔵助以下47人の浪士たちが吉良上野介邸に討ち入りを行い、見事主君の仇討ちを成し遂げた物語として紹介されます。
    ではなぜ主君であった浅野内匠頭が切腹を命ぜられたのかと言うと、これは人形浄瑠璃でも、歌舞伎でも、映画やお芝居でも、「浅野内匠頭という若い殿様が、年寄りの吉良上野介にイジメを受け、江戸城内でブチ切れて刃傷沙汰に及び、そのためその日の内に切腹を申し付けられ、切腹した」として描かれています。

    問題はここからです。
    年寄りに少々嫌味を言われたからといって、それで切れて殿中で禁を破って刃傷沙汰に及ぶなどということは、これは誰がどう見ても蛮行です。
    姑の嫁いびりなどというものは、昔からあるものだけれど、だからといって嫁が姑を刃物で斬りつければ、その嫁は間違いなく問答無用で逮捕されるし、そのような嫁をいただいたことは一家の恥、一族の恥、村の面汚しとされたのが日本の昔の社会です。
    その意味では、たとえ殿様とはいえ、ご禁制を破り、ましてその理由が、単にイジメられたからだというのでは、これは家臣一同が、そもそもそのような殿様をほっておいた事自体が問題なわけで、ましてそのような気の触れた殿様のために、浪人までして仇討ちを行うなど、そもそもありえないことなのです。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
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『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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