• 神話を学ぶ意義とは


    4月17日(土)13時半から第82回 倭塾を開催します。
    詳細は↓から。
    https://nezu3344.com/blog-entry-4847.html


    問題を自分のことと受け止め、その問題を乗り越えるために、自分なりにできる一歩を踏み出していく。
    日々においてできることは、それだけです。
    けれど、その一歩こそが、明日をひらくのだとおもいます。
    私達は、そのために歴史や神話を学んでいるのです。

    202010406 日本神話
    画像出所=https://cultural-experience.blogspot.com/2015/07/blog-post.html
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    日本神話に関するお話を、このブログや講演、あるいは動画などで行っていますが、大切なことは、神話を、ただそのまま信じるのではなく、神話で語ろうとしていることを読み解き、理解する、というところにあると思います。

    実はこのことは、幼児でもしていることです。
    たとえば、因幡白兎(いなばのしろうさぎ)という神話があります。
    うさぎが沖合の島から海を渡ろうとして、ワニを騙すのです。
    するとワニは怒って、うさぎの皮を剥(は)いでしまう。
    だから
    「ウソをついてはいけませんよ」
    と教わる。

    物語に書かれていることは、うさぎがワニを騙したこと、皮を剥がれたことだけです。
    だから「ウソをついてはいけませんよ」というのは解釈です。
    人は、その解釈から学びを得ています。

    さらにオトナになって神話を読むと、実は因幡白兎(いなばのしろうさぎ)の神話は、大国主神話の中のごく一部の物語であることがわかります。
    そして我々は、そんな大国主神話の全体のストーリーからも多くの学びを得ることができ、かつ、その部分としての因幡白兎(いなばのしろうさぎ)の物語にしても、もしかするとここに書かれたうさぎというのは、動物のうさぎのことではなく、またワニというのも、漢字で和迩と書かれていて、もしかするとこれはアウトリガー付きの双胴船のことなのかもしれないなどと、さまざまな意見を持つことができるようになります。

    そしてそこから大国主神話を通じて古事記が伝えようとしたことは、商業物流中心の社会体制から、生産者中心の社会体制へのシフトによる、国民生活の安定化という、きわめて大きな政治的ねらいであり、我が国が求めてきた社会体制の本質であったのかもしれないといったことを理解します。

    こうしたことを、昔の人は、「古事記には七つの読み方がある」などと言って伝えてきました。
    要するに、文字の表面をなぞっているだけ、あるいは表面上のストーリーを追いかけるだけでなく、そこからさらにもっと大きな、もっと深い学びを得る。
    そういうことが大事だし、またその姿勢こそが、学問をするうえでもっとも大切なことであるとしてきたわけです。


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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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