• 権力を抑える正義の力とは


    4月17日(土)13時半から第82回 倭塾を開催します。
    詳細は↓から。
    https://nezu3344.com/blog-entry-4847.html


    我々日本人が、霊(ひ)の存在をたいせつなものとしてきたという歴史伝統文化を思い出すとき、それは他人の命も人生も公然と蹂躙する悪の権力を抑える、唯一の正義の力を手に入れることになるのです。これが、これからの世界を変える究極唯一かつ最大の力です。そしてその正義は、縄文以来の日本の歴史の中にあります。

    20210329 壇ノ浦の戦い1
    画像出所=https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A3%87%E3%83%8E%E6%B5%A6%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    昨日のお話「源平桃と日本の護り」を、すこし掘り下げたいと思います。

    平家というのは、皇室を尊崇し、また水軍を伴ったということから海の神様である宗像三神をとても尊崇した一門です。
    そのために瀬戸内の小島で、かつ神聖な神様の島とされて小さな祠(ほこら)があった宮島に、いまも残るあの厳島神社を建造したりしています。

    厳島神社が建造された年は、不思議な符丁でパリのノートルダム大聖堂の工事が行われたのと、同じ時期にあたります。
    ノートルダム寺院も石造りですが、厳島神社もまた石造りの土台で、この土台は満潮時には海に沈みます。
    建物は、その上に載っている形になっていて、満潮時には社殿自体が海に浮かぶという構造になっています。
    しかも、海ですから波をかぶる。
    その波のエネルギーを、床板の隙間で巧妙に逃して建物を護るという、実に巧妙な仕掛けの建造物になっています。

    御祭神は海神の宗像三女神で、平家一門が行ったのが、有名な平家納経。
    この納経がまたすさまじくて、絵巻物にお経を書写するのですが、筆字ですから、一文字でも間違えれば取り返しが付きません。
    それを一文字の間違いもなく、きれいに写経し、しかもそれを平家一門の主だった公達全員が、それぞれ一巻を担当するという、前代未聞の納経であったわけです。

    つまりそれだけ平家の一門は宗像三神を尊崇したのであって、それだけ真剣に、しっかりと宗像三神を尊崇した平家が、その宗像三神が護る海で、全員が没して亡くなるという結果に至っているわけです。

    しかもこの壇ノ浦の戦いが、どうにも腑に落ちない。
    平家はもともと水軍であり、海での戦のプロ集団です。
    一方、源氏は、もともと陸軍であって、海での戦いは不利な集団です。

    この二つが流れの早い海峡である壇ノ浦で激突したわけですが、午前中は潮が平家側から源氏側へと流れていたために、戦いは完全に平家有利の戦いとなりました。
    ところが昼過ぎから、潮の流れが逆転し、源氏が潮の流れに乗って平家に襲いかかるという形になりました。
    さて、こうなったとき、みなさまが平家側の指揮官だったら、どのように平家方の船や兵を動かすでしょうか。

    あたりまのことですが、海流が逆転して戦いが不利になったのなら、船舶の機動力を活かして、そこはいったん退散する・・・というのが水軍のセオリーです。
    だいたい、潮の流れというのは、川の流れと同じで、これは人力ではどうにも抗しがたい。
    不利な戦いであれば、海は広いな大きいな、なのですから、さっさとその場を後にして、逃げてしまえばよいのです。
    それが機動力を活かした水軍の戦い方です。

    まして平家の側には、安徳天皇も船中においでになられるのです。
    みかどの安泰のためにも、潮目が代わったのなら、さっさとその場を離れて移動し、体制を整えて、海戦に不慣れな源氏を、あとで殲滅すればよいのです。


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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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