• 英霊に贈る手紙


    ◆◆ニュース◆◆
    新刊『日本建国史』ただいま先行予約受付中です。
    https://amzn.to/2LuOGgX

    私達日本人は、いまの肉体だけの幸せや富のためばかりに生きる民族ではありません。
    過去から現在、そして未来へと続く時間という横軸と、お亡くなりになられて天におわず御魂と、いま我々が生きている地上社会という地、つまり天地という縦軸が交差しているところで、中今(なかいま)に生きているのが日本人です。
    そして過去からの心を未来につなぐ。
    それは何より、未来を担う子どもたちの幸せを願ってのことです。
    世の大人たちにとって、このことはとても大切なことです。

    英霊に贈る手紙_th
    画像出所=https://amzn.to/3ot58wC
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)



    人気ブログランキング
    応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    もう6年前になりますが、2015年に発売された本で『英霊に贈る手紙』(青林堂)という本があります。
    散って英霊となられた方々に、ご遺族が綴ったお手紙集です。
    出版にあたり、寄せられたご遺族からのお手紙は584通にのぼったそうです。
    今回、その中から珠玉の60通のお手紙が、この本に収録されています。

    その中に、アッツ島で玉砕した山崎保代陸軍中将の娘さんのお手紙が掲載されていました(164頁)。
    山崎中将とアッツ島の玉砕のことは、当ブログの過去記事「5月29日アッツ島玉砕」でご紹介させていただきました。
    http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1906.html">http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1906.html

    アッツ島守備隊2,650名、その最後の玉砕戦が終わった後、累々と横たわる日本の突撃隊の遺体の先頭には、山崎中将のご遺体がありました。
    これは米軍が確認した事実です。

    山崎中将は、突撃攻撃の最初から、先頭にいました。
    当然のことながら、先頭はいちばん弾を受けます。
    おそらく山崎中将は、途中で何発も体に銃弾を受けたことでしょう。
    その度に、倒れられたのでしょう。
    それでも中将は、撃たれては立ち上がり、また撃たれては立ち上がって、そしてついに味方の兵が全員玉砕したときにも、山崎中将は突撃隊の先頭に這い出て、こときれていました。
    享年51歳でした。

    米軍戦史は、このときの戦いを次のように記しています。
    「突撃の壮烈さに唖然とし、戦慄して為す術が無かった。」

    そんな山崎中将以下のアッツ守備隊に向けて、昭和天皇は、
    「すぐにアッツ島の部隊長に電報を打て」
    と指示されました。

    アッツ守備隊は、すでに突撃し、全員お亡くなりになったあとのことです。
    杉山参謀総長が、
    「閣下、電報を打ちましても、
     残念ながらもう通じません」
    と、お答えしたところ。陛下は、
    「たしかに、その通りだ」と、うなずかれ、
    「アッツ島部隊は、最後までよく戦った。
     そういう電報を、杉山、打て」
    とおっしゃっられました。その瞬間、涙があふれて。

    山崎中将への娘さんの手紙には、中将が、家で食事をしているときにも、ふと箸を置かれ、隊に電話をかけ、
    「今夜は風も強いし寒いから十分火の用心をし、
     営倉の兵は特に寒いだろうから
     水筒に熱い湯を入れて差し入れるように」
    と、いつも兵隊さんのことを気にかけ、その親御さんの気持になって、大切にしておられた、そんな人であったエピソードが綴られています。

    昨年、靖国神社遊就館で行われた「大東亜戦争七十年展」に、その娘さんが行かれたところ、お父さんの山崎中将の遺影の下に、
    「兵の名前と顔を1ヶ月で覚え、
     ひとりひとりに声をかけてまわり、
     分け隔てなく部下に接するその人柄に、
     皆感激して奮い立った」
    と、生還された方の証言が書かれていたそうです。

    娘さんは、そんな父のエピソードを、そこではじめて知り、
    「兵隊さんを大切に思う
     お父様のお気持ちと
     そのご苦労に頭が下がりました。
     皆様のご冥福を祈りながら。
     さようなら」
    と綴られています。

    おひとりおひとりの英霊へのご遺族のお手紙。
    そのお手紙は、いまを生きるわたしたち日本人全員から、英霊の皆様に贈るべき感謝のお手紙なのではないかと思います。

    私達日本人は、いまの肉体だけの幸せや富のためばかりに生きる民族ではありません。
    過去から現在、そして未来へと続く時間という横軸と、お亡くなりになられて天におわず御魂と、いま我々が生きている地上社会という地、つまり天地という縦軸が交差しているところで、中今(なかいま)に生きているのが日本人です。

    そして過去からの心を未来につなぐ。
    それは何より、未来を担う子どもたちの幸せを願ってのことです。
    世の大人たちにとって、このことはとても大切なことです。

    1冊1200円+税で、決してお高い本ではないかと思います。
    是非、一家に一冊、そしてお友達の方にも、お薦めいただければと思います。



    お読みいただき、ありがとうございました。
    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行でした。


    人気ブログランキング
    ↑ ↑
    応援クリックありがとうございます。


     最新刊
     

    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ねずさんの学ぼう日本の最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

    こちらもオススメ

検索フォーム

ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

スポンサードリンク

カレンダー

12 | 2021/01 | 02
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

最新記事

*引用・転載・コメントについて

ブログ、SNS、ツイッター、動画や印刷物作成など、多数に公開するに際しては、必ず、当ブログからの転載であること、および記事のURLを付してくださいますようお願いします。
またいただきましたコメントはすべて読ませていただいていますが、個別のご回答は一切しておりません。あしからずご了承ください。

スポンサードリンク

月別アーカイブ

ねずさん(小名木善行)著書

ねずさんメルマガ

ご購読は↓コチラ↓から
ねずブロメルマガ

講演のご依頼について

最低3週間程度の余裕をもって、以下のアドレスからメールでお申し込みください。
テーマは、ご自由に設定いただいて結構です。
講演時間は90分が基準ですが、会場のご都合に合わせます。
E-mail nezu3344@gmail.com

電話  080-4358-3739

スポンサードリンク

コメントをくださる皆様へ

基本的にご意見は尊重し、削除も最低限にとどめますが、コメントは互いに尊敬と互譲の心をもってお願いします。汚い言葉遣いや他の人を揶揄するようなコメント、並びに他人への誹謗中傷にあたるコメント、および名無しコメントは、削除しますのであしからず。

スポンサードリンク