• 頼朝はなぜ鎌倉に幕府を開いたのか


    頼朝が幕府を中央から遠く離れた鎌倉に置いた理由。
    それは、新田の開墾百姓たちにとっての鎌倉の権威の確立によって、流血を防ごうとした。
    それは縄文以来の、流血を嫌う日本人の古くからの知恵に基づくものであったのです。

    伊勢神宮の御稲御倉(みしねのみくら)
    20210221 御稲御倉
    画像出所=https://twitter.com/hashtag/%E5%BE%A1%E7%A8%B2%E5%BE%A1%E5%80%89
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    小名木善行です。

    「頼朝はなぜ鎌倉に幕府を開いたのか」

    この問題を解くにあたっては、いつくかの前提となる事実を思い出しておく必要があります。
    それは、
    1「みやこ」とは何か
    2 源氏とは何か
    3 平家とは何か
    の3つです。

    まず、「みやこ」とは何かです。
    大和言葉で「みや」というのは、大切な場所のことを言います。
    ですから神社などは、みんな「みや」です。
    そして「こ」とは米蔵(こめぐら)のことを言います。
    つまり「みやこ」とは、もともとは「大切な米蔵」を意味した言葉です。

    我が国は、初代神武天皇が橿原(かしはら)に「みやこ」をつくり、そこに全国から持ち寄ったお米を蓄え、天然の災害などで困った地域があったら、そこからお蔵米を放出して、困った人たちを助ける、というところから出発しています。
    いわばクラウド(民衆)ファンディング(資金調達)をお米で行ったようなものです。
    そのためには、中央にいつでも出庫できる大きなお米の貯蔵場(米蔵)が必要です。
    これが「みやこ」の事始めであり、日本建国の原因であり理由です。
    それが紀元前7世紀の出来事です。

    漢字の伝来は、早いもので1世紀、本格的な漢字の日本語への採用は7世紀のことです。
    つまり千年の間があります。

    「都」という漢字のもともとの意味は、「多くの人が集まる場所」という意味です。
    千年という時の経過とともに、もともとは単に米庫を意味した「みやこ」という大和言葉が、次第に天皇の御在所として国の中心となり、多くの人々の集まる経済と文化の中心地となりました。
    そこで「みやこ」という大和言葉に近い意味を持つ漢字の「都」が当てられるようになりました。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
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