• 災害対策と日本


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    日本の海水浴場は、どこも、いつでもきれいです。
    もちろん、現地の人たちがゴミ拾いをしてくれていることもありますが、ほとんどの海水浴客は、ゴミを自分で持ち帰ります。
    なぜなら、それがマナーだし、みんながそうしているからです。
    ひとりひとりができることの積み重ね。
    千里の道も一歩から。
    積小為大。
    日本は、そうしなければ、天然の災害によってすべてが焼き尽くされる。
    そういう神の国でもあるのです。

    20190407 大阪の海抜地図
    (画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
    画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)



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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    トップにある図は、国土地理院が発行している近畿地方のデジタル標高地図です。
    ネットでお近くの地図を見ることができると思います。
    http://www.gsi.go.jp/kankyochiri/Laser_map.html

    地図で水色や青色に見えるところは、海抜3メートル未満のところです。
    そこは、新しく埋め立てられた土地であったり、河川の土砂が積もって平野になったり、あるいは開拓によって、海から土地に変わったところで、いまから6千年くらい前には、すべて海の中だったところです。

    真ん中あたりに黄色いところが上向きのまるで指先のように伸びていますが、ここは偏西風の影響で沿岸州(えんがんす)が発達した砂州だったところです。
    その東側にあるのが河内潟で、この潟は5世紀頃に砂州が北に伸び切って海水の流入がさえぎられて河内湖となりました。
    これによって河内湖は淡水湖になるのですが、仁徳天皇の時代に大規模な土木工事が行われて、あたり一帯が広大な水田地帯になりました。

    我が国における天皇は、シラス存在です。
    シラスというのは、今風に言えば「示す」ということで、人々や政治などの方向をお示しに成るわけです。

    たとえば「河内湖を埋め立てる土木工事を行い、広大な水田を手に入れて人々が安心して暮らせるようにせよ」と天皇が示されたとします。
    すると、そのことが時の朝廷が行わなければならない政治課題となるのですが、この政治課題というのが、いまとはかなり概念が異なります。

    記紀を学ぶとわかるのですが、天皇がお示しになられたことというのは、すでに起きた結果と理解されていたのです。
    たとえば、天皇が「河内湖を水田に」との詔を発せられた場合、その時点で湖である河内湖は、すでに埋め立てられて青々とした稲穂の稔る大水田地帯となっているのです。

    すでに結果が出ているのですから、時の朝廷はもちろん、民衆もまた一緒になって河内湖を埋め立て、そこに広大な水田地帯を築きます。
    これは必ずできる(なしうる)ことです。
    なぜなら、詔が発せられた時点で、すでに広大な水田のある未来が確定しているからです。

    このとき注意すべき点は、実際に土木工事を行うのが民衆だということです。
    民衆は、天皇の「おほみたから(大御宝)」です。
    ですから、隋の煬帝が100万の民衆を使役して行った京杭大運河(けいこうだいうんが)のように、民衆の都合など一切関わりなく、また使役された民衆の食事やトイレ、宿所の手配など、一切行うことなく、女子供に至るまでムチでしばきあげて倒れて死ぬまで無理やり働かせ続けるなどいった乱暴なことはできません。

    土木工事ができるだけ合理的に進むように事前に入念に計画し、農閑期を利用し、日当を支払って民衆に働きに来てもらい、食事や宿所、トイレまで遺漏なく手当して工事を進めるのです。
    そしてこの工事遂行の一切の責任は、その工事の責任者である朝廷が負担しました。



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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』
『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』
最新刊
『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』
『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』

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