• 硫黄島総指揮官栗林忠道中将の決別電報


    第81回 倭塾開催 令和3年3月21日(日)13:30開講 場所:東京・富岡八幡宮・婚儀殿

    国の為重きつとめを果し得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき
    仇討たで野邊には朽ちじ吾は又 七度生れて矛を執らむぞ
    醜草の島に蔓(たづ)るその時の 皇国の行手一途に思ふ

    20170306 栗林忠道
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています)



    人気ブログランキング
    応援クリックこちらから。いつもありがとうございます。

    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    3月16日は、硫黄島の戦いで栗林忠道兵団長が、決別電報を打電した日です。
    涙なくして読めない、その電文の全文をご紹介します。
    日本男児であれば、一度は読むべき電文であると思います。

    はじめに、いつものようにねず式で現代語訳します。
    そのあとに原文を掲載します。
    なお、原文の漢字は新字体に直しています。

     ***

    硫黄島総指揮官栗林忠道中将の決別電報

    (硫黄島の)戦局はついに最後の瀬戸際となりました。
    敵がやってくるとわかって以来、
    指揮下にある将兵の敢闘は、
    まことに鬼神さえも哭(な)かしむるものでした。

    想像を越えた物量的優勢で行われる陸海空の攻撃に対し、
    あたかも徒手空拳同様の装備でありながら
    よくここまで健闘を続けたことは、
    私のいささかのよろこびとするところです。

    しかし、あくなき敵の猛攻に味方は相次いで倒れ、
    ご期待に反して
    この要地を敵手に委ねる状況になったことは
    慚愧(ざんき)に堪えません。
    いくえにもお詫びを申し上げます。

    いまや、矢弾(やだま)尽き、水涸(か)れました。
    これから残った全員で最後の反撃を行ないます。
    いま、あらためて皇恩を思い、
    骨を粉にし、身を砕(くだ)きます。
    ここに一切の悔いはありません。 

    硫黄島は、これを奪還しない限り、
    皇土は永遠に危険にさらされるとこを思い、
    この先は、魂魄となっても誓って、
    皇軍の捲土重来(けんどちょうらい)の魁(さきがけ)となります。

    ここに最後のときにあたり、
    重ねて真心を披歴するとともに、
    ひたすら皇国の必勝と安泰とを祈念いたしつつ、
    永久(とわ)の国へのお別れを申し上げます。

    なお、父島・母島等については、
    同地にある麾下の将兵らはいかなる敵の攻撃であっても、
    これを断固粉砕することを確信しますので、
    なにとぞよろしくお願い申し上げます。

    最後になりますが歌を詠みました。
    ご笑覧いただき、なにとぞご添削いただければと思います。

    国のため 重きつとめを果し得で 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき
    仇討たで 野辺には朽ちじ吾はまた 七度生れて矛を執らむそ
    醜草の 島に蔓(たづ)るその時の 皇国の行手一途に思ふ




     最新刊
     

    続きを読む
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    \  SNSでみんなに教えよう! /
    \  ねずさんの学ぼう日本の最新記事が届くよ! /

    あわせて読みたい

    こちらもオススメ

検索フォーム

ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

スポンサードリンク

カレンダー

02 | 2021/03 | 04
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

最新記事

*引用・転載・コメントについて

ブログ、SNS、ツイッター、動画や印刷物作成など、多数に公開するに際しては、必ず、当ブログからの転載であること、および記事のURLを付してくださいますようお願いします。
またいただきましたコメントはすべて読ませていただいていますが、個別のご回答は一切しておりません。あしからずご了承ください。

最新コメント

スポンサードリンク

月別アーカイブ

ねずさん(小名木善行)著書

ねずさんメルマガ

ご購読は↓コチラ↓から
ねずブロメルマガ

講演のご依頼について

最低3週間程度の余裕をもって、以下のアドレスからメールでお申し込みください。
テーマは、ご自由に設定いただいて結構です。
講演時間は90分が基準ですが、会場のご都合に合わせます。
E-mail nezu3344@gmail.com

電話  080-4358-3739

スポンサードリンク

コメントをくださる皆様へ

基本的にご意見は尊重し、削除も最低限にとどめますが、コメントは互いに尊敬と互譲の心をもってお願いします。汚い言葉遣いや他の人を揶揄するようなコメント、並びに他人への誹謗中傷にあたるコメント、および名無しコメントは、削除しますのであしからず。

スポンサードリンク