• 関東軍防疫部のお話


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    20170526 細菌
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    歴史を学ぶことでネガティブをポジティブに
    小名木善行です。

    今日のお話も、毎年この時期に掲載しているものです。
    ちなみにこのお話はyou○ubeの動画でもお話しましたが、昨今のyou○ubeは検閲が激しく、動画は削除になってしまいました。
    ですので、31は3|と伏せ字を用いて記述しています。

    さて、73|部隊は、昭和11(1936)年に、当時の関東軍板垣征四郎参謀長によって「関東軍防疫部」として発足した機関です。

    部隊長の石井四郎軍医中将が、千葉県山武郡芝山町加茂の出身で、同郷者の出身者が当初数多くいたことから、初期の頃は加茂部隊と呼ばれたりしていました。
    そしてこの「関東軍防疫部」には、「関東軍・軍馬防疫廠」も併設されていました。
    つまり軍馬の防疫も所轄していたのです。

    この二つが、昭和15(1940)年に統合されて、「関東軍・防疫給水部」となりました。
    これが通称「満州第73|部隊」と呼ばれる部隊です。

    この部隊の、最初の大手柄となったのが、ノモンハン事件(昭和14年)です。
    このとき石井軍医中将は、特殊な技術の石井式濾水機を考案し、現地での給水活動にあたりました。
    御存知の通り、大陸では洋の東西を問わず、糞尿を川にそのまま垂れ流す風習があります。

    この習慣は、実はたいへん恐ろしい習慣です。
    過去においては西洋もペストの大流行によって、人口の3分の1が失われています
    このことは、Chinaにおいてもまったく同じで、たとえば明治27年(1894)の日清戦争のときには、この戦争による日本の戦傷病死者1万7069名のうち、なんと69.7%にあたる1万1894名が、Chinaでの疫病感染によって死亡しています。

    このため日本では、Chinaでの感染症罹患者のために、大本営のあった広島に専用の収容施設を作ったくらいです。
    そして日本の看護婦の感染による死者の第一号も、この日清戦争中の広島陸軍病院でした。

    ですから日華事変や、その前の満州事変どころか、日清戦争(1894年)、義和団事件(1900年)、日露戦争(1904年)の時代から、大陸に出兵した日本兵の最大の課題は、まさに感染症対策と、感染の心配のない飲料水の確保にあったわけです。

    このことは、世界有数の水資源国である日本に住む日本人には、少々わかりにくいことでもあります。
    日本は国土の表土が常に衛生的に保たれている国です。
    山には森の樹々が茂り、その下の土は腐葉土や岩盤、砂利、粘土層など、幾重にも折り重なった地層があって、雨水は自然濾過され、衛生的できれいな地下水がいたるところで湧きます。

    ちなみに富士山に降り積もった雪が溶けて地下水となり、これが足柄あたりで湧き水となるまでが、約30年です。
    この水は、まことにおいしく、東名高速の足柄SAで、そのまま飲むこともできますが、自然は、それだけ長い時間をかけて、水を清潔で美味しくしてくれているわけです。

    ところが大陸には、まず緑がありません。
    もとはあったのでしょうが、ヒトが火を得るために伐り倒してしまい、このため表土にある栄養のある土も流されてしまって、どこもかしこも黄砂の砂漠ばかり。
    表土にはわずかばかりの草が茂るだけです。



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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: nezu3344@gmail.com
電話:080-4358-3739
出身:静岡県浜松市
住所:千葉県野田市
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「明治150年真の日本の姿」、「日本と台湾の絆」、「奇跡の将軍樋口季一郎」、「南京事件は4度あった」、などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。
日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
《著書》
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』
『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦
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