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     我が国では、「力よりも、正しいことがある」という信念が育まれました。つまり男性の持つ「力」を凌駕することができる正義を、女性たちが保持することができるようになりました。
     そしてこのことが、我が国の女性が外地に出たとき、多国の人々から、
    「日本人女性は凛としている」とみられるようになった根拠です。

    梅にウグイス0211
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    長谷川 伸(はせがわ しん)といえば「沓掛時次郎」、「 一本刀土俵入」など 股旅もので、一世を風靡した作家です。
    その長谷川伸の書いた本の中に『日本捕虜志』があります。
    第4回菊池寛賞を受賞した本で、その中で二木可南子さんという実在の女性が紹介されています。
    現代文に訳してご紹介します。
    あとに私の所感を書いてみたいと思います。
    きっと何かを感じていただけると思います。

    ーーーーーーーーーーー
    彼女は、日本が降伏した昭和20年当時、数え年20歳でした。
    東京で陸軍に徴用され、同じ年頃の娘3人とともに、シンガポールの医薬部隊に配属されていました。

    可南子さんの父、二木忠亮氏は、はイギリスのロンドンで個人商店を営んでいました。
    そのため可南子さんはロンドン生まれのロンドン育ちです。
    もちろん英語はペラペラです。

    ある日、可南子さんの母がロンドンで亡くなり、父は娘を連れて日本に帰国しました。
    やがて戦争が始まり、父は徴用され、大尉相当官として英語通訳を命ぜられ、マレー半島の攻略軍に配属されました。
    娘の可南子さんも徴用されました。
    可南子さんは「父のいるシンガポールへ行きたい」と条件をつけたのが聞き入れられ、医薬部隊に配属されました。

    医薬部は軍医少将の指揮下で、軍医中佐3人と、薬剤の中佐と主計少佐などが6人、そして徴用の技術者が600人いました。
    女性は可南子さんを含めて4人です。
    いずれも英語が書けてタイプが打てる女性です。
    ことにロンドン生まれの可南子さんの英語は格調が高かったそうです。

    終戦を迎えたとき、このシンガポール医薬部には、イギリス人が部局の接取にくることになりました。
    医薬部としては、接収のときのもつれを未然に食い止めるためにも、英語が堪能でタイプの打てる4人の日本人女性は、いてもらいたい人たちです。

    しかし接収に来るイギリス人が、すべて敬虔で紳士的とは限りません。
    乱暴狼藉をはたらかれる危険はじゅうぶんにあります。
    結局ひとりひとり説得することとし、可南子さんには軍医官があたりました。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
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『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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