• 神様は、乗り越えられる苦難しか与えない


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     令和3年は、辛丑(かのとうし)で六白の年です。六白というのは、天地四方(これで六つ)を白い光で灼き尽くす、という意味です。そして辛丑は、辛いことを手に握りしめている象形です。つまり、辛丑六白の年というのは、180年に一回、これまでのカルマをすべて灼き尽くす年として巡ってくる年です。
     だから、世間一般でもたいへんなことがおきるし、個人でも大きな変化が訪れる年です。
     けれどそんなときだからこそ、これまで人々を苦しめてきたヤマタノオロチを焼き尽くすことができる年でもあります。
    乗り越えれば、その先に、大いなる成長と躍進が待っています。

    20210216 ヤマタノオロチ
    画像出所=https://ameblo.jp/yaoyorozu-ukiyoe/entry-12634246873.html
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    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)



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    小名木善行です。

    トップの絵は、ある画伯の描いたヤマタノオロチです。
    画像をクリックすると、その方のブログに飛びます。
    それにしても、すごい迫力のオロチですね。

    古事記で古来人気の神様のなかのひとはしらが、ご存知スサノヲのミコトです。
    そのスサノヲは、幼い頃は母に会いたいと泣いてばかりいて、父大神から与えられた海を護る仕事を放り出していました。
    このため父によって海原を追い出されてしまいます。

    仕方がないからと、姉を頼って高天原に行けば、そこで八百万の神々から処罰を受けて、ついには神としての霊力を奪われ、手足の爪を抜かれるという懲罰を与えられて地上に放逐されています。
    まさに試練を与えられたのです。
    けれどスサノヲは、降りた地上で困っている人たちを見て立ち上がり、ついにはヤマタノオロチを退治して、玉鋼(たまはがね)で造った名刀、草那芸之大刀(くさなぎのたち)を得て、これを高天原に献上しています。
    この大刀が、いまも続く三種の神器の中のひとつです。
    そしてスサノヲは、愛する妻とともに須佐に都を開いて幸せに暮らします。

    それはまるで、痛快で破天荒な主人公が困難な試練に立ち向かい、最後にはすべてに打ち勝って美女を手に入れて祝福のハッピーエンドを迎えるといった、ハリウッドの英雄物語のフルカラーの映画を観ているかのような物語です。

    まだ映像技術がなかった時代に、どれだけ多くの子達が、このスサノヲの物語に勇気づけられ、また大人になってからも苦難に打ち勝つ強い精神性を手に入れていたか。
    そう考えますと、我が国におけるスサノヲ人気が、なるほどと納得できる気がします。

    特に男性の場合、ある程度、歳を重ねて人生を振り返ると、世間で人生の成功者と言われる人であっても、本人自身の正直ベースでは恥ずかしこと、呪わしいこと、反省することばかりなものです。
    イーロン・マスクのような世間的に大成功をおさめた超人であっても、自分では失敗の連続であったといいます。
    意外と現実はそんなものなのだと思います。
    人は誰もが、七転八倒しながら生きているのです。

    上辺では「自分は過去からずっと立派だった」と胸を張っていても、それこそ閻魔様の前に出れば、裁かれるようなことばかりです。
    なぜなら、人が生きて何事かを為すということは、常に問題の連続であるからです。
    けれども、問題が起きるということは、物事が動いている証(あかし)です。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
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